BEST BUY 2020 ドライブレコーダー | カロッツェリア VREC-DZ700DLC/VREC-DZ700DSC
後方か室内か目的別に選べる2カメラ・レコーダー 2019.12.02 Gear Up! 2020 Winter![]() |
![]() |
![]() |
パイオニア カロッツェリアの2カメラタイプ・ドライブレコーダーは3種。大きく分けて500系と700系がある。いずれも前後同時録画はもちろんのこと、駐車時に盗難などからクルマを守る駐車監視機能を持つドライブレコーダーだ。500系は本体をオンダッシュナビのように置き、前後のウィンドウにそれぞれカメラだけを取り付けるタイプ。対して700系はフロントカメラと一体になった本体をフロントガラスに装着するタイプ。700系は夜間の撮影に強い「ナイトサイト」機能などを持つ高性能タイプでもある。その上級ドライブレコーダー700系にも2モデルがある。VREC-DZ700DLCとVREC-DZ700DSCだ。微妙に異なる型番に加え外観もうり二つの両モデルだが、機能と目的は少し異なっている。それはリアカメラの撮影対象で、DZ700DLCはリアカメラをリアガラスに装着し、自車の後方をメインに撮影。後ろを走るクルマの動きに焦点を当てたモデルだ。対してDZ700DSCは後方用カメラもフロントガラスに装着し主に室内を撮影するタイプ。そのためリアカメラではなくフロアカメラとメーカーでは呼んでいる。室内を撮るといっても乗員を撮影するのが目的ではなく、むしろ車両の外、それも両サイドまで広範囲に撮るというのが最大の目的。走行中は無理な追い越しをかけてくる後方車両の動きを捉え、駐車時にはクルマへのいたずらや車上荒らしをしようと近づく人の様子を一部始終録画できる。つまり、駐車監視に軸足を置いたのがDZ700DSCということになる。
![]() |
![]() |
![]() |
カメラの性能や画質解像度は両機とも共通。フロントカメラの広い対角も特徴だが、車両の後方を撮るリアカメラ/フロアカメラの対角も137度と広く広範囲な撮影ができる。他のスペックは別表のとおりだが、注目したいのは前述した「ナイトサイト」。すべてのカメラのCMOSセンサーに高感度で定評のあるソニー製STARVIS(スタービス)を搭載、従来機に比べて100分の1以下というわずかな光量でも高画質に録画できる。日中のキレのいい映像はもちろんだが、夜間駐車時に威力を発揮するのが強み。通常ならほとんど真っ暗にしか映らない状況下でも周囲の様子がよくわかる映像が撮影できる。
駐車監視機能で気になるのが電力消費。DZ700DLC/DZ700DSCでは衝撃を検知したときだけ起動するのでバッテリーの負荷は軽く、通常の使い方なら24時間/365日稼働させても大丈夫だ。また750mAhの大容量バッテリーを内蔵しているので、車両バッテリーから電源の供給を受けなくても最大で約40分間、衝撃を検知した前後の映像だけを記録することができる。また、スマホとWi-Fi接続すれば撮影した映像を手元でリアルタイムで確認でき、録った映像をスマホ本体に保存する機能も持っている。
前後の映像をしっかり撮りたいならDZ700DLC、駐車時の特に車内監視に重点を置きたいならDZ700DSCと、目的に合わせて選べる高画質ドライブレコーダーである。
![]() |
【スペック】
- 記録画素数:1920×1080(フルHD)
- 有効画素数:約200万画素
- レンズ画角:前:水平130°/垂直68°/対角160° 後:水平112°/垂直58°/対角137°フレームレート:27.5fps
- 後方または室内録画:○
- 駐車監視:○
- WDR:○
- モニター:2.0インチ液晶
- 記録媒体:microSDHCカード(16GB)同梱
→アマゾンで最新価格をチェック カロッツェリア「VREC-DZ700DLC」
アマゾンで最新価格をチェック カロッツェリア「VREC-DZ700DSC」

webCG 編集部
1962年創刊の自動車専門誌『CAR GRAPHIC』のインターネットサイトとして、1998年6月にオープンした『webCG』。ニューモデル情報はもちろん、プロフェッショナルによる試乗記やクルマにまつわる読み物など、クルマ好きに向けて日々情報を発信中です。
-
Gear up! Selection | シノハラタイヤ株式会社 2019.12.2 クルマのなかで、路面と接している唯一の部分であるタイヤ。操縦性や快適性、安全性など、クルマの走りを支える重要なパーツであるからこそ、交換する際は信頼の置けるタイヤショップで行いたい。そこで、技術力とサービス力に定評のあるタイヤのエキスパート集団、「シノハラタイヤ」を紹介する。
-
Gear up! Selection | TEIN/EnduraPro、EnduraPro PLUS 2019.12.2 最も手早く確実に愛車の乗り味を変えられるのが、ダンパーの交換ではないだろうか。その社外品ダンパーの分野に新たな選択肢が増えた。TEINが生み出した、リーズナブルなプライスにして高品質な一般車用ダンパーEnduraPro、およびEnduraPro PLUSである。
-
Wheel Catalog 2019.12.2 “おしゃれは足元から”という言葉があるが、それはクルマとて同様である。いかなるクルマでもホイールを履き替えるだけで、スタイリッシュにも、スポーティーにも、雰囲気を一変させることができるからだ。ここでは、おなじみのホイールブランドによる最新モデルを紹介する。
-
No Garage, No Life! | オーナーのこだわりがつまったエンスー派のガレージ 2019.12.2 もともと手先が器用な人なら、自身の手で整備や修理までやりたくなるのは自然の流れかもしれない。実際にできるかどうかとなると話は別だが、本格的にクルマと向き合っている人もいる。今回紹介するガレージは愛車をいじって遊ぶための空間である。
-
Gear Up! Style #03 | ル・ガラージュ/ドライビンググローブ 2019.12.2 この冬ル・ガラージュが提案するのは、柔らかいラムスキンで作られたドライビンググローブ。外から見るとすっきり細身のシルエットだが、手のひら側にはステアリングを握る際の補強と蒸れ防止が施され、散歩もドライブもシームレスに楽しめる。
-
NEW
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――BMW X3 M50 xDrive編
2025.9.5webCG Movies世界的な人気車種となっている、BMWのSUV「X3」。その最新型を、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? ワインディングロードを走らせた印象を語ってもらった。 -
NEW
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。 -
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】
2025.9.4試乗記24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。