BEST BUY 2019 ドライブレコーダー | セルスター CS-11FH/CS-21FH/CSD-790FHG
老舗ならではの信頼性 2019.07.01 Gear Up! 2019 Summerセルスター CS-11FH/CS-21FH/CSD-790FHG
オープン価格(実勢価格:CS-11FH=2万円前後、CS-21FH=2万3000円前後、CSD-790FHG=3万円前後)
セルスターはカーエレクトロニクス全般の開発から販売まで幅広く手がけるメーカー。ドライブレコーダーでも老舗の一角で量販店でもなじみの深いブランドである。製造も日本国内の工場で一貫生産され、修理が必要になった場合でも自社対応する万全のアフターサービスで信頼を得ている。
そのセルスターが2019年に送り出した新型ドライブレコーダーは2機種。ひとつがベーシックモデルたるCS-11FHとCS-21FHのシリーズ。どちらも前方のみの録画に徹したエントリーモデルだが、ソニー製Exmor CMOSセンサーを採用した高画質モデルで、前方だけだが駐車監視にも対応する。隠れた特徴としては、ユーザーが不安なく使えることを重視している点。何よりドライブレコーダーとして確実に動作することに重きが置かれているのだ。具体的には、microSDカードのメンテナンスフリー化とスーパーキャパシタの搭載がそれにあたる。まず前者、車載という悪条件の中で書き込みエラーを少なくするためにはSDカードの定期的なフォーマットが必要。だが実際に実施している人はまずいないことを直視したセルスターは、独自のファイルシステムをmicroSDカードに適用することでメンテナンスを不要にするとともにエラー発生率を低減した。後者は何らかの理由で電源ケーブルが外れるなどのトラブルが起きた場合でも録画した映像を正常に保存できるようにした電源のフェイルセーフである。CS-21FHがCS-11FHと異なるのは、GPS受信に対応し6種83基のGPSから位置情報や走行速度、走行軌跡を正確に記録できるようにしたこと。日本製であるほか3年保証が付く点もユーザーにはうれしい。
もうひとつのCSD-790FHGは、2カメラタイプのドライブレコーダー。セカンドカメラはリアウィンドウやサイドウィンドウに装着が可能。フロントカメラと合わせて前後、あるいは前方と側方(片側)の同時録画が可能になる。CMOSセンサーには定評のあるソニーのExmor Rを搭載する、いわゆる“STARVISモデル”なので、夜間はもちろんトンネル内など光量の少ない場所でも、高画質でノイズの少ない鮮明な映像を記録できるのが最大の特徴。夜に強い特性を生かして優れた駐車監視機能も搭載している。エンジンオフ後の最大12時間常時録画をはじめ、イベント録画、移動物をカメラが捉えたときに作動するモーション機能も装備しているので安心だ。対応するGPSは6種76基と豊富で、したがって測位性能も高く、高速道路での逆走防止などの警告機能に利用している。もちろんベーシック機と同様、書き込み記録の確実性を高めるためのmicroSDカードのメンテナンスフリー機能も搭載している。
【スペック】CS-21FH
- 記録画素数:200万画素(フルHD時)
- 撮影素子:ソニー製Exmor CMOSセンサー
- レンズ画角:水平116.3°/垂直59.6°/対角145.1°
- フレームレート:30fps
- 後方録画:─
- 駐車監視:○
- HDR:○
- GPS:○
- モニター:1.44インチ液晶
- 記録媒体:専用microSDカード(8GB)同梱
【スペック】CSD-790FHG
- 記録画素数:(前)200万画素(フルHD時)(後)100万画素(HD時)
- 撮影素子:(前)ソニー製Exmor R CMOSセンサー(後)PIXEL PLUS HD CMOSセンサー
- レンズ画角:水平115.8°/垂直60.2°/対角141.5°
- フレームレート:30fps(前後とも)
- 後方録画:○
- 駐車監視:○
- HDR:○
- GPS:○
- モニター:2.4インチ液晶 タッチパネル
- 記録媒体:専用microSDカード(16GB)同梱
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webCG 編集部
1962年創刊の自動車専門誌『CAR GRAPHIC』のインターネットサイトとして、1998年6月にオープンした『webCG』。ニューモデル情報はもちろん、プロフェッショナルによる試乗記やクルマにまつわる読み物など、クルマ好きに向けて日々情報を発信中です。
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