究極のタフネスを体現するトヨタの巨艦のすべて
【徹底解説】新型トヨタ・ランドクルーザー/レクサスLX 2022.04.28 ニューモデルSHOWCASE 究極ともいえる悪路走破性や耐久性、信頼性を備えた新型「トヨタ・ランドクルーザー」と、そこに独自のラグジュアリネスを付与した「レクサスLX」。圧巻の人気を誇る2台の旗艦SUVを、エンジンの種類や装備、内外装の仕様など、さまざまな視点から解説する。いつの間にやら大家族に
トヨタ・ランドクルーザー(ランクル)といえば、世界で最もタフなSUVのひとつであり、日本のみならず、中東や豪州などでも圧倒的な信頼度と知名度を誇る。
現在、ランクルを名乗るクルマは大きく3種ある。すべて基本骨格から別設計だが、堅固な独立ラダーフレームに縦置きパワートレイン、そしてリア(もしくは前後)リジッドサスペンション……という本格オフローダーならではの基本構成だけは共通する。このうち、最も古典的なワークホースとなるのが1984年からつくり続けられている「ランドクルーザー70」で、現在は輸出専用車である。ほかのランクルがリアのみリジッドサスペンションなのに対して、70はフロントもリジッドだ。2つ目は、1984年に登場した70系のライトデューティーを祖とする上級ワゴンモデルの「ランドクルーザープラド」である。
そして3つ目が、北米市場を意識した豪華版として1967年に登場した「55」系の末裔となるフラッグシップで、今回の主役の一台でもあるランドクルーザーだ。その最新型は昨2021年に発売されたモデルで、マニア間では「300」というコードネームで呼ばれる。
そんなランクル一族のフラッグシップモデルをベースとし、高級車専門チャンネルのレクサスで販売されるのがLXである。初代LXが誕生したのは1996年で、3世代前のランクル「80」をベースに北米のみで販売された。それは初代「RX」(日本名「ハリアー」)が発売される2年前のことであり、レクサス初のSUVでもあった。
この2022年初頭に発売された新型LXは、通算4代目のモデルにあたる。先代が専用の5.7リッターV8エンジンを積んでいたのに対して、新型の心臓部はランクルと基本的に共通の3.4リッターV6ガソリンターボとなる。そのかわり……というわけでもないだろうが、基本1グレードだった先代に対して、新型には3つのグレードが用意されるようになった。
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【ラインナップ】
悪路走破に特化したモデルやショーファー仕様も用意
最新のランクル/LXには、3.4リッターV6ガソリンターボと3.3リッターV6ディーゼルターボという2種類のエンジンが用意されるが、国内ではガソリンが主流である。とくにLXは全グレードでガソリンしか選べない。ランクルでもディーゼルが選べるのは、上級グレードの「ZX」と「GRスポーツ」の2種類のみとなる。
そんなランクルのグレード構成は計5種類。最廉価の「GX」は、エクステリアの一部がブラックとなり電動シートも省かれるなどベーシックな内容だが、ひとつ上の「AX」からは装備がそれなりに豪華となり、「VX」より上ではシート表皮も本革が標準となる。さらに最上級の「ZX」ともなると、国内SUVでも屈指の高級車といえる装備内容だ。エクステリアもクロームメッキで固められて、大径20インチタイヤに電子制御可変ダンパーの「AVS」も備わる。
価格的にはそのZXより上となるGRスポーツだが、これは一般的なSUVに設定されるような、舗装路での走行性を引き上げたスポーツモデルではない。たとえばダカールラリーのような本物の悪路を走るモータースポーツを想起させるモデルだ。タイヤサイズも65偏平の18インチと肉厚であり、センターに加えてフロントとリアにもデフロック機構が付き、さらに路面状況に応じて自動的にスタビライザーを“脱臼”させる「E-KDSS」も、GRスポーツ専用として装備される。
いっぽうで、先進運転支援システム(ADAS)の機能におけるグレード間の差は限定的で、車線維持機能が「VX」以上では車線中央を積極的に維持する「レーントレーシングアシスト」に、「AX」以下では逸脱抑制の「レーンデパーチャーアシスト」になる以外、とくに違いはない。
レクサスLXは基本の「LX600」に加えて、ショーファー用途を想定した4人乗り仕様の「LX600“エグゼクティブ”」、そして現時点では日本専用の「LX600“オフロード”」がある。オフロードには65偏平の18インチタイヤとフロント/センター/リアデフロック機構が専用装備される(他のグレードはセンターのみ)。また、標準とオフロードでは5人乗りと7人乗りが選択可能だ。
【主要諸元】
グレード名 | トヨタ ランドクルーザー GX |
トヨタ ランドクルーザー AX |
トヨタ ランドクルーザー VX |
トヨタ ランドクルーザー ZX |
トヨタ ランドクルーザー GRスポーツ |
トヨタ ランドクルーザー ZX |
トヨタ ランドクルーザー GRスポーツ |
レクサス LX600 |
レクサス LX600 |
レクサス LX600“オフロード” |
レクサス LX600“オフロード” |
レクサス LX600“エグゼクティブ” |
