ホンダが“走りのコンパクトEV”「スーパーONE」発売

2026.05.21 自動車ニュース webCG 編集部
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ホンダ・スーパーONE
ホンダ・スーパーONE拡大

本田技研工業は2026年5月21日、新型電気自動車(EV)「Super-ONE(スーパーONE)」を同年5月22日に発売すると発表した。

ホンダ・スーパーONEの外装・内装をフォトギャラリーで見る(56枚)

「スーパーONE」のベースモデルは「N-ONE e:」。「運転すると思わず笑顔になる一台」を目指して開発された。
「スーパーONE」のベースモデルは「N-ONE e:」。「運転すると思わず笑顔になる一台」を目指して開発された。拡大
ワイドで踏ん張り感のあるボディーは軽規格を超えている。車重は1090kgと公表される。
ワイドで踏ん張り感のあるボディーは軽規格を超えている。車重は1090kgと公表される。拡大
給電口は、普通充電用・急速充電用ともにフロントフェイスにレイアウトされる。
給電口は、普通充電用・急速充電用ともにフロントフェイスにレイアウトされる。拡大
水平基調のインストゥルメントパネルは、運転に集中できる視界の確保に貢献するとされる。
水平基調のインストゥルメントパネルは、運転に集中できる視界の確保に貢献するとされる。拡大
最高出力がアップする「ブースト」モードには、右側ステアリングスポーク上にある紫色のスイッチで移行する。
最高出力がアップする「ブースト」モードには、右側ステアリングスポーク上にある紫色のスイッチで移行する。拡大
液晶画面内には“3連メーター”のグラフィックが表示される。ベテランのクルマ好きを喜ばせる演出である。
液晶画面内には“3連メーター”のグラフィックが表示される。ベテランのクルマ好きを喜ばせる演出である。拡大
特徴的なカラーリングのシートは、かつての「シティ ターボII」のものをモチーフに開発したという。
特徴的なカラーリングのシートは、かつての「シティ ターボII」のものをモチーフに開発したという。拡大
リアシートは2人掛け。座面をはね上げて積載スペースとするチップアップ機構が備わる。
リアシートは2人掛け。座面をはね上げて積載スペースとするチップアップ機構が備わる。拡大
荷室の様子。フロア下にも予備の収納スペースが確保される。
荷室の様子。フロア下にも予備の収納スペースが確保される。拡大
発表会の会場にはタレントの若槻千夏さんも姿を見せ、トークショーを展開。「スーパーONE」に触れて「いっしょに写真を撮りたくなるかわいさがありますね」などと評した。
発表会の会場にはタレントの若槻千夏さんも姿を見せ、トークショーを展開。「スーパーONE」に触れて「いっしょに写真を撮りたくなるかわいさがありますね」などと評した。拡大

スーパーONEは、「ホンダ伝統の操る喜びを宿した軽量EV」として、走りの楽しさを重視し開発されたコンパクトカー。ベースとなっているのは同じくフル電動の軽EV「N-ONE e:」である。

車名には「これまでのEVの常識や軽自動車規格の枠を超越する存在(Super)」「ホンダならではの唯一無二(One and Only)の価値を届けたい」という思いが込められているという。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=3580×1575×1615mmで、ホイールベースは2520mm。軽自動車規格におさまるN-ONE e:と比べた場合、185mm長く、100mm幅広く、70mm高い“ひと回り大きなサイズ”となっている。操縦安定性を高めるべく、前後のトレッドも40mmワイド化。外観上は、ボディー四隅に張り出したブリスターフェンダーや、専用のエアロパーツ、15インチアルミホイール(マットベルリナブラック+切削)などが特徴だ。

ボディーカラーには、宇宙に向かって上空を走る雷「ブルージェット」をモチーフにしたというスーパーONE専用色「ブーストバイオレット・パール」を設定。これに「プラチナホワイト・パール」「チャージイエロー」「ルミナス・グレー」「クリスタルブラック・パール」を加えた全5色展開となっており、クリスタルブラック・パール以外では、ブラックルーフと組み合わせるバイトーンカラーも選べる。

一方インテリアは、ブルーやホワイトのアクセントカラーが目を引くフロントスポーツシートや、室内を彩るLEDインパネラインイルミネーション、8スピーカーのBOSEプレミアムサウンドシステムなどがセリングポイント。液晶式のメーターパネルには往年のチューニングカーのような3連メーターを表示できるモードが用意されており、没入感のあるドライビング空間が演出されている。

乗車定員は4人で、50:50分割式の後席には可倒機構に加えてチップアップ機能も備わる。荷室は、フロア下にも予備の収納スペースが確保されている。

パワートレインは小型のe-Axleと容量29.6kWhの薄型バッテリーとで構成される。ドライブモードは一般的な「エコ」「シティー」「ノーマル」「スポーツ」に加えて、専用の「ブースト」モードを設定。フロントモーターの最高出力は通常、N-ONE e:と同じ47kW(64PS)に制限されているが、ブーストモードではこれを70kW(95PS)にまでアップ。有段変速機のようなギアチェンジの感覚を再現した仮想有段シフト制御や、仮想のエンジン回転数に応じた自然で迫力あるエンジンサウンドとして響かせる、アクティブサウンドコントロールもドライバーの気分を盛り上げる。

そのほか、フロントに専用のアルミ鍛造ロワアームを採用し、リアサスも専用セッティングとしたほか、ボディー剛性を高めたことも、走りのよさに直結するポイントとして挙げられる。ブレーキについても、フロントのディスク径を13インチから14インチに、リアドラムのピストン径を15mmから19mmに拡大するなど、基本性能の向上が図られている。

一充電走行距離はWLTCモードで274kmとされており、充電に要する時間は普通充電で約4.5時間(出力6kW以上の充電で、バッテリー残量警告灯が点灯した時点から満充電までの時間)、急速充電で約30分(最大出力50kW以上の充電で、バッテリー残量警告灯が点灯した時点から充電量80%までに要する時間)と公表される。

スーパーONEの価格は339万0200円。購入に際しては、国からのCEV補助金が130万円、地方自治体からも(地域によって差があるものの)東京都の場合で60万円の補助金が支給される。このほかV2Hや太陽光発電といった設備の導入に伴い補助金が追加されるケースもあるなど、最大で200万円以上の補助が得られる点も大きなトピックとなっている。

ホンダによれば、2026年4月からの先行受注では7000台の予約があったとのこと。海外からの引き合いも多く、国内販売開始から1年以内に、順次イギリス・アジア・オセアニアの各市場にも投入される予定だ。

(webCG)

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