ジャガーFタイプR-DYNAMICコンバーチブルP300(後編)

2021.05.23 池沢早人師の恋するニューモデル 前回、「とにかく足の収まりがいいので安心して飛ばせる」と「ジャガーFタイプ コンバーチブル」のシャシーを評価した漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師。過去、何台ものオープンカーを愛車にしてきたベテランの最終ジャッジは?

オープンでエンジンサウンドも楽しみたい

先ほど、「サスペンションの収まりの良さは抜群で、使いきれるぐらいの程よいパワーも好印象」との感想をうかがいましたが、このジャガーFタイプ コンバーチブルは「全体として高評価である!」と考えてよろしいですか?
「そうですね。しなやかなジャガーらしさを十分に持ち合わせたシャシーに加え、動力性能についても“使いきれる”といったニュアンスの、実にちょうどいいパワー感です」

乗り心地はいかがでしょう。
「これまで繰り返してきたように足まわりは路面の追従性が本当にいいですし、フラット感のある乗り味が実に美味です。スタイリッシュであり、オープンモデルとしてなかなかの完成度だと思います」

では、悪いところはひとつもない──と。
「そうですね。でもまぁ、リクエストがあるとすれば“音”ですかね」

エンジン音や排気音ですか?
「はい。特にエキゾーストサウンドはセンターコンソールのスイッチでボリュームが切り替えられるのですが、もう少し盛り上がりというかドラマ性が欲しいかなと思います」

具体的にはどのあたりになりますか?
「アクセルオフしたときのパパパパンッ! って音は気持ちいいのですが、アクセルを踏んで加速していくときのサウンドに演出や工夫がもうちょっとあるといいな、と」

オープンカーなので、なおさらそう感じるのかもしれませんね。
「そうなんです。オープンで走行しているときほど、いい音をダイレクトに聴きたくなりますし。でもまぁそこは、ジャガーが考える英国の伝統や上品さとの兼ね合いなんでしょう。個人的にはもっとアグレッシブに吠(ほ)えてもいいエンジンではないか、と思います」

漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師先生が「ジャガーFタイプ」のオープンモデル「R-DYNAMICコンバーチブルP300」に試乗。「路面の追従性に加え、フラット感のある乗り味が実にいい」と、その走りを評価した。
漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師先生が「ジャガーFタイプ」のオープンモデル「R-DYNAMICコンバーチブルP300」に試乗。「路面の追従性に加え、フラット感のある乗り味が実にいい」と、その走りを評価した。拡大
「FタイプR-DYNAMICコンバーチブルP300」のシフトレバーまわり。エキゾーストノートのボリュームを変更できるスイッチも備わっている。
「FタイプR-DYNAMICコンバーチブルP300」のシフトレバーまわり。エキゾーストノートのボリュームを変更できるスイッチも備わっている。拡大
【ジャガーFタイプR-DYNAMICコンバーチブルP300】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4470×1925×1310mm/ホイールベース:2620mm/車重:1670kg/駆動方式:FR/エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:8段AT/最高出力:300PS(221kW)/5500rpm/最大トルク:400N・m(40.8kgf・m)/1500-2000rpm/タイヤ:(前)255/35ZR20 97Y/(後)295/30ZR20 101Y(ピレリPゼロ)/燃費:10.7km/リッター(WLTCモード)/価格:1101万円

【取材時の燃費データ】
テスト距離:336.1km(市街地1:高速道路7:山岳路2)/使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費: 9.0km/リッター(車載燃費計計測値)
【ジャガーFタイプR-DYNAMICコンバーチブルP300】
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4470×1925×1310mm/ホイールベース:2620mm/車重:1670kg/駆動方式:FR/エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:8段AT/最高出力:300PS(221kW)/5500rpm/最大トルク:400N・m(40.8kgf・m)/1500-2000rpm/タイヤ:(前)255/35ZR20 97Y/(後)295/30ZR20 101Y(ピレリPゼロ)/燃費:10.7km/リッター(WLTCモード)/価格:1101万円
	
	【取材時の燃費データ】
	テスト距離:336.1km(市街地1:高速道路7:山岳路2)/使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費: 9.0km/リッター(車載燃費計計測値)拡大
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