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基本情報 | 新車価格 | 510万円 | 550万円 | 630万円 | 730万円 | 770万円 | 760万円 | 800万円 | 1250万円 | 1250万円 | 1290万円 | 1290万円 | 1800万円 |
駆動方式 | 4WD | 4WD | 4WD | 4WD | 4WD | 4WD | 4WD | 4WD | 4WD | 4WD | 4WD | 4WD | |
動力分類 | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | |
トランスミッション | 10AT | 10AT | 10AT | 10AT | 10AT | 10AT | 10AT | 10AT | 10AT | 10AT | 10AT | 10AT | |
乗車定員 | 5名 | 7名 | 7名 | 7名 | 7名 | 5名 | 5名 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 | 4名 | |
WLTCモード燃費(km/リッター) | 8.0 | 8.0 | 7.9 | 7.9 | 7.9 | 9.7 | 9.7 | 8.0 | 8.0 | 8.1 | 8.1 | 8.0 | |
最小回転半径 | 5.9m | 5.9m | 5.9m | 5.9m | 5.9m | 5.9m | 5.9m | 6.0m | 6.0m | 6.0m | 6.0m | 6.0m | |
エンジン | 形式 | V型6気筒DOHC | V型6気筒DOHC | V型6気筒DOHC | V型6気筒DOHC | V型6気筒DOHC | V型6気筒DOHC | V型6気筒DOHC | V型6気筒DOHC | V型6気筒DOHC | V型6気筒DOHC | V型6気筒DOHC | V型6気筒DOHC |
排気量 | 3444cc | 3444cc | 3444cc | 3444cc | 3444cc | 3345cc | 3345cc | 3444cc | 3444cc | 3444cc | 3444cc | 3444cc | |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 305[415]/5200 | 305[415]/5200 | 305[415]/5200 | 305[415]/5200 | 305[415]/5200 | 227[309]/4000 | 227[309]/4000 | 305[415]/5200 | 305[415]/5200 | 305[415]/5200 | 305[415]/5200 | 305[415]/5200 | |
最高トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 650[66.3]/2000-3600 | 650[66.3]/2000-3600 | 650[66.3]/2000-3600 | 650[66.3]/2000-3600 | 650[66.3]/2000-3600 | 700[71.4]/1600-2600 | 700[71.4]/1600-2600 | 650[66.3]/2000-3600 | 650[66.3]/2000-3600 | 650[66.3]/2000-3600 | 650[66.3]/2000-3600 | 650[66.3]/2000-3600 | |
過給機 | ターボチャージャー | ターボチャージャー | ターボチャージャー | ターボチャージャー | ターボチャージャー | ターボチャージャー | ターボチャージャー | ターボチャージャー | ターボチャージャー | ターボチャージャー | ターボチャージャー | ターボチャージャー | |
燃料 | ハイオク | ハイオク | ハイオク | ハイオク | ハイオク | ディーゼル | ディーゼル | ハイオク | ハイオク | ハイオク | ハイオク | ハイオク | |
寸法・重量 | 全長 | 4950mm | 4950mm | 4950mm | 4985mm | 4965mm | 4985mm | 4965mm | 5100mm | 5100mm | 5100mm | 5100mm | 5100mm |
全幅 | 1980mm | 1980mm | 1980mm | 1980mm | 1990mm | 1980mm | 1990mm | 1990mm | 1990mm | 1990mm | 1990mm | 1990mm | |
全高 | 1925mm | 1925mm | 1925mm | 1925mm | 1925mm | 1925mm | 1925mm | 1885mm | 1885mm | 1885mm | 1885mm | 1895mm | |
ホイールベース | 2850mm | 2850mm | 2850mm | 2850mm | 2850mm | 2850mm | 2850mm | 2850mm | 2850mm | 2850mm | 2850mm | 2850mm | |
