ブランド初のBEVも用意! アルファ・ロメオから新型コンパクトSUV「ミラノ」登場

2024.04.11 自動車ニュース 堀田 剛資
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アルファ・ロメオ・ミラノ
アルファ・ロメオ・ミラノ拡大

ステランティスは2024年4月10日(現地時間)、アルファ・ロメオの新型コンパクトSUV「ミラノ」を発表した。

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48Vのハイブリッド車も設定

アルファ・ロメオ・ミラノは、「ステルヴィオ」「トナーレ」に続く同ブランド第3のSUVであり、ステランティスではかつての「アルファ・ロメオ・ミト/ジュリエッタ」等のオーナーに訴求するコンパクトモデルであるとしている。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4.17×1.78×1.5mで、スポーティーなその意匠はトリノのAlfa Romeo Centro Stile(アルファ・ロメオ・チェントロスティーレ)の手になるものだ。

パワートレインには、モーターとバッテリーのみを搭載する純電動ユニットと、エンジンと48V電動システムを組み合わせたハイブリッドユニットの2種類が用意される。前者を搭載する電気自動車(BEV)は「MILANO ELETTRICA(ミラノ エレットリカ)」と呼ばれ、容量54kWhのリチウムイオン電池と、“Hybrid Synchronous Motor(ハイブリッド同期型モーター)”と称される最高出力156HPないし240HPのモーターを搭載。156HP仕様の一充電走行距離は、WLTPモードで410km、市街地サイクルでは590kmとされている。DC急速充電にも対応しており、出力100kWの充電器を使えば電池残量が10%の状態から30分かからずに80%の状態まで充電ができるという。

いっぽうのハイブリッド車は「MILANO IBRIDA」と呼ばれる。パワートレインは可変ジオメトリーターボ付きの1.2リッター直3ミラーサイクルエンジンと、6段のデュアルクラッチ式AT、48Vのリチウムイオン電池、21kW(約28HP)のモーターから構成され、システム出力は136HP。このシステムは電動走行でカバーできる領域の広さが特徴と説明されており、市街地では50%以上の時間を電気のみで走行可能、電動走行時の最高速は150km/hとされている。駆動方式はFFと、「Q4」と呼ばれる4WDの2種類だ。

日本導入の時期や価格は……

ミラノは運動性能の高さも特徴とされており、車体については「セグメント内で最小の重量と最適な重量配分」(報道資料より)を実現。ドライビングダイナミクスはバロッコテストセンターで「ジュリアGTA」を開発したチームによって仕上げられたという。特に240HP仕様のBEV「LETTRICA VELOCE(エレットリカ ヴェローチェ)」には、車高を25mm低めるスポーツサスペンションや、より高剛性のアンチロールバー(フロント/リア)、トルセンLSDを採用。フロントにφ380mmのディスクと4ピストンモノブロックキャリパーからなるブレーキシステムを備えるなど、制動力も高めている。またBEV専用の20インチ高性能タイヤが装着されるという。

このほかにも、既存のアルファ・ロメオ車と同じく「アルファD.N.A.システム」と呼ばれるドライブモードセレクターも用意。走行モードは、いわゆる通常モードの「Natural」とスポーティーな「Dynamic」、効率を高める「Advanced Efficiency」の3種類で、ハイブリッド四駆モデルだけに、低グリップ状態での走行をアシストするモードも設定されている。

実用性や機能性、快適性も重視しており、ラゲッジスペースは400リッターの容量を確保。「自動運転レベル2」相当の先進運転支援システムや、360°パーキングセンサー、180°リアカメラなども用意されるという。

現在、欧州ではすでに初版限定モデル「MILANO SPECIALE(ミラノ スペチアーレ)」より受注が開始されている。既報のとおり日本導入についても検討されているが、ステランティス ジャパンに問い合わせたところ、現時点ではそのスケジュールや価格などは未定とのことだ。

(webCG)

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