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第39回:真のライバルは「Sクラス」にロールスだとぉ!? 新型「アルファード/ヴェルファイア」の開発責任者、吉岡憲一さんの本音

2023.07.03 小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ 小沢 コージ
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都内で開催された新型「トヨタ・アルファード/ヴェルファイア」の発表会より。写真右からトヨタ自動車の中嶋裕樹副社長、サイモン・ハンフリーズ執行役員、そして吉岡憲一チーフエンジニア。
都内で開催された新型「トヨタ・アルファード/ヴェルファイア」の発表会より。写真右からトヨタ自動車の中嶋裕樹副社長、サイモン・ハンフリーズ執行役員、そして吉岡憲一チーフエンジニア。拡大
これはかつてインタビューさせてもらった際の筆者と小沢さんの写真。本文末にある理由で、今回は一緒に撮影がかなわず。
これはかつてインタビューさせてもらった際の筆者と小沢さんの写真。本文末にある理由で、今回は一緒に撮影がかなわず。拡大

日本が生んだアジアと世界(?)の新高級車!

ついに出ちゃいましたよ、今年最大の注目車が! ソイツは新型「トヨタ・アルファード/ヴェルファイア」。ご存じラージ系ベストセラーミニバンの4代目&3代目で、今後の日本のトレンドや景気を左右すると言っても過言ではありません。

というのも、このクルマはもはや「大きめのミニバン」ではなく「日本で一番売れる高級車」ですから。もともと「日産エルグランド」がつくった個性派マーケットですが、それを様式美ともいうべき大胆な内外装や走りで完全に追い抜いてしまい、先代は時に月販1万台超え。2000年代初頭には国内販売で高級セダンの筆頭「トヨタ・クラウン」を抜き、平均購入価格400万円超えの一番売れる高級車に進化。

今後はより広くアジアや南米に向けて世界展開も狙うわけで、果たして今回の開発のキモと発想のひらめきはどこにあったのか? 先代モデルから引き続きチーフエンジニアを務めた吉岡憲一さんを新型のお披露目現場で直撃!

吉岡さんは先代モデルに続いて「アルファード/ヴェルファイア」のチーフエンジニアを担当。高級ミニバンのスペシャリストだ。
吉岡さんは先代モデルに続いて「アルファード/ヴェルファイア」のチーフエンジニアを担当。高級ミニバンのスペシャリストだ。拡大
実は吉岡さんは初代「レクサスLM」も担当。8年半ぶりといいつつ、世界初披露された上海モーターショーの会場で“レクサスの”吉岡さんにも話を聞いていた。
実は吉岡さんは初代「レクサスLM」も担当。8年半ぶりといいつつ、世界初披露された上海モーターショーの会場で“レクサスの”吉岡さんにも話を聞いていた。拡大
こちらが先代の「アルファード」(写真右)と「ヴェルファイア」。迫力という意味では新型よりもこちらか。
こちらが先代の「アルファード」(写真右)と「ヴェルファイア」。迫力という意味では新型よりもこちらか。拡大
吉岡さんがいろいろなものが変曲点を迎えるなかで上品な方向にもっていったと語る新型「アルファード」。
吉岡さんがいろいろなものが変曲点を迎えるなかで上品な方向にもっていったと語る新型「アルファード」。拡大

甲冑フェイスがまた別次元に進化!

小沢:吉岡さん、最初にインタビューさせてもらってからもう8年ですよ。

吉岡:正確には8年半です(笑)。

小沢:いきなり本題ですが、まずは顔の話。以前「ノア/ヴォクシー」開発者の水澗さんが「ミニバンの8割は顔だ」って名言をおっしゃってましたが、今回またまた変わりましたね。マイナーチェンジのときに吉岡さんが現行の顔を「甲冑(かっちゅう)」っておっしゃっててそれがすごく印象的で(笑)。

吉岡:その前に小沢さんがグリルを「シックスパック」(腹筋)に例えられて……。

小沢:単に「ワイルド」って言うだけじゃ物足りないし、吉岡さんがアルファードには「豪華勇壮」、ヴェルファイアには「大胆不敵」ってテーマがあるっておっしゃったんで、戦国武将みたいですねって言ったら……。

吉岡:甲冑のような世界です、と(笑)。

小沢:まさにそのとおりで、あのときアルヴェル独特の世界観が確立されたと思ったんですが、今回また変わりましたね。前回の武具のようないかつさ、シックスパックを踏襲しつつ、全体にかなり洗練されてません?

