「エキマニに付着したオイルで、炎上することありますか?」

2004.01.19 クルマ生活Q&A 松本 英雄 エンジン
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「エキマニに付着したオイルで、炎上することありますか?」

1996年型「スバル・レガシィセダン」に乗っています。最近、エンジンのヘッドカバーの隙間から漏れたオイルがエグゾーストマニフォルドに付着して、スポーツ走行した後に焦げて(燃えて?)煙が出ます。引火することはないでしょうか? オイルの漏れ量は大したことないようですが……。(JYさん)

お答えします。エンジンオイルがエグゾーストマニフォルドに少々付着した程度では、火を出して燃えることはすくないと思います。しかし、スポーツ走行など、高回転でエンジンを回す場合は注意が必要です。

通常の走行では、マフラーは空気の流れによって冷やされます。しかし、速度のわりにエンジン回転数が高い場合だと、エグゾーストマニフォルドは冷めにくく、付着していたオイルが蒸発して煙になるわけです。そのままにしておけば燃える可能性はあります。

レガシィに使われるような水平対向エンジンは、構造上、漏れたオイルがエグゾーストマニフォルドにかかります。そういったオイル漏れはたいていの場合、カムカバーのパッキンが原因です。思い切って交換しましょう。心配しながら運転するのは、クルマにも自分自身にもよくないことですからね。

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松本 英雄

松本 英雄

自動車テクノロジーライター。1992年~97年に当時のチームいすゞ(いすゞ自動車のワークスラリーチーム)テクニカル部門のアドバイザーとして、パリ・ダカール参加用車両の開発、製作にたずさわる。著書に『カー機能障害は治る』『通のツール箱』『クルマが長持ちする7つの習慣』(二玄社)がある。