第119回:JAIA試乗会、チョイ乗りリポート(その2)
2011.02.16 エディターから一言第119回:JAIA試乗会、チョイ乗りリポート(その2)〜『webCG』スタッフの気になるクルマはコレ!
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2011年2月1日、毎年この時期の恒例行事「JAIA」(日本自動車輸入組合)主催の輸入車試乗会が神奈川県大磯で開催された。今回は『webCG』スタッフそれぞれが、気になるクルマをセレクト&試乗。その印象を価格帯別にお伝えします。
【300万円〜500万円ならコレ】
ガイシャの香りがプンプンしてくる、300マン以上のクルマたち。セダンにクーペにSUVと、車形の幅も広がります。あれもこれもと目移りするけど、以下の5台はいかがでしょう?
楽しさ、てんこ盛り!アバルト500C……339万円
レトロでキュートなデザインに過激なパワー、フェラーリ風2ペダルMT「アバルト・コンペティツィオーネ」やオープンエアの爽快感まで加わったのが「アバルト500C」だ。これほど分かりやすいファン・トゥ・ドライブはない。イタリア万歳!
スポーツシートに身をあずけ、ぶっといハンドルを握りしめたら、ガツンとアクセルを踏み込むだけ。頭ん中は真っ白、爆笑。ついでに乗り心地の良さも想像以上。専用のボディカラーや各部のエレガントな仕上げなど、愛(め)でる喜びにも満ちた万能車である。
(webCG こんどー)
おきては破るためにある!?MINIクーパーS クロスオーバーALL4……379万円
私事で恐縮ですが、数年前のこと。「MINI」を見に行った父が、ガッカリしてショールームから帰ってきた。「ドア、2枚じゃないか。それに中が狭すぎる」。
そんな向きに、今度のクロスオーバーは最適だ。
見た目はしっかりMINI。名前に反してずいぶんデカい。しかも4ドア、4WD。「ブランド的にどーなんだ?」って、おきて破りのオンパレード。でも、そんな異端児な感じもクールに映る。
インテリアは、ポップの極み。好みが分かれるデザインだ。独立型のリアシートは、前後にも動いていい感じ。ふたりしか座れないけど、5乗する機会なんて、実際そうあるもんじゃない。
物入れがアレンジできるセンターコンソールなど、遊び心もいっぱい。乗ったら、人生変わりそうな……60過ぎの親父にも、本気でオススメしてみたい。
(webCG 関)
いいとこ取りのベスト・ティグアンフォルクスワーゲン・ティグアン ライストン……385万円
新車に乗れる楽しさもあるが、デビューから時間がたって、熟成が進んだクルマに出会えるのもJAIAの醍醐味(だいごみ)。今回最大の発見が「ティグアン ライストン」だった。
2リッターターボエンジンは「トラック&フィールド」の170psで、トランスミッションは初登場の湿式7段DSG(許容トルクは実に600Nm)、外観はスタイリッシュな「スポーツ&スタイル」という内容のモデルなのだが、走り、ハンドリング、乗り心地のバランスが絶妙で、いいとこ取りのベスト・ティグアンに仕上がっていた。これ、かなりおススメです。
(webCG 竹下)
FR+MTでキマリ!BMW 320iクーペ……468万円
クルマ好きというより、走り好きという立場で言うならば、FRで、スティックシフトのクルマを操っているときが、いちばん楽しい。この点においては、ツインクラッチ車の方が燃費はいいとか、4WD車のほうが安全だとか言われても、気持ちは変わらない。理屈ではなく、感覚の世界の話だからだ。
特にBMWというブランドは、FR好きがどんな挙動がでたときに喜ぶかを熟知していて、そのうま味をしっかりとかたちにするのがうまい。運転の気持ちよさは世界トップクラスだと思う。とりわけMT車を操っている時には、エンジンだけでなく、シャシーまで自在にコントロールしている感覚が味わえて、もう最高。久し振りに乗っても、たちまち「やっぱりBMW、いいなー」となってしまうのである。
(webCG 曽宮)
報道官にご提案フォルクスワーゲン・パサートCC 2.0TSI……495万円
4ドアクーペブーム(?)に乗って登場した「パサートCC」も、「メルセデス・ベンツCLS」ほどは見かけず、マイナー車の仲間入りをしている感は否めない。
ワイド&ローのプロポーションはカッコイイし、ドイツ車らしい路面に吸いつくようなフットワークと重々しいハンドリングは魅力的だ。ちょっと大きな図体を軽々と前に進めるエンジンだって、環境コンシャスな昨今でも2リッターの排気量にそれほど抵抗はないはず。
1月に行われた一部改良で、リアシートがセパレートからベンチシートになり、4人乗りから5人乗りに変更されたけど、「じゃあ買おう」にはまだ届かないか?
そうそう、 ミリ波レーダーを使って前走車との距離を測り、30km/h以下の走行では完全停止まで制御する「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」も用意されたそうだ。
「“アイサイト”が付きました」。こっちのほうが今なら売れるな。
(webCG 本諏訪)

webCG 編集部
1962年創刊の自動車専門誌『CAR GRAPHIC』のインターネットサイトとして、1998年6月にオープンした『webCG』。ニューモデル情報はもちろん、プロフェッショナルによる試乗記やクルマにまつわる読み物など、クルマ好きに向けて日々情報を発信中です。
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