吉岡:言葉は悪いんですけど「アグレッシブ」と「下品」っていうのは結構同じ象限の中にあると思うんですね。

小沢:そう思います。下品とギリギリの表裏一体。

吉岡:そこでやはり従来型は……かなりこう、上り詰めていったと思うんです(笑)。

小沢:そう思います。先代のほうが甲冑っぽさ、仁王のような迫力という意味では頂点にあったというか。

吉岡:でね。人間ある程度までいくと慣れるし、ピークはもう過ぎたと思うんですよ、僕は。今はむしろちょっと落ち着いた世界に入りつつある。ここにはいろんな社会事情なども関係していて、コロナであったり、高度情報化社会だったり、いろんなものが変曲点を迎えているなか、上品な方向にもっていったのが新型アルファードの意匠であると。

小沢:なるほど。アルファードの顔は常に時代の変化を表現しているんだと。深い! 実際、アク以上に流麗な美しさがあって、特に新型はサイドがすごくカッコ良くないですか? 背びれみたいなフォルムから「Z」型になったBピラーや、サイドエンドの大ナタのようなとろけるラインとか。これはどのような意図で?

吉岡:これはまさに闘牛! 筋肉の塊たる牛が蹴り出すイメージでデザインしました。Bピラーの三角形はおっしゃるとおり、初代からだんだん寝かせていきました。今はイメージを残しながら、闘牛が前進するような突進感。かたやフロントですが、ミニバンで大事なのはやはり押し出し。今回は新しい押し出しということで、グリルのピークをなるべく上に持ってきて、逆スラントのような形状になっています。こうすることで後ろからの突き刺さるような動感と合わせているんです。

小沢:ううむ、ランボルギーニとは違う闘牛デザインであると。これはもしや新型アルファード/ヴェルファイアの新たなグローバル展開を考えたゆえの上質化ですか? デザインの国際化というか。

吉岡:そういう考え方ももちろんあります。新型は販売する国と地域の数では、従来型に比べて2倍ぐらいになりますので。やはり日本が一番多いですけど、その次は中国、東南アジアと、このモデルから韓国とか中南米なども。

小沢:中東や欧米は?

吉岡:出しません。中東には「ランドクルーザー」がありますので。

小沢:それから今回「ヴェルファイアの復権」とおっしゃってます。現行型では販売比率が5%弱にまで落ち込んだヴェルファイアをどう復活させる?

吉岡:今回見ていただいているグレードは「Zプレミア」ですが漆黒メッキを使い、メッキギラギラという世界観を少し抑えながらサイドへの広がりをもたせる。あとは走りが違います。

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重心の高さを感じさせない

小沢:そうそう、今回の大きな開発テーマに「走り」があります。プレゼンテーションによると欧州の高級セダンどころか「メルセデス・ベンツSクラス」やロールス・ロイスも視野に入れたと。それってマジですか?

吉岡:プレッシャーはいろいろありましたが、とにかく現行モデルはたくさんのお客さまにお乗りいただけたんですね。当然ながら、なかには高級サルーンと呼ばれる輸入セダンのお客さまもおられまして、やはり舌が肥えているというか、乗り心地やノイズをすごく比較される。そういった言葉をお伺いしながら、少しでもいいクルマにしたいと思ってました。

小沢:ぶっちゃけ新ライバルはSクラスとロールス・ロイス、どちらですか? 

吉岡:本当に恐縮なんですけど、メルセデスさんであったり、ロールス・ロイスさんのクルマには実際に乗らせていただき、いろいろなことを感じました。結果、彼らはやはり人中心に開発してるんじゃないかと思いまして、人が不快に感じる振動とか騒音を徹底的に下げたのではないかと。われわれは「ミニバン」であることをある種の言い訳にしてきましたが、新型はそういうのを一切排除して、皆さまからの学びで、イチからしっかりつくり上げていこうと。

小沢:つまり新型アルヴェルの不快振動はSクラスより少ない!?

吉岡:あえて固有名詞では語りません(笑)。

小沢:言えないけどSクラスに負けない部分は?

吉岡:基本いい線いってると思ってます(笑)。

小沢:一方、ハンドリングではやはりミニバンはセダンに比べて不利じゃないですか? あの車高の高さはいかんともし難いわけで。

吉岡:そこで新型ヴェルファイアなんです。今回、乗り心地と操安性のベストバランスではアルファードですが、ヴェルファイアは走りにこだわり、専用チューニング、専用ブレースを入れて操舵応答性と接地感にトコトンこだわってきました。まずはお乗りいただきたい。

小沢:セダンに負けないと。

吉岡:乗ったら本当に乗用車ライクでキモチいいです。ミニバン特有の重心の高さ、クラクラする動きは一切感じないと思います。

小沢:一切ない!?

