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1/10ここのところ、イタリアでよく見かけるベージュ・カプチーノの「フィアット・パンダ」。
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2/10シエナ~フィレンツェ線を走る陸送車。積載している「パンダ」のカラーは、すべてベージュ・カプチーノだ。
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3/10ベージュ・カプチーノの「パンダ」がブレイクしている理由は「追加料金ゼロ」だった。
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4/10こうしたビビッドな色の「パンダ」は、実は本国では少数派である。シエナの骨董(こっとう)市にて。
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5/10ベージュ・カプチーノが意外にもすんなりと受容された背景には、往年の「フィアット500」で見られた、似た色へのノスタルジーがあったのはたしかだろう。
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6/10気がつけば、カプチーノ色は、それなりにトレンドだ。これはわが家にあるデンマークはボダム社のマイボトル。
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7/10先日「ネスプレッソ」のサービスマンが、故障した品の代わりに持ってきた貸し出し用エスプレッソマシンもカプチーノ色である。
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8/10バスルームをのぞけば、女房が買ってきた“せっけんディスペンサー”も……。
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9/10「パンダ ヤング」(写真)は初代パンダに存在した特別仕様車だが、現行型においても2015年に設定された(現在は販売終了)。“売り”は1万ユーロを切った特別価格だったが、専用デカールやマットカラーのホイールキャップなどのドレスアップにより、プアなムードがゼロなのは、さすがフィアット。
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10/10シエナ旧市街を行く「パンダ」。乗っていたのは2人の修道女であった。質素な生活をよしとする修道院の足としても、イタリアでパンダは定番である。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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