東京モーターショー2017

ホンダ・モンキー125:“3ない運動”世代に刺さる

2017.10.26 自動車ニュース 高平 高輝
「ホンダ・モンキー125」
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コミュニケーションカラーだから仕方ないのは分かるが、白っぽいクルマばかりが並んでいるとどうにも落ち着かないオヤジの気持ちをつかんだのが、ホンダ二輪ブースのレトロ、あるいはリバイバル系二輪車だ。

 
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モンキーが帰ってくる

ギラギラしすぎないカラーといい、細部にLEDランプなど現代のパーツを使用しながら、昔のモデルの雰囲気を再現したスタイルといい、「スーパーカブC125」と「モンキー125」は素直に欲しいと思った。

スーパーカブに次ぐホンダのロングセラー、モンキーは2017年夏にいったん生産終了しているが、排ガス規制に対応したエンジンを新たに積んで復活するというわけだ(今のところあくまでコンセプトモデルだが)。モンキーや「ダックス」は“3ない運動”最盛期にバイク年齢に達したわれわれ世代の青春の通過儀礼のようなもので、今ではとんでもない値段で取引されているビンテージものもあるようだが、そこまで払う気はないけれど、胸の中にずっとくすぶるあの思いを実現するのにリバイバル・モンキーはちょうどいい気がする。

先ごろ発売した携帯充電器の「E500」もそうだが、“復刻物”はおおっと目を引くのに比べ、スクーターの「PCX」などはまったくありきたりのデザインに感じるのはオヤジの目が偏っているせいか? そうならいいのだけれど。

(文=高平高樹/写真=峰 昌宏)

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