シボレー・コルベット クーペZ06(前編)

2023.12.10 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「シボレー・コルベットZ06」に試乗。新型Z06といえばDOHCのV8ユニットが話題だが、注目すべきはそれのみにあらず! 山野の大絶賛は、多少のことでは決して音を上げない優れたシャシーについて語るところから始まったのだった。
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どうやってここまで仕上げているのか

「最高! これはいいクルマです!!」と、レーシングドライバーの山野哲也が手放しの賛辞を送ったのが、シボレー・コルベット クーペZ06。V8エンジンをミドシップマウントして世のクルマ好きを驚かせた「C8」こと現行8代目コルベットの、さらにレーシーなスペシャルバージョンだ。フェンダーを広げたワイドボディーに、DOHCのヘッドメカニズムを備えた5.5リッター8気筒(最高出力646PS、最大トルク623N・m)を搭載する。

webCG:絶賛ですね!

山野:まずは非の打ちどころがない足まわり。サスペンションの完成度が抜群です。少々のハードコーナリングをしても、びっくりするほどロールしない。

webCG:……と聞くと、硬く締め上げられたセッティングを想像しますが。

山野:ところが乗り心地は存外にいいのです。というのも、路面からの入力を得た際のサスペンションがスッと働き、車体を突き上げない。

webCG:すこぶるいい! サスペンションアームが素早くスムーズに動いて、凹凸をキレイにいなしてくれるわけですね。

 
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