新型「メルセデス・ベンツEクラス」が日本デビュー 価格は894万円から【東京オートサロン2024】
2024.01.12 自動車ニュース![]() |
メルセデス・ベンツ日本は2024年1月12日、千葉・幕張メッセで開幕した東京オートサロン2024(会期:1月14日まで)で新型「メルセデス・ベンツEクラス(セダン/ステーションワゴン)」を発表し、予約注文受け付けを開始した。発売は2月を予定している。
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Eクラスは、世界で累計1600万台以上を販売したメルセデス・ベンツの中核モデル。新型ではデザインを一新するとともにパワートレインをすべてのモデルで電動化。最新世代の「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」を取り入れるなどして機能性と快適性の強化を図っている。
新型のボディーサイズは全長×全幅×全高=4949×1880×1468mm(欧州仕様)。ホイールベースを先代より20mm長い2960mm(国内仕様の数値)とし、グリーンハウスを後退させて伝統的な「キャブバックワード」フォルムを強調。3Dデザインのフロントグリルは、スリーポインテッドスターとグリルを一体化させた。
インテリアは大きなトリムパネルがダッシュボード中央まで伸びる形状を採用。助手席側にもディスプレイが備わる「MBUXスーパースクリーン」(オプション)を搭載した場合、大型ガラス面がセンターから助手席側まで広がる。「3Dコックピットディスプレイ」は、ドライバー側を向いた2つのカメラがドライバーの左右それぞれの視線を追跡し、特殊なメガネを使用せずに3D映像を見ることが可能となった。
MBUXインフォテインメントシステムに統合された「オンラインミュージック」サービスでは、ストリーミング配信サービスの「Spotify」「Amazon Music」「Apple Music」にアクセス可能。Dolby Atmosにも対応した「Burmester 4Dサラウンドサウンドシステム」では立体音響を楽しめる。さらにサードパーティーのアプリを直接インストールすることが可能になり、「TikTok」や「Zoom」などを利用できる。
パワートレインはマイルドハイブリッドを2種類用意。「E200」は2リッター直列4気筒ガソリンターボエンジン(最高出力204PS、最大トルク320N・m)を、「E220d」は2リッターの直列4気筒ディーゼルターボエンジン(197PS、440N・m)を搭載している。いずれもエンジンと9段ATとの間にレイアウトされたISGによって短時間ながら23PS、205N・mのアシストを受けられる。
プラグインハイブリッドモデルの「E350eスポーツ エディションスター」は2リッター4気筒ガソリンターボエンジンに最高出力129PSのモーターと容量25.4kWh(EV走行用には19.5kWhを使用)を組み合わせ、システム最高出力312PSを発生。約140km/hまでEV走行が可能で、EV走行換算距離は112km(WLTCモード)を実現した。普通充電と急速充電の両方に対応するほか、V2H・V2Lによって車外に電力を供給できる。
後輪操舵システム「リアアクスルステアリング」を採用しており、約60km/h以下では、リアホイールをフロントホイールとは逆方向に最大4.5度、約60km/hを超えると、リアホイールをフロントホイールと同じ方向に最大2.5度操舵する。低速域では小回り性能を高め(最小回転半径は5.4m→5.0mに)、中高速域では走行安定性を高めている。
新型Eクラスのラインナップと価格は以下のとおり。
【セダン】
- E200アバンギャルド:894万円
- E220dアバンギャルド:921万円
- E350eスポーツ エディションスター:988万円
【ステーションワゴン】
- E200ステーションワゴン アバンギャルド:928万円
- E220dステーションワゴン アバンギャルド:955万円
(鈴木真人)
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