トヨタGRカローラRZ(後編)

2023.05.07 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「トヨタGRカローラ」に試乗。後編では動力性能、特によく似たパワートレインを搭載した「GRヤリス」とのドライブフィールの違いについて語ってもらおう。
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気持ちのいい不協和音

トヨタGRが放つスーパーモデル、GRカローラRZの動力面はどうだろう? レーシングドライバー山野哲也に水を向けると、まずはブレーキから話が始まった。

山野:GRカローラはブレーキのキャパシティーが高い。フロントのローターは、最近のモータースポーツ界のトレンドに沿って2ピース構造になっています。実際にパッドが当たる面積が広いのが見てとれます。

webCG:なるほど。ブレーキとして物理的に機能する面積が広いわけですね。利き方はどうですか?

山野:ブレーキぺダルを踏んですぐ、ストロークの手前から制動力が立ち上がる。奥まで踏まなくても減速Gがかかるので、安心感はあります。

webCG:このクルマの場合、サーキットに持ち込むユーザーもいると思います。純正のブレーキパッドはどうでしょう?

「うーん」と少し考えるジムカーナマイスター。頭の中では、GRカローラでパイロンを回っているのかもしれない。

 
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