参加者みんなが大満足! 高性能ホイールメーカー、レイズがファン感謝イベント開催
2024.04.26 自動車ニュース![]() |
ホイールメーカーの「RAYS(レイズ)」は2024年4月21日、公式ファンミーティング「2024 RAYS FAN MEETING」を、静岡県の富士スピードウェイで開催した。
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さながら“動くレイズ博物館”
2022年に初回が行われた同イベントは、今回で3回目。クルマ好きに向けた自動車イベント「モーターファンフェスタ 2024 in 富士スピードウェイ」とのジョイントで開かれている。
イベントへの参加は事前申込制で、同年3月2日より受け付けを開始したところ、なんと5日後にはエントリーを締め切らなければならないほどの応募があったというから、その人気ぶりがうかがえる。当日は、約650台のレイズホイール装着車と1000人以上の参加者が集い、会場となった広大な駐車スペースは、瞬く間に埋め尽くされた。
そんなファンたちの愛車は、まさに多種多様だ。モータースポーツシーンでも活躍するレイズだけに、そのイメージどおり、初代「ホンダNSX」や第2世代の歴代「日産スカイラインGT-R」、「スバルWRX」といったスポーツカーが多く見られた一方で、「トヨタ・ランドクルーザー」をはじめとするSUVや、「トヨタ・アルファード/ヴェルファイア」などのミニバンも少なくなかったことに驚かされた。これだけの台数が集まると、珍しいクルマもちらほら。50年を超える歴史を持つレイズだけに、懐かしのアルミホイールを装着した旧車の姿もあった。まさにミーティングエリアは、“動くレイズ博物館”といった雰囲気で、カメラを片手に駐車スペースを見学して回るファンも多かった。
太っ腹な抽選会に興奮
会場内には、レーシングカーやショップのデモカーなどによるレイズホイール装着車の展示に加え、93本ものレイズホイールが展示された。
ずらりと飾られたホイールの姿は、まさに圧巻である。人気のボルクレーシングの大定番「TE37」シリーズをはじめ、SUV向けの「A・LAP」やドレスアップ志向の「VERSUS」など、幅広いラインナップが並べられた。そのなかに特殊なレーシングホイールが含まれているというのも、同イベントならではの展示内容だろう。オフィシャルグッズの物販エリアも大人気で、まるで人気アーティストのライブ会場さながらの光景が広がった。イベント限定グッズが入手できたほか、実際に商品を見て購入できるという点がファンには魅力だったようだ。
なかでもイベント最大の目玉となったのが、大抽選会だ。商品はレイズのグッズで、コンテナボックスやトートバッグ、限定Tシャツなどさまざま。驚くべきは、特賞のアイテムである。「レイズ×セイコーのクロノグラフ」や非売品である「『TE37 SAGA』の4分の1スケールディスプレイ」だけでもすごいのだが、なんと特大賞として、「レイズの鍛造ホイール1台分」という高額商品まで用意されていたのだ。しかも、抽選は午前と午後の2回。つまり、各賞とも2人に贈られるという気前のよさ。超幸運な特大賞の当選者は、満面の笑みを浮かべ、目録を受け取っていた。きっと、しばらくは愛車のホイール選びが最大の悩みとなることだろう。
つくり手もファンも胸アツ
会場でファンを出迎えていた斯波(しば)翔太郎社長に話をうかがうと、以前から店舗での販促イベント等は行っていたが、より多くの人に楽しんでもらえるイベントを開催したいという思いがあったという。ようやく実現できた2022年の初開催では、予想を超える反響があり、それが3年連続の実施につながっているとのことだ。前述の豪華な抽選会も、各地から楽しみに集まってくれるファンへの感謝の気持ちの表れなのだろう。
近年の販売傾向については、装着車別のデータによれば、上位10商品が、すべてSUV用だという。もちろん、「トヨタGR86」や「マツダ・ロードスター」などのスポーツカーがランクインすることもあるが、時々というレベルだそう。それも、レイズが、SUV人気の高まりに合わせて、積極的にSUV向けの商品を展開してきたことが大きいという。また海外市場での人気も高まっており、輸出も増えているそうだ。
斯波社長はさらに、「材料高などの影響で、国内製品の価格を少し上げさせてもらったものの、お客さまからは理解をいただけていることに感謝しています」「今後は、より価格と性能のバランスのいい商品を提供したい。同時に、海外の富裕層のニーズが高まっていることもあり、よりプレミアムな製品も展開していきたい」などと、今後の展望を語った。
レイズホイールつながりで集まったファンの愛車たちは、本当に個性豊かで、それを眺めるだけでも楽しめた。そして来場者からは「来年も参加したい」「お土産が毎年レベルアップしてうれしい」「スタッフさんが親身になってくれるから居心地がよかった」といった喜びの声が届いているとのこと。これだけ盛り上がったならば、斯波社長をはじめとするスタッフも、既に来年の開催に向けて、新たな構想を練っているのではないだろうか。次回は、どんなレイズの世界を見せてくれるのか、そして、どのようなこだわりの愛車たちが集うのか、非常に楽しみだ。
(文と写真=大音安弘)
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