筋肉の塊のような牛が蹴り出すイメージでデザインしたというサイドビュー。
筋肉の塊のような牛が蹴り出すイメージでデザインしたというサイドビュー。拡大
先代モデルでは人気が「アルファード」に偏っていたため、新型「ヴェルファイア」(写真)はより走りに振ったキャラクターで再起を図る。
先代モデルでは人気が「アルファード」に偏っていたため、新型「ヴェルファイア」(写真)はより走りに振ったキャラクターで再起を図る。拡大
プラットフォームは「クラウン」「RAV4」「ハリアー」などと同じ「GA-K」がベース。どれも走りのよさには定評があるので楽しみ。
プラットフォームは「クラウン」「RAV4」「ハリアー」などと同じ「GA-K」がベース。どれも走りのよさには定評があるので楽しみ。拡大
走りのよさでは「Sクラス」やロールス・ロイスも視野に入れたという。
走りのよさでは「Sクラス」やロールス・ロイスも視野に入れたという。拡大

体脂肪ゼロパッケージを守れ!

小沢:もうひとつ新型で気になったのが強気な価格戦略です。ベーシックな2.5リッターガソリンエンジンの「Z」グレードのスタート価格が540万円、システム出力も燃費も向上した2.5リッターハイブリッドの「Z」が620万円。ハイグレード先出しとはいえ、一見するとスタート価格が200万円以上も上がってます。頂点の「エグゼクティブラウンジ」に関しては750万円前後だったのがついに850万円超え! そのぶん上質感やクオリティーもメチャクチャ増してるとは思うんですが。

吉岡:そうですね。マテリアルはもちろん、シームレスなデザインであったり、つながりをもったドライビングプレジャーだったりを体験していただくためにステアリングのアングルを4.5度ほど立てています。それによって、より切ったとおり、切った方向にクルマが動いていく一体感を味わえるようにもしています。

小沢:これまた走りへのこだわりだと。ちなみに内装は大型14インチディスプレイに、12.3インチデジタルメーターに、ヘッドアップディスプレイも装備。デジタル性能はもちろん最新だし、あとはどこにこだわったんですか。

吉岡:まさに仕立てのよさというか、きめ細かいつくりを織り込みつつ、単にツルッとさせてしまうと味気ないので、堂々感と高級感を両立させるように。

小沢:ただ、厳しいことを言うと走りとクオリティーが明らかに上がってる一方、ミニバン性能というか、広さは実質あまり変わってないような。ボディーサイズで言うと全長が4~5cm伸びた以外はほとんど変わってなくてフロア高もほぼ変わってないですよね?

吉岡:基本変わってないと思います。

小沢:スペースに手をつけなかった理由は? フロアに新しいプラットフォームを使いながら従来の高床式をあえて踏襲した?

吉岡:おっしゃるとおり、僕らは見晴らし感って呼んでるんですけど、そこはこのクルマのDNAなのでしっかり押さえたうえで、全長・全幅は日本の立体駐車場に配慮して1850mmを超えないようにつくり込む。ただ、サイドにこれだけの抑揚をつけつつ幅を変えないのは容易じゃない。もちろん室内は決して狭くなっておりません。

小沢:そこは“頑張って守った”って感じなんですね。というかボディーサイズを上げたくても上げられなかった? 日本の環境の限界で。

吉岡:僕らは開発メンバーに「体脂肪率ゼロパッケージだぞ」と言ってて、体脂肪率が5%、10%はあるだろうと1mm単位で削っていきました。実際ゼロになっているかと。ちなみに自分自身も毎朝マラソンして絞ってます(笑)。

小沢:かたやヴェルファイアでは、エグゼクティブラウンジとは別にZプレミアにボックスシートを投入しました。この意図は?

吉岡:より多人数乗車、3列目の乗り込みも重視されるお客さまには、2列目真ん中に通路がないといけないので、そこはしっかり。あとはシート自体の防振構造では、マンションのように防振ゴムを付けて根本から対策していますし、それらを基本構造として乗り心地の向上を図っています。

小沢:ただ、どうなんでしょう? 3列目は現行型も言うほど広くなかったと思うんですが、新型も形状や床の高さは変わってないような?