車両重量 | 2360kg | 2430kg | 2440kg | 2500kg | 2520kg | 2550kg | 2560kg | 2550kg | 2590kg | 2540kg | 2580kg | 2600kg | |
タイヤ | 前輪サイズ | 265/65R18 | 265/65R18 | 265/65R18 | 265/55R20 | 265/65R18 | 265/55R20 | 265/65R18 | 265/55R20 | 265/55R20 | 265/65R18 | 265/65R18 | 265/50R22 |
後輪サイズ | 265/65R18 | 265/65R18 | 265/65R18 | 265/55R20 | 265/65R18 | 265/55R20 | 265/65R18 | 265/55R20 | 265/55R20 | 265/65R18 | 265/65R18 | 265/50R22 |
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【パワートレイン/ドライブトレイン】
エンジンもトランスミッションも全面刷新
新型ランクル/LXはフレームから車体、パワートレインまでほぼ全身がゼロから新開発された。ドライブトレインも全車が新開発10段ATを中心としたフルタイム4WDで、今回テストベンチを新開発してオイルパン形状やオイルストレーナー吸い口位置などを最適化し、45°(!)という登坂性能を実現している。
先述のとおりエンジンにはガソリン仕様とディーゼル仕様があるが、どちらもV6ツインターボである。主力となるのは3.4リッターの排気量をもつガソリンエンジンで、ランクルとLXの全グレードに搭載される。その「V35A-FTS」型は「レクサスLS500」で世に出たユニットだが、最高出力415PS、最大トルク650N・mというスペックは、LS500のそれ(422ps/600N・m)よりトルク型のチューニングとなる。
そんな新型エンジンに、10段AT、そして先代比で200kgもの大幅な軽量化を果たしたことで(「ZX」グレード同士の比較)、ランクルのガソリン車はWLTCモードで7.9~8.0km/リッターという燃費を実現した。計測方法が違うので直接の比較はできないが、先代がWLTCモードよりいい数字が出る傾向にあるJC08モードで6.7~6.9km/リッターだったことを考えると、大幅な性能アップであることが分かる。
ちなみにレクサスLXのガソリンエンジンも、ピーク性能値はランクルと共通だが、クルマのキャラクターに合わせてトルク特性やスロットル特性が専用チューンとなっているとのこと。開発担当氏によると「ランクルはフロントが持ち上がってもグイッと前に出るのに対して、LXはフラット姿勢のまま前に押し出す感覚」という。
本格的なオフロードマニアに好まれるディーゼルエンジンは、排気量3.3リッターの完全新開発ユニットで、国内向けにはZXとGRスポーツというランクルの上級2グレードでのみ選ぶことができる。309PSという最高出力はガソリンエンジンにゆずるが、最大トルクは700N・mと、当然のごとくこちらのほうが強力。さらにWLTCモードで9.7km/リッターという燃費性能も魅力だ。
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【ボディーサイズ/デザイン】
そこかしこに宿る“黄金比”と“ヘリテージ”
フレームまわりを共有するランクルとLXのホイールベースはともに2850mm。昨今の大型SUVとしては短めというほかない。ただ、これはランクル伝統のオフロード走破性にこだわった“黄金律”ともいえるもので、3世代前のランクル80から連綿と受け継がれている数値でもある。
さらに全長4950~4985mm、全幅1980~1990mm、全高1925mmというスリーサイズも先代のランクル「200」と基本的には変わっておらず、これもまた実用性と取り回し性を両立させたランクルの黄金律といっていい。
ランクルはエクステアリデザインも、独自の機能的造形を受け継いだ“ヘリテージ”がテンコ盛りである。キャビンを後退させたロングノーズなプロポーションは、先代の200とは少しばかり印象が異なるが、「60」「80」「100」といった歴代モデルへの原点回帰だそうだ。ボンネットやリアの四隅が視認しやすいデザインも、さすがのランクル。ランプやグリルを悪路でも破損しにくい高い位置に配置した前後エンドのデザインもまた、ランクルの伝統だという。
対するレクサスLXは、これまで以上に質感を引き上げた専用デザインとなる。7本の細長いロ型バーを重ねたスピンドルグリルは、とくに目を引く。パネルの平滑度や塗装品質も、トヨタブランドのランクルとは一線を画すレクサスブランドならではの高みである。堂々たるフロントグリルや伸びやかなスタイルを実現するため、前後オーバーハングは拡大しており、LXの全長はランクルより100mm以上長い5100mmとなった。そのぶんアプローチアングルやデパーチャーアングルは、標準モデル同士で比較するとわずかに悪化している。とはいえ、アプローチ~が22.6°、デパーチャー~が21.7°という数値は、絶対的には世界トップクラス。「アクティブハイトコントロール(AHC)」で車高を上げれば、より大きなアングルを確保することもできる。
