ランドローバーが5代目となる新型「レンジローバー」を発表 ブランド初のEVも投入予定
2021.10.27 自動車ニュース![]() |
ジャガー・ランドローバーは2021年10月26日(現地時間)、英ロンドンにおいて新型「ランドローバー・レンジローバー」を世界初公開した。
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ロングホイールベースでは7人乗りも選択可能に
ランドローバー・レンジローバーは高級SUVの先駆けとして1970年に登場。快適性の高さとあらゆる地形に対応する走破能力により、半世紀以上にわたり同セグメントをけん引してきた。
今回発表された新型は5代目にあたり、従来型から車両の設計を刷新。ランドローバーの新しいアーキテクチャー「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」を初めて採用したモデルとなる。このアーキテクチャーは、主としてエンジンで走る車両にも、プラグインハイブリッド車(PHEV)、および 100%電気駆動の電気自動車(EV)にも対応する柔軟性の高さが特徴で、新型レンジローバーにもマイルドハイブリッド車とPHEVがラインナップされる。このうち、PHEVモデルには510PS仕様と440PS仕様の2種類を用意。二酸化炭素排出量を30g/km未満に抑えるとともに、WLTP値で100kmというEV走行距離を実現している。さらに2024年には、ランドローバー初となるEVモデルも導入される予定だ。
ボディータイプはスタンダードホイールベース(SWB)とロングホイールベース(LWB)の2種類。シートレイアウトは2列5人乗りに加え、LWBには2列4人乗りと、レンジローバー初となる3列7人乗りも用意される。快適性も重視しており、車内の静粛性を高める第3世代アクティブノイズキャンセレーションや、アレルゲンを低減しウイルスを除去するデュアル「ナノイーX」テクノロジー搭載の「空気清浄システムプロ」などを採用。また環境負荷低減の取り組みとして、レザーを使わないインテリアオプション「Kvadratプレミアムテキスタイル」を用意している。
悪路走破性能の向上や動的質感のさらなる改善も図られており、シャシー関連の機能・装備を包括的に制御する「インテグレーテッドシャシーコントロール(ICC)システム」や、四輪操舵機構「オールホイールステアリング」などを搭載。電子制御によるロールコントロール機能も採用している。
ラインナップと価格は以下の通り。注文受け付けは2022年初頭に開始される予定だ。
【SWB】
- SE D300 AWD MHEV:1637万円
- HSE D300 AWD MHEV:1752万円
- SE P530 AWD:1829万円
- HSE P530 AWD:1944万円
- オートバイオグラフィーD300 AWD MHEV:1972万円
- オートバイオグラフィーP530 AWD:2163万円
- ファーストエディションP530 AWD:2240万円
【LWB】
- SE P530 AWD:1870万円
- HSE P530 AWD:1985万円
- オートバイオグラフィーP530 AWD:2195万円
- ファーストエディションP530 AWD:2272万円
【LWB 7人乗り】
- SE P530 AWD:1892万円
- HSE P530 AWD:2005万円
- オートバイオグラフィーP530 AWD:2159万円
(webCG)