スズキ、2人乗り超小型モビリティを出展
2011.11.08 国産車■スズキ、2人乗り超小型パーソナルモビリティを出展
スズキは、2011年11月30日のプレスデイで幕を開ける第42回東京モーターショーに、近距離移動のための2人乗りEV「Q-Concept(キュー・コンセプト)」を出展する。
2輪と4輪の間に位置付けられる新しい移動手段として、スズキが提案するのが2人乗りEVの「Q-Concept」だ。全長×全幅×全高=2500×1300×1650mmのボディーは軽自動車よりもさらに小さく、クルマ1台の駐車スペースに3台止められるコンパクトさが魅力。
一方、2輪車と違ってキャビンを備えるため、より快適な移動が楽しめる。スズキによれば、「2輪車より気軽に快適に使えるモビリティとして、買い物、通勤、通院、子供の送迎など、日常生活での短距離移動に便利な乗り物を目指した」という。
コンパクトなキャビンながら、乗員を前後に座らせるタンデムレイアウトを採用することで、大人2人がストレスなく移動できるパッケージを目指した。また、狭い場所でも乗り降りがしやすいように、スイング式のドアや回転シートを備えている。
デザインは、エクステリア、インテリアともに「円」と「丸」をモチーフにした。ステアリングホイールに装着したスマートフォンは各種操作用のインターフェイスとして機能する。
航続距離は50kmと短いが、半径10km程度の範囲内での移動には十分な実力。バッテリー搭載量が少なくて済むため、充電に要する時間は約1時間と短い(200Vの場合)。最高速は60km/h以下ということだが、軽自動車よりコンパクトなこの新しいカテゴリーには自動車メーカー各社が関心を示しており、法整備を含めて今後どんな動きを見せるのか注目する必要がある。
(文=生方聡)
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