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2/54「ボルボP1800E」のインストゥルメントパネルまわり。レバー式のウインカーをはじめ、操作系で特殊な部分はない。サイドブレーキは運転席の左側に備わっている。
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3/54シートは黒のレザー製。後席の乗降を容易にするため、背もたれにはレバーで操作する可倒機構が備わっている。
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4/54リアに装着された「1800E」のバッジ。同車は電子制御式燃料噴射装置を備えた、「P1800」の最終モデルにあたる。
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5/54「P1800」は1961年から1973年まで生産されたボルボのスポーツモデルである。2ドアクーペの他、派生モデルとしてワゴンボディーの「P1800ES」が存在する。
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6/54「ボルボP1800」のプラットフォームは、「アマゾン」の名で親しまれる「120」シリーズのフロアパンをベースに、ホイールベースを切り詰めて開発された。
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7/54「P1800」のトランスミッションには4段MTと3段ATが用意されており、ともにセレクターレバーは“フロアシフト”となっていた。
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8/54タイヤサイズは165SR15。テスト車にはミシュランがクラシックカー向けに生産している「XZX」が装着されていた。
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9/54「P1800」の生産は、当初はボディーパネルの製造がプレストスチール、車両組み立てがジェンセンと、ともにイギリスで行われていたが、後にすべてスウェーデンに移管された。
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10/54中央自動車道を河口湖方面へと向かう「1800E」。動力性能は、最高速が190km/h、0-100km/h加速が9.5秒と公称されていた。
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11/54運転席の正面に備わる計器は速度計、エンジン回転計、油温計、水温計の4種類。これとは別に、インストゥルメントパネルの中央に、油圧計、燃料計、時計が装備されている。
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12/54「1800E」に搭載される「B20」型エンジン。ターンフロー式の2リッター直4 OHVで、130psの最高出力を発生した。
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13/54ドアパネルやウィンドウに施されたメッキのモールディング。曇りや腐食はもちろん、古いクルマにありがちなパネル間の“段つき”などもなく、非常に良好な状態を保っていた。
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14/543点式シートベルトはボルボが1959年に実用化したもの。「PV544」から導入が進められた。
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15/54後席スペースは、背もたれを倒すと写真のように荷室としても使えるようになっていた。
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17/54ボルボP1800E
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下野 康史
自動車ライター。「クルマが自動運転になったらいいなあ」なんて思ったことは一度もないのに、なんでこうなるの!? と思っている自動車ライター。近著に『峠狩り』(八重洲出版)、『ポルシェよりフェラーリよりロードバイクが好き』(講談社文庫)。
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