-
1/211963年の全日本自動車ショウに出展されたもののプロトタイプのみで終わった「ルーチェ」。世に出たジウジアーロ(名義はベルトーネ)の作では初となる4ドアセダンだった。ボディーサイズは当時の小型タクシー規格(全長4m、全幅1.5m以内)に収まる全長×全幅×全高=3960×1480×1385mm。パワーユニットは993ccと1484ccの直4 OHVが予定されていた。
-
2/21「ルーチェ」の発表当時、唯一マツダがラインナップしていた小型乗用車である「キャロル600」。軽乗用車である「キャロル360」のボディーを4ドア化し、600ccに拡大した総アルミ製の直4 OHVクロスフロー、ヘミヘッドという高級な設計のエンジンをリアに積んでいた。
-
3/211964年10月に発売された「ファミリア4ドアセダン」。約1年前に4ナンバーの商用バンから始まったファミリアのセダン。全長×全幅×全高=3700×1465×1385mmというボディーに先の「キャロル600」と基本的に同じ設計の800ccエンジンを搭載。ただしこちらはFRだった。
-
4/21プロトタイプの「ルーチェ」が狙っていた市場のリーダーだった「ダットサン・ブルーバード」(410型)。ルーチェとほぼ同じサイズのボディーに1/1.2リッター直4 OHVエンジンを搭載。ルーチェを手がけたベルトーネと並ぶ名門カロッツェリアであるピニンファリーナが原案をデザインした。
-
5/21マツダの依頼によりベルトーネ(ジウジアーロ)が製作したデザインスタディー「S8P」。400cc×2のロータリーエンジンで前輪を駆動するFFサルーンで、1964年7月にマツダに到着した。
-
フェラーリ の中古車webCG中古車検索
-
6/21市販型「ルーチェ」の開発中に、マツダのデザインルームで独自に進められていたデザイン案による試作車。
-
7/211966年8月に発売された「ルーチェ1500デラックス」。既存の1.5リッター級より大きいボディーは、「S8P」をベースに社内でリデザイン。そのアレンジは大成功で、個人的には世界で最も美しいサルーンと思っている。
-
8/211967年に追加された「ルーチェ バン デラックス」。日本ではマツダの販売政策上4ナンバーの商用バンのみだったが、海外ではワゴンとして販売された。サルーンに勝るとも劣らぬ美しいワゴン。
-
9/211969年に市販化された「ルーチェ ロータリークーペ」。全長×全幅×全高=4585×1635×1385mm、ホイールベース=2580mmというサルーンより200mm以上長く、わずかに低いボディーに655cc×2の13A型ロータリーエンジンを積み、前輪を駆動する。
-
10/211972年11月にフルモデルチェンジした「ルーチェ ハードトップGS II」。12Aロータリーエンジン搭載の、発売当初のトップグレード。
-
11/21セダンボディーに同じく12Aロータリーユニットを積んだ「ルーチェGR」。全長×全幅×全高=4240×1660×1410mm、ホイールベース=2510mmというボディーサイズは先代より全長が130mm短かった。
-
12/211973年に追加された13Bロータリーユニット搭載の「ルーチェAPワゴン」。写真は1975年に実施されたフェイスリフト以降のモデル。
-
13/211975年のフェイスリフトで、セダンとハードトップのマスクが共通化された。前後してデビューした「コスモAP」に通じるイメージだ。
-
14/211977年10月に登場した「ルーチェ レガート4ドアハードトップ」。フロントマスクは米車風、サイドビューは4ドアピラードハードトップの先鞭(せんべん)をつけた「トヨタ・クラウン」のそれによく似ていた。
-
15/211979年のフェイスリフト以降のセダン。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4665×1690×1385mm、ホイールベース=2610mmで、先代と比べホイールベースは100mm、全長は400mm以上延びている。
-
16/211981年10月に3代目「コスモ」の兄弟車となって登場した4代目「ルーチェ」の4ドアハードトップ。直線基調の鋭角的なデザインのボディーに、コスモのリトラクタブルヘッドライトに負けず個性的なマスクを持っていた。
-
17/21「サルーン」と称した4代目のセダンは、6ライトのサイドウィンドウが特徴。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4640×1690×1410mm、ホイールベース=2615mmで、実質的に先代と変わらず。
-
18/211986年9月に登場した5代目にして最終世代となる「ルーチェ」の4ドアハードトップ。ボディー下半分をとり囲む「サッコプレート」(メルセデスのデザイナーだったブルーノ・サッコが考案した樹脂製のプロテクションモール)風の処理が、メルセデスとの近似性を強調している。
-
19/215代目「ルーチェ」のセダン。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4690×1695×1425mm、ホイールベース=2710mmで、ルーチェ史上最も大きく、居住空間も広かった。
-
20/21登場時のトップグレードだった「4ドアハードトップ ロイヤルクラシック」のダッシュボードとインテリア。バーガンディーというよりワインレッドのカラー、モケット張りのシート、デジタルメーターなど典型的な1980年代の国産高級車の雰囲気。
-
21/211991年5月に登場した「センティア」。ボディーは4ドアハードトップのみで全長×全幅×全高=4925×1795×1380mm、ホイールベース=2850mmと大幅に拡大。エンジンも2.5/3リッターのV6 DOHCという3ナンバー専用車となった。

沼田 亨
1958年、東京生まれ。大学卒業後勤め人になるも10年ほどで辞め、食いっぱぐれていたときに知人の紹介で自動車専門誌に寄稿するようになり、以後ライターを名乗って業界の片隅に寄生。ただし新車関係の仕事はほとんどなく、もっぱら旧車イベントのリポートなどを担当。
