レクサスGS F(後編)

2016.06.16 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTやD1グランプリなど、数々のモータースポーツシーンで活躍中のレーシングドライバー、谷口信輝が、歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす! 今回も引き続き、「レクサスGS F」に試乗する。5リッターの自然吸気V8ユニットを搭載するハイパフォーマンスレクサスは、いったいどんなドライバーにお薦めなのか。谷口が指南する!

積極的に走りたいオトナなドライバー氏へ

前編で谷口信輝がレクサスGS Fの足まわりを表現するときに持ち出した「管理職が情報を握りつぶして社長に伝えない」というたとえ話は、谷口が厳しい評価を下した「メルセデス・ベンツC200アバンギャルド」に試乗したときに語った内容とまったく同じ。果たして、谷口はGS Fのどこが気に入らなかったのだろうか?

「あ、それは全然違いますよ」と谷口。「僕は全然、レクサスGS Fを酷評するつもりなんかありませんし、もし知り合いから相談されたら積極的に薦めますよ、GS Fのことを……」

では、どうしてそんな表現を持ち出したのか? 「僕自身はレーシングドライバーだから、いつだってタイヤと会話しながら走りたいと思っています。そういう人にとっては、快適性を優先してタイヤからの情報を一部ドライバーに伝えないGS Fは物足りない部分もある。でもね、僕よりもっとオトナの人だったら、余計な情報はシャットアウトしたGS Fみたいなクルマのほうが乗りやすいってこともあるだろうし、それはそれで全然構わないんです」

とはいえ、サスペンションが柔らかければステアリングのレスポンスもあまりシャープではないはず。「いやいや、そんなことないですよ。GS Fのステアリングレスポンスはそれなりに鋭いから、走りを積極的に楽しみたい人だって不満を抱かないと思います。それに走りの質感だって高いし、なにより快適です」

それでは、GS Fはどんなタイプの人にお薦めなのだろうか? 「そんなに若い人じゃないでしょうね。どちらかといえば落ち着いたタイプの人だろうけれど、クルマを単なる移動の道具とは考えずに、自分でクルマを運転するのが好きな人ですよね。さすがに、現在進行形でサーキット通いはしていないかもしれないけれど、昔取ったきねづかみたいな感じで、いまでも時には走りに行きたいなんて人にぴったりなんじゃないんですか?」

 
レクサスGS F(後編)の画像 拡大
 
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レクサスGS F
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4915×1855×1440mm/ホイールベース:2850mm/車重:1830kg/駆動方式:FR/エンジン:5リッターV8 DOHC 32バルブ/トランスミッション:8段AT/最高出力:477ps(351kW)/7100rpm/最大トルク:54.0kgm(530Nm)/4800-5600rpm/タイヤ:(前)255/35ZR19 (後)275/35ZR19/車両本体価格:1100万円
レクサスGS F
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4915×1855×1440mm/ホイールベース:2850mm/車重:1830kg/駆動方式:FR/エンジン:5リッターV8 DOHC 32バルブ/トランスミッション:8段AT/最高出力:477ps(351kW)/7100rpm/最大トルク:54.0kgm(530Nm)/4800-5600rpm/タイヤ:(前)255/35ZR19 (後)275/35ZR19/車両本体価格:1100万円 拡大
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