第6回:キャデラックの旗艦「CT6」でドライブ!
アメリカを求めて2人の編集部員はどこへ?
2017.03.24
キャデラックCTSセダン日常劇場<PR>
約2カ月にわたってお送りしてきた「キャデラックCTS日常劇場」もいよいよ大詰め。今回、ドライブに連れ出したのは「キャデラックCT6プラチナム」。全長5190mm、全幅1885mmを誇る、キャデラックのフラッグシップセダンである。2人の編集部員が、アメリカの空気を求めて出掛けた場所とは?
住宅街でもスイスイ走れる
藤沢:まずいな。ほった先輩と待ち合わせた時間に間に合わない。そうだ、Apple CarPlayを活用してみるか。Hey! Siri!
Siri:ご用件は何でしょう?
藤沢:webCGほったさんにメッセージ!
Siri:かしこまりました。どのような内容ですか?
藤沢:「渋滞でちょっと遅れます」
Siri:送信いたしました。
藤沢:これでひと安心。こういった先進機能にいち早く対応したキャデラックに感謝しなくては。えーと、この路地を左折して、ここを右折してと。おや、あのシルエットは……。
ほった:お待ちしておりました。
藤沢:おはようございます。本日のパートナーは、CT6プラチナムでございます。あまりのカッコよさにひれ伏してもいいですよ。ところで、ドライブの行き先については、ほった先輩に妙案があるとか?
ほった:任せてください。それではSiriに頼んで住所を入力しますね。フッフッフッ、私のデジタル対応力も少しずつ成長しているのですよ。
藤沢:全然難しくないですけどね。行き先は東京都福生市? ま、出発しましょう。ところで、CT6プラチナムはキャデラックのフルサイズセダンと聞いて、わりとビビッていたのですが、やけに運転しやすいですね。ほった先輩の住んでいる、武蔵野市の住宅街でも、何の不安もなく運転できました。
ほった:そこに気が付くとはお目が高い。実はわれらがCT6プラチナムには、後輪操舵システムの「アクティブリアステア」が標準装備なのです。クイッと曲がれるので、細い路地でもドントコイなのですよ。あと、ボンネットの端に起伏があるので、車両感覚がとてもつかみやすいクルマなのです。
藤沢:なるほどなるほど。あと、出発前に試したのですが、リアシートがすごいですよ。フカフカという表現はこのシートのみに用いられるべきです。編集部のイスがこれだったらいいのに。あと、エンジンのフィーリングにしびれました。スムーズに回るし、トルクがモリモリとわいてきます。
ほった:この3.6リッターV6自然吸気エンジンは、けだし名機といっていいでしょう。日本に導入されているキャデラックの中ではCT6プラチナムにしか搭載されていません。このフィーリングを味わえただけで今年の運は使い果たしたと思ってください。グハハ。
藤沢:左様ですか……。
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クルマもハンバーガーもフルサイズ
藤沢:あ、目的地につきましたよ。えーと、「デモデダイナー」?
ほった:ささ、降りて降りて。本日の目的はここでハンバーガーを食べることですよ。
藤沢:普段から「昔のアメ車のイメージでいまのキャデラックを語るやつは×××してやるぜ、ベイビー!」とか言ってるわりに、ずいぶん“古きよきアメリカ”風な店構えのところを選ぶんですね。CT6プラチナムはキャデラックの新世代商品群の第1弾なんですよ!
ほった:細かいことを気にしていると、ビッグになれませんよ。すいませーん、これとこれをお願いします。
藤沢:(僕の好みとか聞かないのかね、この人は……)
お店の人:お待たせいたしましたー♪ 「福生2ポンド ビッグタワーバーガー」と「ナイアガラ チーズバーガー」です。
藤沢:何ですか、この福生2ポンド ビッグタワーバーガーとかいうシロモノは。高さが30cm以上あるようですが……。
ほった:2016年に、約6年ぶりに復活したキャデラックのフルサイズセダン、CT6プラチナムでのドライブですからね。さらにFRベースに限れば「フリートウッド」以来、20年ぶりの復活です。ゆえに、今日の目的はフルサイズのハンバーガーを食べることに決めていたのです。キャデラックもハンバーガーもアメリカを象徴する存在ですからね。ちなみにこちらのナイアガラ チーズバーガーはお店の一番人気メニューです。バンズ、パテ、チーズしか見えませんね。「レタスなんてバッタのエサだぜ!」が口癖の藤沢さんはこちらを食べてください。
藤沢:そんなセリフは吐いたことがありませんよ。うん、でもこれはうまい。
ほった:福生2ポンド ビッグタワーバーガーは名前の通りパテが2ポンド(約900g)入っています。しかし、お肉は多ければ多いほどいい、が私の持論ですからね。ふー、満足満足。
藤沢:もう食べたんですか。とはいえ僕もペロリと食べてしまいました。さ、ソロソロおいとましましょうか。
ほった:ワタクシ思うところがありまして、帰り道はCT6プラチナムの後部座席に座らせていただきます。
藤沢:了解です。それでは恵比寿の編集部に戻りましょう。
ほった:CT6プラチナムはリアシートの乗り心地も最高でございます。いいクルマに乗って、うまいものを食べる。これ以上の幸せはありませんな。キャデラックとハンバーガーが輩出したアメリカという国をたたえながら帰りましょう。
藤沢:そうしましょう。ほった先輩もたまにはいいことを言いますね。ところで次の交差点って右でしたっけ? ほったさん?
ほった:ZZZ……。ハッ! 私が眠ったように見えたのは、CT6プラチナムの快適性を、身をもって示したかったからなのです。どうです、言葉で語るのとは説得力が段違いでしょう?
藤沢:左様ですか……。
(文と写真=webCG ほった、藤沢)
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堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
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