トヨタ、「GRMN iQ」の後継モデルなど出展【東京オートサロン2012】
2012.01.13 自動車ニュース【東京オートサロン2012】トヨタ、GRMNとG'sの新たなコンセプトカーを出展
トヨタ自動車はカスタムカーの祭典「東京オートサロン2012 with NAPAC」に、“GAZOO Racing tuned by MN(GRMN)”や“G Sports”のコンセプトカーなど15台の車両を出展した。
■進化版「GRMN iQ」を再び100台限定発売
トヨタは「GAZOO Racing」としての出展。「I Love Cars!」をテーマに、15台もの車両を出展した。カンファレンスでは派手な演出は見られず、淡々と車両を紹介した。
目玉は2009年に限定100台が販売され、1週間で完売した「iQ GRMN」の発展型となる「iQスーパーチャージャー プロトタイプ」。09年版をベースに、最高出力130ps、最大トルク18.4kgmを発生する1.3リッターのスーパーチャージャーエンジンを搭載。よりアグレッシブな、新たなエアロパーツをまとった。クロスレシオの6段MT、ギア比の低められたデフなどを採用し、足まわりも専用チューンとなる。マイクロカーにいかついブリスターフェンダーという対比が面白い。今年の夏に100台限定で発売する予定。
トヨタ自動車やグループ会社のクルマ好き社員約50人で結成したトヨタ自動車同好会は、「CRAZY CAR PROJECT」と称して「2000GT SOLAR EV」を出展。往年の名車「トヨタ2000GT」のパワートレインをEVにコンバートしたモデルだ。たまたま、あまり程度のよくなかった2000GTをレストアすることになり、どうせなら新しい提案をしようとEV化計画が立てられたという。ボンネットフードにソーラーパネルが貼られ、太陽光充電が可能。200km/hで走行できる。
話題の「86(ハチロク)」は、ボディー剛性をアップさせた「TRDパフォーマンスライン」とドレスアップの提案である「モデリスタバージョン」を披露したほか、ニュルブルクリンク4時間耐久レースの参戦車両も展示した。
(文=塩見智/写真=塩見智、webCG)