メルセデスAMG CLE53 4MATIC+ クーペ(4WD/9AT)【海外試乗記】
これ以上何を望む? 2024.05.25 アウトビルトジャパン 力強くスタイリッシュなフォルムが目を引く「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+ クーペ」に試乗。AMGが手を入れた最高出力449PSを誇る3リッター直6ターボエンジンや、強化されたシャシーの仕上がりを報告する。※この記事は「AUTO BILD JAPAN Web」より転載したものです。
エモーショナルな内外装
決然とした外観、人目を引くエプロンとサイドシル、フレアしたウイング、左右に振り分けられた太いツインテールパイプ。これが純粋に外見だけで、エレガントな「メルセデス・ベンツCLEクーペ」がAMG CLE53 4MATIC+ クーペになる方法である。
車内もまた同様にAMGテイストだ。下部が平らになったステアリングホイールや多くの赤いトップステッチ、カーボンのインレイ、そして何よりも非常にタッチが良く、完璧に乗員の体にフィットする「パフォーマンスシート」がAMG CLE 53クーペには備わる。
12.3インチのドライバー用ディスプレイと11.9インチのタッチスクリーンは、通常のCLEクーペにも用意されているが、ここでもAMG CLE53クーペには特別なビジュアルエレメントが採用されている。
足まわりもAMGがチューン
「CLE450クーペ」の3リッター直6エンジンは格別だった。最高出力381PS、最大トルク500N・mを発生するこのエンジンですら私たちを完全にとりこにしたが、AMGは珠玉の直6をさらに改良し最高出力449PS/5800rpm、最大トルク600N・m/2200rpmにまで強化した。
AMG CLE53クーペは、静止状態から100km/hまでの加速をわずか4.2秒でこなし、最高速は270km/hに達する。M256Mと呼ばれる3リッター直6ターボエンジンは、CLE450クーペよりも明らかにパワフルで力強く、スロットルに対する反応もより鋭い。エキゾーストフラップも装備され、サウンドは時に荒々しく咆(ほ)える。
独自のソフトウエアを採用する「AMGスピードシフトTCT 9G」と呼ばれる9段ATと四輪駆動の4MATIC+の組み合わせはレスポンスがよく、4MATIC+はドリフトモードを含む後輪駆動も選択できる。
標準モデルであっても路面にしっかりと腰を据えるような安定感を覚えたが、AMGになるとさらにレベルが上がる。よりエネルギッシュで、よりしっかりとグリップする。足まわりはAMGモデルらしく固められているものの大げさなハーシュネスはなく、乗り心地も(まだ)許容範囲だ。サスペンションがAMGによって見直されているだけでなく、フロントで58mm、リアで75mmトレッドも拡大されている。
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車重も価格もヘビー級
電子制御ダンパーを備えたライドコントロールサスペンションは、正確で応答性の高いリアアクスルステアリングと同様に標準で装備される。さらなるドライビングの喜びを阻む唯一のものは、2tというやや重い車重だ。価格も9万1511ユーロ(約1535万円)からとヘビー級だ。
試乗車には、1785ユーロ(約30万円)のアピアランスパッケージに含まれるリアスポイラーとディフューザーも備わり、たくましいリアビューも印象的であった。
結論
このAMGは、パワフルなエンジンと卓越した走行特性、上質なインテリアを併せ持った美しいクーペだ。さらに将来、クラシックカーとして生き続ける可能性もある。これ以上、望むべきものがあるだろうか。
(Text=Dirk Branke/Photos=ダイムラー)

AUTO BILD 編集部
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