吉岡:実際、3列目シートに座ってくださいよ。ブレーキをかけたときにお尻が前に滑ることがないよう据わりをよくしています。具体的にはカカトからヒップポイントまでを15mmぐらい短くし、クッション形状を変えて骨盤をより前に立てられるようにしているんです。

小沢:なるほど。最近マツダもスバルも「骨盤、骨盤」って言ってますけどアルファードの3列目も骨盤を意識したつくりだと。

吉岡:骨盤はやはり大事だと思います。腰痛にもなりますし。

小沢:とはいえ3列目のはね上げやすさとか収納力はさほど変わってないような。

吉岡:いやいや、はね上げは今回前後2ポジション対応になっているので、よりシートを下げた状態で上がるようになっています。2列目シートがより深くリクライニングできるようになっているんです。

「アルファード」は540万円から、「ヴェルファイア」は620万円から。後でもっと安いグレードが追加されるのかもしれないが、新型は価格設定が強気だ。
「アルファード」は540万円から、「ヴェルファイア」は620万円から。後でもっと安いグレードが追加されるのかもしれないが、新型は価格設定が強気だ。拡大
センターディスプレイは14インチでデジタルメーターは12.3インチ。それにヘッドアップディスプレイも採用している。
センターディスプレイは14インチでデジタルメーターは12.3インチ。それにヘッドアップディスプレイも採用している。拡大
販売する国と地域がこれまでの2倍以上になるという新型「アルファード/ヴェルファイア」。しかしながら、販売の主力は国内のため、1850mmの全幅を守っているところはさすがトヨタだ。
販売する国と地域がこれまでの2倍以上になるという新型「アルファード/ヴェルファイア」。しかしながら、販売の主力は国内のため、1850mmの全幅を守っているところはさすがトヨタだ。拡大

構造用接着剤を使い分ける

小沢:最後の質問です。今回の最大のキモたる走りの上質感ですけど、骨格にTNGAのKプラットフォームを初採用してミニバンでありながら欧州ラグジュアリーセダンを上回る。それもベンツのSクラスまでターゲットって結構大きく出たなとは思ったんですが(笑)。

吉岡:まずはボディーの構造にしっかり断面を通す。具体的には両サイドにストレートにロッカーを通して剛性を上げる。従来はスライドレールの上の部分の骨格がなかったんですが、今回は太く入ってます。それから……。

トヨタのスタッフ:スイマセン、時間が……。

小沢:あ、インタビュー時間終わりですね。

吉岡:それから環状構造をしっかり前後に採っていますし、補強用ブレースも随所に加えています。セダンやクーペでしかやっていなかった手法でミニバンでは初かと。そのほか構造用接着剤の使用量を5倍に増やしただけでなく、2種類、乗員の足元には高減衰タイプを、車両後方のねじれが発生しやすい箇所には高剛性タイプをと使い分けています。結果、ボディー剛性は1.5倍、サスペンションの付け根の剛性は30%上がって……。

再びスタッフ:あの……。

小沢:ありがとうございます! では続きは試乗会で、再び世界戦略やアルヴェルの野望をお聞かせください!

残念ながら時間が限られた発表会がゆえにこれ以上引っ張れませんでしたが、新型が選択と集中でデザインと質感と走りにこだわり、ミニバンの枠を超えた新しい高級車をつくろうとしていることはヒシヒシと伝わってきました。

ありがとうございます、吉岡さん。次は乗ってから再び容赦なくズケズケお聞きしたく存じます(笑)。

(文と写真=小沢コージ/編集=藤沢 勝)

構造用接着剤の使用量は、なんと従来型の5倍。しかも2種類を使い分けているという。
構造用接着剤の使用量は、なんと従来型の5倍。しかも2種類を使い分けているという。拡大
シートレールとフレームの間には防振ゴムを挟んでいる。まるでマンションのようなやり方で揺れが伝わるのを抑えているのだ。
シートレールとフレームの間には防振ゴムを挟んでいる。まるでマンションのようなやり方で揺れが伝わるのを抑えているのだ。拡大
フロントドアの開口部には超ハイテン材を使った環状構造を採用している。
フロントドアの開口部には超ハイテン材を使った環状構造を採用している。拡大
Bピラーの部分にも環状構造を採り入れ、大型キャビンの変形を抑制。もう「これだからミニバンの走りは……」とは言わせない!?
Bピラーの部分にも環状構造を採り入れ、大型キャビンの変形を抑制。もう「これだからミニバンの走りは……」とは言わせない!?拡大
小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』

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