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【ニューモデル情報・Movie】アウディR8 GT V10 RWD

アウディ最後のV10エンジンを搭載する「R8 V10 GT RWD」の全貌が明らかに 2022.10.28 アウトビルトジャパン AUTO BILD 編集部 ついにV10に別れを告げるときがきた。アウディは「R8 GT V10 RWD」で5.2リッターV10ユニットを引退させる。333台の限定生産モデル、R8 GTがV10エンジンを搭載する最後のアウディとなる。

※この記事は「AUTO BILD JAPAN Web」より転載したものです。
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最高出力620PS、最大トルク565N・mを発生

2010年、アウディはスーパースポーツカーR8の軽量版であるR8 GTを発売し、その12年後の今年、セカンドエディションを発売する。その新型R8 GTは、5.2リッター自然吸気V10エンジンを搭載する最後のアウディとなる。2023年からは、333台限定の特別モデルがディーラーで販売され、価格は22万5000ユーロ(約3150万円)からとなる予定だ。

高圧縮の自然吸気エンジンに別れを告げるために、アウディは再びパワーアップを果たした。R8 GTのベースとなる570PSの「R8 V10パフォーマンスRWD」と比較すると、スペシャルモデルのパワーはクワトロモデルと同レベルに上昇している。つまり、最高出力620PS、最大トルク565N・mを発生するのだ。

このパワーアップにより、R8 GTはブランド史上最もパワフルな後輪駆動モデルとなっている。トランスミッションは、変速時間を短縮し、ギア比を変更した新しい7段デュアルクラッチギアボックスを採用している。完全停止状態から100km/hまでを3.4秒で走破し、200km/hまで10.1秒で到達するスポーツカーだ。そして320km/hまで加速し続ける。

アウディ最後のV10エンジン搭載車「R8 GT V10 RWD」。ブランド史上最もパワフルな後輪駆動モデルだ。
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オーバーステアを抑制する新ドライビングモードを搭載

しかし、インゴルシュタットのエンジニアは、直線的な走りだけでなく、R8 GTをコーナーでもより楽しく走れるようにと考えたのだ。また「RS 3」と同様に、R8 GTにも「トルクリア」モードが搭載されている。トラクションコントロールは、リアアクスルのスリップを管理し、7段階で制御されたオーバーステアを可能にする。

しかし、R8 V10 GTには、パワーアップや新しいドライビングモードだけでなく、ダイエットも施されているのだ。セラミックブレーキの標準装備、カーボンスタビライザー、重量を最適化した新しい20インチホイールなど、いくつかの対策により、R8 GTは約20kgの軽量化を実現している。さらにスポーティーなコイルオーバーサスペンションもオプションで装着でき、伸縮減衰力を調整することができるようになっている。

スワンネックスタイルの大型リアウイングなど、新しいカーボンエアロキットが採用されている。
スワンネックスタイルの大型リアウイングなど、新しいカーボンエアロキットが採用されている。拡大

カーボン製のエアロキットとインテリアを採用

しかし、改造は技術だけにとどまらず、外観にも多少の工夫が施されている。変更点としては、ルックスだけでなくダウンフォースにも効果のある新しいカーボンエアロキットが採用されている。これには、フロントスプリッター、フリック、サイドスカートパネルに加え、新しいディフューザーとスワンネックステーの大型リアウイングが含まれている。

インテリアでは、初代R8 GTへのオマージュとして、ブラックとレッドのコンビネーションでインテリアトリムを構成している。初代と同様に、シートベルトとレタリングは赤色で、残りの表面はアルカンターラまたはレザーで覆われている。ギアセレクターレバーの下、中央に配置されたシリアルナンバーも見どころのひとつだ。

(Text=Sebastian Friemel/Photos=Audi AG)

記事提供:AUTO BILD JAPAN Web(アウトビルトジャパン

インテリアはブラックとレッドのコンビネーション。これは初代「R8 GT」へのオマージュだ。
インテリアはブラックとレッドのコンビネーション。これは初代「R8 GT」へのオマージュだ。拡大
AUTO BILD 編集部

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