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2/31実に14年ぶりのフルモデルチェンジを経て2021年8月に発売された、新型「ランドクルーザー」。新しくなってもラダーフレームにローレンジ付きトランスファー、リアリジッドアクスルという、本格クロカンならではの機構・装備は受け継がれている。(写真:向後一宏)
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3/31ミスを誘発するのを防ぎ、確実な操作入力を促すため、駆動系のコントローラーには押しボタン式のスイッチやダイヤル、レバーなど“古式ゆかしき”機構を多用。盗難を防止するため、イグニッションスイッチには指紋認証システムが取り入れられた。(写真:向後一宏)
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4/31今日では3つの系統に分かれている「ランドクルーザー」のファミリー。レクサス版の「GX」や「LX」も含めると、実に5車種ものモデルを擁する大家族となっている。
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5/31「トヨタ・ランドクルーザー」と主要コンポーネントを共有する「レクサスLX」。初代の登場は1996年だが、日本では2015年に、3代目のモデルから正規販売が開始された。
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6/313.4リッターV6ガソリンターボエンジン「V35A-FTS」(右)と3.3リッターV6ディーゼルターボエンジン「F33A-FTV」(左)。
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7/31「トヨタ・ランドクルーザー」では「GX」を除くすべてのガソリン車、「レクサスLX」では「LX600“エグゼクティブ”」を除く2グレードで、5人乗りと7人乗りの選択が可能となっている。
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8/31「ランドクルーザー」のラインナップの中軸を担うのは、装備の充実度に応じて設定される「GX」「AX」「VX」「LX」の4グレード。「GRスポーツ」はこれらとは趣を異にする、悪路走破性を追求した特殊なスポーツグレードだ。
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9/31「E-KDSS」は前2つ、後ろ1つの油圧シリンダーによって前後のスタビライザーを制御するもので、舗装路での走行安定性を確保しつつ、悪路ではスタビライザーの締結を緩めてホイールストロークを伸ばし、接地性を高める。
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10/31「レクサスLX」のなかでも、よりオフロード向けのキャラクターが与えられた「LX600“オフロード”」。ダーク調のグリルやホイールアーチなどにより、視覚的にも他グレードとの差異化が図られている。(写真:向後一宏)
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11/31ショーファードリブン仕様の「LX600“エグゼクティブ”」。22インチホイールを除くと、その外観はベースグレードの「LX600」と変わらない。
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12/31「LX600“エグゼクティブ”」のシートは4座。後席には各種リラクゼーション機能に加え、天井から空気を流すシャワー空調機能や、読書灯なども装備される。
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13/31他のグレードとは異なるインテリアの仕様も「LX600“エグゼクティブ”」の特徴。独自デザインのシート表皮に加え、オーナメントパネルには縞杢(しまもく)のほかに同車専用のアートウッド(鷹羽)も用意される。
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14/31「レクサスLX」のランニングシャシー。新しい「トヨタ・ランドクルーザー」とレクサスLXには、完全新設計のプラットフォーム「GA-F」が採用されており、従来比+20%の高剛性化と軽量化を実現している。(写真:向後一宏)
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15/31ガソリンとディーゼルの2種類が用意されるエンジンだが、基本となるのはあくまで前者。ディーゼルが用意されるのは「ランドクルーザー」の「ZX」と「GRスポーツ」だけで、とくに「レクサスLX」は全車ガソリンエンジンとなっている。
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16/31トランスミッションより“下流”のドライブトレインの仕様は、モデルやエンジン、グレードによらず全車共通。10段ATや副変速機、ファイナルギアの変速比なども一緒だ。
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17/31ディーゼルエンジンはVバンクの谷間にターボを搭載する“ホットV”と呼ばれるレイアウトを採用。素早くトルクが立ち上がるレスポンスのよさを実現した。(写真:荒川正幸)
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18/31ドライバーが車両の四隅を捉えやすいよう、車体は丸みを抑えたスクエアなスタイリングを踏襲。ボンネットの中央がへこんでいるのは自車直前の状態を目視できるようにするため、灯火類を高い位置に置いたのは、障害物にぶつけて壊さないようにするためだ。
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19/31車両の傾きなどを把握しやすい、水平基調のサイドデザインも歴代「ランドクルーザー」の特徴。外寸やホイールベースは従来型の200系からほとんど変わっていない。(写真:向後一宏)
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20/31巨大なスピンドルグリルが目を引く「レクサスLX」。基本コンポーネントを「トヨタ・ランドクルーザー」と共用する同車だが、実は車両を構成する部品の7割は独自のものとなっており、よく見ると各部の意匠も大きく異なっている。(写真:向後一宏)
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21/31「トヨタ・ランドクルーザー」と「レクサスLX」の“3アングル”の比較。45°の最大登坂能力、44°の最大安定傾斜角については、両車共通だ。
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22/31「トヨタ・ランドクルーザーGRスポーツ」のインストゥルメントパネルまわり。水平基調のダッシュボードや、上への張り出しを抑えたセンターディスプレイの形状およびレイアウトは、横方向の傾きを把握しやすくするための工夫だ。(写真:向後一宏)
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23/31「レクサスLX600」のインストゥルメントパネルまわり。こちらのメーターパネルはフル液晶で、ダッシュボードやドアトリムの意匠も「トヨタ・ランドクルーザー」とは大きく異なっている。(写真:向後一宏)
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24/31荷室まわりでは、上下2分割式だったテールゲートを一体型に改め、左右跳ね上げ式だった3列目シートを床下格納式とするなど、従来型より利便性の向上が図られた。
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25/31「レクサスLX600“エグゼクティブ”」の左後席。助手席はダッシュボード前まで押しやることが可能で、オットマンを展開して背もたれを倒せば、ゆったりとくつろげる。(写真:向後一宏)
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26/31液晶メーターに表示されたAHCのインジケーター。「レクサスLX」には車高調整機構のAHCが備わるほか、ランクルでは一部のグレードだけに採用されるAVSやリアLSDなども全車標準装備となる。(写真:向後一宏)
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27/31「トヨタ・ランドクルーザー」の一番人気は上級仕様の「ZX」。コーナリング性能を高めるリアLSDや、全5種類のモードからなる「ドライブモードセレクト」など(「VX」以下のグレードは3種類)、走り関連の装備も充実している。(写真:荒川正幸)
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28/31コストパフォーマンスの高さが光る「VX」。「マルチテレインセレクト」など、悪路走行を支援する機能が一通りそろっているのは「GX/AX」も同じだが、VXには上級グレードと同等のADASや、本革シートも備わるのだ。
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29/31悪路走破性に重きをおいた「レクサスLX600“オフロード”」だが、65偏平の肉厚なタイヤにより、舗装路でも快適な乗り心地を提供してくれる。
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30/31大径の22インチホイールは「LX600“エグゼクティブ”」(左)に標準装備されるほか、「LX600」(右)にもオプションで用意される。ただ、写真のとおりカラーリングは変わってしまうが……。
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31/3122インチのホイールがきらびやかな「LX600“エグゼクティブ”」だが、そのキャラクターはあくまでショーファードリブン。ドライバーズカーとしては「LX600」を選んだほうが無難だろう。(写真:向後一宏)

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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