ホンダ・シビック タイプRレーシングブラックパッケージ(後編)
2025.11.09 ミスター・スバル 辰己英治の目利き あの辰己英治氏が、“FF世界最速”の称号を持つ「ホンダ・シビック タイプR」に試乗。ライバルとしのぎを削り、トップに輝くためのクルマづくりで重要なこととは? ハイパフォーマンスカーの開発やモータースポーツに携わってきたミスター・スバルが語る。FF最速マシンの開発にかかるプレッシャー
かつて在籍したスバルの実験部でスバル車の走りを鍛え上げ、STIに転籍後は、コンプリートカーの開発と並行してレース監督なども務めた辰己英治さん。そんな辰己さんが今回試乗したのは、ホンダ最強モデルのシビック タイプR。前編ではそのパフォーマンスを評価しつつ、ステアリングフィールの若干の違和感も指摘した。
ところで、今日の辰己さんは、心なしかいつもよりも念入りに試乗しているように感じられる。同乗しているだけでもエンジン音や排気音が心地よく、シビック タイプRは単に速さだけでなく、感性を刺激する演出もしっかりつくり込まれているのがわかる。
――速いですねえ。
辰己:速いなんてもんじゃないねえ。
――このクルマの開発責任者を務めた柿沼秀樹さんは、「どうやったら速く走れるか」をずっと考えているとおっしゃっていましたね。手を止めたらライバルに追い越されてしまうので、「常にプレッシャー。寝ているときも考えているくらい」「プレッシャーから解放されるのは、新型の開発を終えた後1週間くらい」なんて言っていたのを覚えています。
辰己:ライバルと争うクルマを開発するということは、そういうことなんですよ。
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