フェラーリ の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
新生アルピナは成功するか? その将来とBMWとの関係について考える 2026.6.1 具体的なデザインスタディーも公開され、いよいよ市場展開が見えてきた新生アルピナ。将来的な成功の“確度”やいかに? BMWによる新たなアルピナ像について、両ブランドに詳しい西川 淳が詳しく解説する。
-
つまずきを糧に成功をつかみ取れ! 新型「CX-5」に宿るマツダの変革と覚悟 2026.5.29 既存のマツダ車とは一線を画す乗り味で、メディアをおどろかせた新型「マツダCX-5」。マツダの最量販車種は、なぜ3代目で大転換を迫られたのか? 賛否両論を巻き起こした“あのクルマ”との関係は? 新しくなったCX-5に宿る、マツダの覚悟と変革に迫る。
-
「日産テラノ」がPHEVで復活 往年のビッグネームを継承するSUVの特徴を分析する 2026.5.28 日産自動車が「北京モーターショー2026」で、往年のビッグネームを継承する新型SUV「テラノPHEVコンセプト」を世界初公開した。初代「テラノ」で採用された「3スロット」を想起させる車両のデザインに加え、日産が新型テラノで狙うグローバル戦略に迫る。
-
まさしく桁違いの1169PS&2000N・m 新型「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」が搭載する数々の新機軸 2026.5.27 2025年発表のコンセプトカー「メルセデスAMG GT XX」が新型「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」として正式にデビューした。その中身は100%電気自動車であり、上位グレードは最高出力1169PSという途方もないスペックを誇る。技術的ハイライトを解説する。
-
買った後にもクルマが進化! トヨタ&GAZOO Racingが提供するアップデートサービスのねらいと意義 2026.5.25 GAZOO Racingが「トヨタGRヤリス/GRカローラ」の新しいソフトウエアアップデートを発表! 競技にも使える高度な機能が、スマートフォンのアプリで調整できるようになった。その詳細な中身と、GRがオーナーに提供する“遊びの機会”の意義を解説する。
新着記事
-
NEW
どうしてピアノブラックの内装材は多用されるのか?
2026.6.2あの多田哲哉のクルマQ&Aよく目にするピアノブラックの内装材は、「キズや脂汚れが目立つ」などネガティブな評価もしばしば。それでも多用されているのはなぜか? 車両開発者の多田哲哉さんに聞いてみた。 -
NEW
BSAゴールドスター650(5MT)【レビュー】
2026.6.2試乗記かつて一世を風靡(ふうび)した英国の名門、BSAが復活! 新生第1号モデルである「ゴールドスター650」は、クラシックで優雅なお散歩バイク……と思いきや、ツインカムの大排気量シングルで、ライディングも前のめりに楽しめるマシンに仕上がっていた。 -
レストモッドがイメージ 特別なオニツカタイガーの魅力に迫る
2026.6.1オニツカタイガーの新作ドライビングシューズを知る<AD>オニツカタイガーが、“レストモッド”と呼ばれるクルマのレストア&カスタム手法に着想を得たドライビングシューズを発表。4タイプ製作された、「MEXICO 66 DRIVING」のスペシャルバージョンの魅力に迫る。 -
新生アルピナは成功するか? その将来とBMWとの関係について考える
2026.6.1デイリーコラム具体的なデザインスタディーも公開され、いよいよ市場展開が見えてきた新生アルピナ。将来的な成功の“確度”やいかに? BMWによる新たなアルピナ像について、両ブランドに詳しい西川 淳が詳しく解説する。 -
ホンダCR-V e:HEV RSブラックエディション(4WD)【試乗記】
2026.6.1試乗記「ホンダCR-V」がフルモデルチェンジ。新型は適切なボディーサイズと高品質な内外装を持ち、乗れば最新のホンダ車らしい気持ちよさが味わえる。ただし、その月販目標は400台。ちょっと弱気ではあるものの、周辺事情にも考えを巡らせると極めて妥当な数字にも思えてくる。 -
日産リーフB7 G(前編)
2026.5.31思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「日産リーフ」に試乗。初代のデビューから15年余りを経て生まれた3代目はスタイリングも中身も刷新。苦境にある日産を立て直す重責を担っている。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。
注目の記事
-
最新のランボルギーニを九州でドライブ。45組90名に贈られる無料招待制の特別ツアーとは? 特集 -
オニツカタイガーが新たに提案する特別なドライビングシューズとは? その特徴を解説する。 特集 -
品質の高さと確かな保証でカーライフに寄り添う「レクサス認定中古車CPO」。その魅力を探る。 特集
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキングルーチェ
-
フェラーリが初のフル電動モデル「Luce(ルーチェ)」を世界初公開 2026.5.26 自動車ニュース -
第104回:「フェラーリ・ルーチェ」のインテリア革命(前編) ―元アップルの2人が放ったデジタル至上主義への一撃― 2026.3.11 エッセイ -
第105回:「フェラーリ・ルーチェ」のインテリア革命(後編) ―いきすぎたタッチパネル万能主義に物申す!― 2026.3.18 エッセイ -
イタリアの跳ね馬はiPhoneになる!? フェラーリはなぜ初BEVのデザインを“社外の組織”に任せたか? 2026.2.16 デイリーコラム -
フェラーリが新型BEVの車名を「ルーチェ」とすると発表 あわせてインテリアも公開 2026.2.10 自動車ニュース





























