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2/26試乗の朝、高速道路のサービスエリアにたたずむ「720S」。有機的なデザインと鮮やかなボディーカラーをまとう同車は、ここではまるで異形のもの。
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3/26「720Sラグジュアリー」には、軽量な鍛造ホイールが装着される。サイズは、フロント(写真)が19インチでリアは20インチ。
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4/26「720S」の表情を特徴づけるヘッドランプ。エアインテークと一体となったデザインが採用されている。
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5/26流麗なシルエットを描く「720S」のサイドビュー。かつての「MP4-12C」や「650S」に見られたサイドのエアインテークは、「720S」では廃された。
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6/26従来モデルと同様に、跳ね上げ式のドアを持つ「720S」。左右を開閉した際の全幅は2809mm(+879mm)、全高は1953mm(+757mm)と公表される。(カッコ内はクローズ時との差)
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7/26速度に応じて立ち上がるリアウイング。スイッチを介して操作することもできる。
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8/26ドライバー中心にデザインされたインテリア。テスト車のものは、カーボン製のパネル類でドレスアップされている。
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9/26運転席でポーズをキメる筆者。最低地上高は通常107mmで、オプションの「車両リフトシステム」を使用するとフロントのみ134mmにまで上げられる。
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10/26「720Sラグジュアリー」のスポーツシート。シートヒーターと、シートポジションのメモリー機能が備わる。
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11/26細身のセンターコンソールには、タッチパネル式の縦型モニターが装着される。
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12/26左右のシート間から後方を見た様子。後方視界のよさは「720S」のセリングポイントのひとつである。室内後部(写真中央)は、荷物の積載スペースに充てられている。
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13/26今回は、高速道路を中心に250kmほどの道のりを試乗。燃費は満タン法で7.0km/リッター、車載の燃費計で6.1km/リッターを記録した。
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14/26「720S」では、「モノケージII」と名付けられたセル状のカーボンシャシーを採用。ゆとりある車内スペースを確保しつつ、車体の軽量化を実現した。
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15/26キャビン後方には、最高出力720psの4リッターV8ツインターボエンジンが搭載される。ただし、エンジンフードは工具なしでは開けられない。
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16/26フル液晶表示のメータークラスター。センターにアナログデザインのエンジン回転計が配される。
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17/26メータークラスターは、スイッチひとつで手前側に折りたたむことができる。この「スリムディスプレイモード」では、最低限の情報だけが表示されるようになる。
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「マクラーレン720S」が0-100km/h加速に要する時間は2.9秒。最高速度は341km/hに達する。
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19/26センターコンソールに備わる、走行モードのセレクター。上部のダイヤルはハンドリングに関する制御を、下部のダイヤルはパワートレインの制御をつかさどる。それぞれ個別に、コンフォート/スポーツ/トラックの3種類を選択できる。
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20/26「720S」は、新世代の「プロアクティブシャシー・コントロール」を搭載。サスペンションやパワーステアリングとの統合制御により、ドライバーの自在なドリフトコントロールを許容する。
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21/26ドアの上面には、前後に伸びるスリットが設けられており、車体後方(写真では手前)のエアインテークからエンジン冷却用の空気が取り入れられる。
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22/26「マクラーレン720S」は、ベースモデルに加えて、装備の異なる「720Sラグジュアリー」と「720Sパフォーマンス」がラインナップされる。
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23/26マクラーレン720Sラグジュアリー
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24/26フロントのラゲッジスペース。150リッターの容量が確保されている。
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25/26細身のセンターコンソールには、シフトセレクターが階段状に並ぶ。写真上に見えるのは、エンジンのオンオフボタン。
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26/26「720S」のドアは、上部パネルがルーフにまで回りこんでいるため、開いた際には、乗員の頭上をさえぎるものがなくなる。試乗車はさらに、パネルそのものをオプションのグラスルーフに換えている。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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