ホイールサイズもランクルが18~20インチなのに対して、LXでは最上級のLX600“エグゼクティブ”で22インチが標準装備となる。ただ、そこでも伝統のオフロード性能を確保するために、低ハイトながら岩場でも柔らかに接地する専用開発のタイヤが組み合わされる。
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【インテリア/荷室/装備】
用途に応じて計3種類のシートレイアウトを用意
インテリアデザインは水平基調のダッシュボードと、大画面(ランクルは12.3インチと9インチ、LXは全車12.3インチ)でありながら上への張り出しを抑えたセンターディスプレイによって、悪路での車両の傾斜を直感的にイメージできるよう工夫されているという。
ランクルも手ざわりのいいソフトパッドや本革シート(VX以上)でかなり豪華な仕立てだが、LXのインテリアはさらに豪華な専用デザインとなる。メーターパネルは8インチTFT液晶、さらにインパネ中央にも7インチのタッチパネルが備わり、センターディスプレイも含めると、インパネに計3枚のカラー液晶ディスプレイが並ぶ。さらにシート表皮は全車が最上級のセミアニリン本革となる。
基本的なシートアレンジは2列5人乗りと3列7人乗りで、サードシートがすっきり収納できる電動床下収納(先代は左右跳ね上げ式)となったのが特徴だ。さらにLXには、リアに豪華な専用独立シートを備えた4人乗りのLX600“エグゼクティブ”も用意される。7人乗りが選べるのは現状ガソリン車だけだが、ディーゼルでも3列シート化に技術的な障害があるわけではないそうで、ニーズかあれば今後追加される可能性はある。
LX600“エグゼクティブ”専用のリアシートは、スライド機構こそ備わらないが、左側なら助手席を前方に追いやることで、足を完全に伸ばした姿勢をとることができる。加えて背もたれは「NASAが提唱する中立姿勢」を参考にしたという最大48°のリクライニングが可能で、この状態では手足で身体を支えずとも、キツネにつままれたように姿勢が安定するのが面白い。
サスペンションの基本形式はランクルとLXで共通だが、LXにはエアと油圧を組み合わせて車高調整機能を持たせたAHCが先代に続いて採用されており(先代ではランクルの一部にもAHCが使われていた)、またランクルでは上級グレードだけに備わるAVSも、こちらは全車標準装備となる。さらにパワーステアリングもLXは電動式(ランクルは油圧式が基本で、「VX」から上のグレードは油圧と電動の重ねがけ)で、レクサスらしい「すっきりと奥深い走り」を目指しているという。
【バイヤーズガイド】
下位グレードでも満足度は十分
現在は長い納車待ちが話題のランクルだが、初期受注のメインはやはり豪華なZXのガソリン車だったという。ZXは先代でもおなじみの上級グレードであることと、ガソリン車では7人乗りを選べるあたりが人気の理由だとトヨタは分析している。
さすがにこの車格となると、燃費経済性でもディーゼルのほうがお得感があるが、こと一般舗装路の走りだけでいえば、ガソリンのほうが静かでパワフルな印象が強い。5人乗りか7人乗りかは好みで選べばいいが、ことパワートレインについては個人的にガソリンのほうがおすすめだ。というわけで、ガソリンしか選べなくとも中間グレードのVXがコスパの高い選択となりそうだ。ZXやGRスポーツなどと比較しても基本装備類にほぼ差はなく、ホイールサイズもVXが履く18インチは、本格オフロード対応のシャシーとのマッチングもいい。
もっとも、最廉価なGXでも内外装のメッキパーツが少しだけ省略され、シートがファブリックとなり、フロントシートの調整機構が手動式(他グレードは電動式)になるくらいで、基本的に走行機能や安全・快適装備にまったく不足がないのがまた悩ましい。
いっぽう、レクサスLXはグレード間の上下関係は基本的になく、用途に応じて選べばいい。普通に乗るなら標準のLX600が最も高バランスといえるが、そうした用途でも乗り心地だけならLX600“オフロード”の18インチが良好なのが悩みどころである。LXの場合、オフロードといっても泥臭さはまったくないからだ。
LX600“エグゼクティブ”は最も豪華なグレードで、予算があれば無条件に選びたくなるかもしれない。しかし、あくまでリアシートの快適性を重視したモデルなので、自分で運転するドライバーズカーとして乗る向きには、ありがたみはあまりない。“エグゼクティブ”に標準装備される大径22インチタイヤは、新型LXの大きなアイキャッチともなっており、またLXのサスペンション自体、22インチにフォーカスした調律となっているそうで、見た目よりはるかに快適な乗り心地も特徴である。というわけで22インチに心引かれる向きも多いだろうが、標準グレードでもオプションで22インチを選べるので、その点は心配ない。
(文=佐野弘宗/写真=向後一宏、トヨタ自動車、荒川正幸/編集=堀田剛資)
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。