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1/14今回はセルジオ・ザーリさん(1949年生まれ)と、彼の愛車「フィアット・パンダ4×4カントリークラブ」から、フィアットの進むべき姿のひとつを探ってみた。
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2/14カステッリーナ・イン・キャンティのワイナリー「ラ・クローチェ」の畑にたたずむ「パンダ4×4」。
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3/14セルジオさんの甥(おい)のシルヴィオさん。手にしているキャンティ・クラシコをはじめとするワインのほか、エキストラバージンオリーブオイルも手がける。
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4/14走行距離は22万kmをとうに過ぎているが、ギブアップする兆候は一切ない。
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5/14「カントリークラブ」は、当時「パンダ4×4」に存在した上級バージョンである。パテによる補修に、セルジオさんのいたわりを感じる。
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6/14テールゲートの「Panda」のプレスは、2024年「グランデパンダ」のサイドに意匠として再現されている。DIYによりFRP補修されたバンパーにも注目。
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7/14リアウィンドウには新車当時のスローガン「Facile, con Panda(パンダとなら簡単)」のステッカーが。
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8/14「フィアット1100」。これは最終型である1962年から1966年の「1100D」。
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9/14作業場の延長感あふれる室内。意外にもパワーウィンドウである。
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10/14「古いけど、好きな姿勢で座れるので、実はとても快適なんです」とセルジオさん。
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11/14後席は荷室としてフル活用しているので、たたんだままである。
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12/14「パンダ4×4」は、他国の営林局や山岳地方の公共サービス企業などからも好評を得た。「カントリークラブ」仕様は、後年「4×4トレッキング」と改名されて生き延びた。
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13/143500本あるオリーブの木の間を回るのにも、「パンダ4×4」を活用する。
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14/14農園の入り口で。セルジオさんとシルヴィオさん、そして30年来の相棒になる「パンダ4×4」。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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