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【ニューモデル情報】2024年に登場する新型バイク一覧  “バイク王国”日本からも6台をピックアップ!

面白いバイクの当たり年となるか!? 2023.11.17 アウトビルトジャパン AUTO BILD 編集部 2024年に登場が予想される新型バイクのなかから、特に興味深いモデルを紹介。もちろん「BMW R1300GS」もそのなかに含まれているし、スペインの「リエフE-MR」も含まれている。カワサキの電動マシン「ニンジャe-1/Z e-1」など、日本勢も要チェックだ。

※この記事は「AUTO BILD JAPAN Web」より転載したものです。
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ドイツの雄 BMWが仕掛ける新車攻勢

多くのバイカーにとって、バイクシーズンは10月に終わる。そして次のシーズンは11月初旬に始まる。悪い冗談? いいえ。なぜならヨーロッパで最も重要なモーターサイクルショーである「EICMA(ミラノモーターサイクルショー)」は、伝統的に11月初旬にミラノで開催されるからだ。各メーカーが翌年の注目モデルを、北イタリアから世界に向けて発表する。

われわれは見本市を先取りし、最も重要な新型バイクを紹介する。2024年の最もエキサイティングなバイクの新商品を、アルファベット順に見てみよう。

【BMW CE 02】
「BMW CE 02」は、スクーターとライトバイクの中間に位置するエキサイティングな新アイデアだ。ターゲットは明確に若者である。最高出力5.5PSの小型バージョンは15歳から、15PSの大型バージョンは運転免許があれば16歳から乗れる。シート高は75cmで、小柄なライダーを引きつける。

【BMW F900GS】
BMWのアドベンチャーモデル「GS」のミッドサイズモデルは、来年度のモデルイヤーから新たなスタートを切る。直列2気筒エンジンの排気量は895ccとなり、最高出力は105PSを発生。ちなみに「F750GS」は「F800GS」となり、こちらは87PSを発生する。

【BMW M1000XR】
「BMW M1000XR」は、ワインディングロードで楽しめるだけでなく、長距離走行も可能である。つまりニュルブルクリンクまでの道のりも、ノルドシュライフェを一周するのと同じくらい楽しいのだ。そのためにバイエルンのメーカーは、より高次元のスポーツバイクをつくり上げたのだ。技術データは印象的で、201PSの最高出力が223kgの車重を楽々と引っ張る。

【BMW R1300GS】
新型車の「BMW R1300GS」は、伝説的なステータスを持ち、世界中に多くのファンを持つシリーズの後継を担う。ときに「スイスアーミーナイフ」にも例えられるこの製品の開発を続けることは、エンジニアにとって容易なことではなかった。とはいえ彼らはそれを成し遂げ、軽量化と同時にパワーの向上(145.5PS)も果たした。

新型の「BMW F900GS」。BMWはアドベンチャーモデル「GS」シリーズのミドルレンジを全面的にリフレッシュする。
新型の「BMW F900GS」。BMWはアドベンチャーモデル「GS」シリーズのミドルレンジを全面的にリフレッシュする。拡大
BMW M1000XR
BMW M1000XR拡大

日本とスペインから気になる電動バイクが登場

【ドゥカティ・ムルティストラーダV4 RS】
普通の「ドゥカティ・ムルティストラーダ」だけでは物足りないのか、今度は「ムルティストラーダV4 RS」が登場した。エンジンは「パニガーレV4」のデスモセディチユニットに由来する。つまり、このツーリングエンデューロは実質的に最高出力180PSのスーパーバイクのエンジンを搭載していることになる。レブリミッターは1万3500rpmで作動。乾式クラッチなども装備されている。

【カワサキ・エリミネーター500】
カワサキが「エリミネーター500」に求めるのは、ビギナーやリターンライダーを引きつけること。そのため、扱いやすさとリラックスしたライディングポジションを重視している。エリミネーターの直列2気筒エンジンは、451ccの排気量から扱いやすい45PSを発生する。クラシカルなボバーエクステリアも魅力的だ。そしてスマートフォンとの連携機能も搭載されている。

