ジープ・ラングラー アンリミテッド スポーツ(後編)
2019.03.28 谷口信輝の新車試乗 新開発の2リッターエンジンを搭載する「ジープ・ラングラー アンリミテッド」に谷口信輝が試乗。レーシングカーやスポーツカーとはまるでイメージが異なる同車だが、ステアリングを握ると、なぜか楽しい気分になるという。見た目の割に出足は軽快
ジープ・ラングラー アンリミテッド スポーツの外観を意外なほど関心を持って見つめる谷口信輝に、そのちょっとした仕掛けを説明してみることにした。
ジープ・ラングラーとジープ・ラングラー アンリミテッド スポーツは、ルーフ全体とボディー後半のサイドウィンドウ周辺がソフトな素材で作られており、これをそっくり外すことができるのだ。
「あ、本当だ。ここが外れるんだ。へー、面白いですね。今日は雨だから外したくはならないけれど、天気のいい日にビーチでこれを外して走ったら、かなり気持ちよさそうですね。うわー、やってみたい。あとは、このジープが本当に輝くはずのオフロードとかも走ってみたいですねえ」
ひょっとして谷口、このジープ・ラングラーが気に入ったのか?
「あのね、僕にとってクルマの外観で大切なのは車高が下がっていることと、タイヤの外側とボディーの側面が面一(ツライチ)になっているかという、この2点なんですよ。タイヤなんか、ボディー側面より微妙にはみ出しているほうがむしろかっこいいくらい。もちろん、それは法律で許されていないけれど、車高を下げて面一にするとクルマが格好よくなるのは自動車メーカーも認めているところ。だって、モーターショーとかに展示されているコンセプトカーって、だいたい車高が低くて面一じゃないですか。その点、このジープ・ラングラーは、車高に関してはどうしようもないけれど、面一のほうはかなり頑張っている。かっこいいと思いますよ」
では、そろそろ谷口に試乗してもらうことにしよう。まずは新開発の2リッターエンジンを始動。すると谷口は「おー、いかにも2リッターらしい音ですね」と微妙な感想を述べた。続いて「このシフトレバー、男らしいというかゴツゴツ感があっていいじゃないですか」といいながらDレンジを選択。おもむろにスロットルを踏み込んで発進させたのである。
「あれ、意外と軽快な走りだしですね」と谷口。
「ホント、まるで重さを感じないでスッと走り始めましたよ。それにしてもフロントガラスが小さいですねえ」
時折激しく降る雨のなか、2本のワイパーがほぼ直立したフロントガラスにたまった水滴を拭き取ってくれている。
「ワイパーの足、短いですねえ(笑)。でも、意外ときれいに拭き取れているじゃないですか」
この記事は会員限定公開です。webCGプレミアムプラン会員に登録すると<月額550円(税込)>、続きを読むことができます。
| 登録初月無料! | クレジットカードで会員登録いただくと、ご契約いただいた日からその月の末日までが無料になります。いつでも解約可能です。 |
|---|
- 毎月20本以上、新型車の試乗記が先取りで読める!
- 人気のさまざまな連載エッセイも、いち早く読める!
- 100車種超! 「谷口信輝の新車試乗」がぜんぶ読める!
- あの漫画家・池沢早人師の特集記事も堪能できる!
- 頭脳派レーシングドライバー山野哲也の車評が分かる!
- 『日刊!名車列伝』で世界の名車に毎日触れられる!
- 自動車メーカー関連グッズのプレゼントに応募できる!
- 話題のニューモデルのアツい走りが動画で見られる!




