これがおすすめ! ツナグルマ:未来の山車はモーターアシスト付き【ジャパンモビリティショー2025】
2025.10.31 これがおすすめ!|  拡大 | 
フリーランサー河村康彦がジャパンモビリティショー2025で注目したのは、6輪車でもはたまたパーソナルモビリティーでもない未来の山車(だし)。なんと、少人数でも引けるモーターアシスト付きの「TSUNAGURUMA(ツナグルマ)」だ。
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伝統と未来のコラボレーション
フォルクスワーゲン グループはいないしステランティスも出ていない。ボルボやルノーの姿もなく、確かにこれでは国際的なモーターショーは名乗れないかな……などと考えながらそろそろ引き揚げるべく出口へと向かうと、突如黒くて祭りの山車のような異彩を放つ物体が。
興味津々に近づくと、見た目はどうみても山車。なんでも最近の少子高齢化に伴う担ぎ手不足も踏まえ、少人数でも楽に引けるようにとモーターアシスト機構を組み込むとともに、音と映像で祭りを盛り上げるべく大型のLEDディスプレイやおはやしを奏でる大型スピーカーも備えたそれは、「伝統と未来の融合」をテーマにつくられたハイテクお祭りマシン、ツナグルマであった。
車両本体(?)のデザインは縁起のいい「亀」がモチーフで、最上部には離島を除くと東京都唯一の村として知られる檜原村産の杉を活用した太鼓が。その下には東京都の全市区町村の名を記したちょうちんを並べ、ホイールキャップにも「東京」の文字……と、どこまで東京推しをするのかと思えば、実はこの車両というか山車は、東京都が主催するオープンイノベーションで持続可能な都市を実現するためのスタートアップイベント「SusHi Tech Tokyo 2024」への出展用にRDSが制作したもの。
果たしてこれもモビリティーか? と問われるとちょっと答えに窮するものの、移動できればなんでも出展OKというのが今回のジャパンモビリティショーの理念なんでしょう。
一方、2代目「スマート・フォーツー」を乗り継ぐ個人としては、次期FXにふさわしいモデルも気になるところ。もはやスマートには期待できないし軽自動車はどれも後席が立派すぎるし……後席はなくても小さな駐車枠にも無造作に頭から突っ込めるようなのが所望なんですよね。
そんな個人目線で会場を眺めると新型電気自動車「スーパーONE プロトタイプ」の陰であまり話題になっていないものの、ホンダの「マイクロEV」などは好適か。まぁ、あそこまで小さくなくてもいいし何ならEVでなくてもよいわけですが……。
一方、かなり立派にはなるもののマツダの「ビジョンXコンパクト」も気になる存在。ただし、このレベルになるともはや“2台持ち”は必要なくなりそう。
(文=河村康彦)
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