【カワサキ・ニンジャe-1/Z e-1】
電動の「カワサキ・ニンジャe-1」と「Z e-1」は、メーカーによれば見た目もフィーリングもミドルクラスとのこと。しかし実際には、この2台の日本製電動バイクは、連続出力7PS、短時間出力12PSの軽量バイクである。航続距離は70km、“E-Japanese”の最高速度は99km/hだという。

【カワサキZX-6R】
カワサキは2020年にドイツで人気の「ZX-6R」を市場から外した。そして今回、LEDヘッドライトやスマートフォン連携機能付きデジタルコックピット、コネクティビティー機能、ユーロ5対応のパワートレインを搭載し、シャープなジャパニーズが復活する。

【リエフE-MR】
リエフはスペインのカタルーニャ州フィゲラスに本社を置くオートバイメーカーである。最高出力82PSの「リエフE-MR」は、本物の電動手りゅう弾になるかもしれない。結局のところ、既存の電動エンデューロは低出力の域に留まる傾向があったからだ。一見すると典型的なオフロードマシンのように見えるが、よく見ると電動であることがわかる。100kmの航続距離は可能だろう。特筆すべきは、重量がわずか120kgであることだ。

ドゥカティのニューモデル「ムルティストラーダV4 RS」。ツーリングエンデューロで最高出力180PS? どうやらドゥカティのプロダクトマネジャーは、それが可能だと考えたようだ。
ドゥカティのニューモデル「ムルティストラーダV4 RS」。ツーリングエンデューロで最高出力180PS? どうやらドゥカティのプロダクトマネジャーは、それが可能だと考えたようだ。拡大
時代のテイストにマッチした、クールな外観の「カワサキ・エリミネーター」。
時代のテイストにマッチした、クールな外観の「カワサキ・エリミネーター」。拡大
「リエフE-MR」にはマフラーがない。これは電動エンデューロだ!
「リエフE-MR」にはマフラーがない。これは電動エンデューロだ!拡大

スズキとヤマハの新しいアドベンチャーモデルに注目

【ライビッド・アンセム】
米カリフォルニア発の「ライビッド・アンセム(Ryvid Anthem)」は、2023年夏の終わりに発売される予定だったが、どうやらうまくいかなかったようだ。エンデューロとネイキッドバイクのエキサイティングなミックスは面白そうだっただけに残念だ。アンセムの特別なハイライトは、ステンレス鋼板をボルトで接合したフレームで、軽量なだけでなくシート高を調整することができる。

【スズキVストローム800】
スズキは新型「Vストローム800」を、ツーリングエンデューロ、現代風に言えばアドベンチャーバイクのファンの支持を得るため、マーケットに送り込む。排気量776ccの直列2気筒エンジンは、最高出力84PS/8500rpm、最大トルク78N・mを発生する。このVストロームが、LEDの灯火類や数々のアシスト機能によって技術的に最新であることは言うまでもない。

【ヤマハ・テネレ700エクストリーム】
ヤマハは「テネレ700」というミドルレンジのエンデューロモデルが、実にいいアイデアだったことに気づいたようだ。このマシンは本当にヒット商品となった。そのため、ラインナップが絶えず拡大されているのも不思議ではない。直近で追加された「ワールドラリー」バージョンのテネレには、大容量燃料タンクとステアリングダンパーが追加されていたが、今回発表の「テネレ700エクストリーム」では、サスペンショントラベルが20mm拡大されている。

結論

このほか、完全新設計の4気筒“ヨンヒャク”をホンダが開発中という情報もある。2024年は面白いバイクの年になりそうだ!

(Text=Jan Götze、Lars Hänsch-Petersen、Sebastian Friemel)

記事提供:AUTO BILD JAPAN Web(アウトビルトジャパン)

「ライビッド・アンセム」は現在予約受け付け中で、2024年の春には発売されるようだ。
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「スズキVストローム800」には、最新の「スズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S.)」が搭載される。
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新たに発表された「ヤマハ・テネレ700エクストリーム」。ヤマハはテネレ成功の波に乗り、ますます奇抜なバージョンを市場に供給している。
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AUTO BILD 編集部

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