-
1/15
-
2/151966年に行われた第3回日本グランプリの様子。日本グランプリの中止に伴い、富士スピードウェイは集客の見込める新しいイベントの開催に迫られた。
-
3/151971年の初開催より、19年にわたり行われ続けた富士グランチャンピオンシリーズ。プライベーター主体のレースを根付かせ、日本のモータースポーツの成熟に大いに貢献した。(写真=FUJI SPEEDWAY)
-
4/15グリッドから各マシンが一斉にスタートを切る。当初はポルシェやマクラーレン、ローラといった、日本グランプリでも活躍を見せたような多気筒・大排気量のプロトタイプレーシングカーが強さを示していた。(写真=FUJI SPEEDWAY)
-
5/15当初のグランチャンピオンシリーズでは、市販車ベースのレースカーと純レーシングカーが混走していた。(写真=FUJI SPEEDWAY)
-
6/152リッターの小排気量エンジンを搭載しながら、旧来のマクラーレンやポルシェに比肩する速さを見せた「シェヴロンB19」。コストパフォーマンスに優れたマシンの登場が、グランチャンピオンシリーズに多くのプライベーターを誘引した。(写真=FUJI SPEEDWAY)
-
7/15津々見友彦のドライブする「ローラT212」(手前)。高速コースである富士スピードウェイに合わせ、ボディーは大幅にモディファイされていた。(写真=FUJI SPEEDWAY)
-
8/15富士スピードウェイの第1コーナーだった30度バンク。ホームストレートから減速なしで飛び込む超高速コーナーとして数々の名勝負を生んだが、あまりに危険だったために1974年を最後に廃止されてしまった。(写真=FUJI SPEEDWAY)
-
9/151984年シーズンに使用されたレーシングカー「マーチ 812/MCS V」。シングルシーター時代の“グラチャンカー”は、フォーミュラカーの骨格にカウルをかぶせたものだった。
-
10/15長年にわたる開催の間に、マシンはもちろんドライバーも世代交代。かつて日本グランプリに参加していた面々やグラチャンで一時代を築いた高原敬武などに代わり、シングルシーター時代には星野一義や中嶋 悟、松本恵二などが覇を競うようになった。
-
11/15マシンの上で喜びをあらわにする星野一義。星野はグランチャンピオンシリーズにおいて、通算5度の年間王者に輝いている。
-
12/15大会のたびにサーキットに集まる暴走族も、グランチャンピオンシリーズにとっては悩みの種だった。
-
13/15ツーリングカーレースに投入された「マツダ・サバンナRX3」。当時の暴走族は、ウイングやオーバーフェンダーなどが装着されたレーシングカーの姿を模して、自分たちのクルマを改造した。(写真=FUJI SPEEDWAY)
-
14/151987年に鈴鹿で初開催されたF1日本グランプリの様子。1980年代の後半にはF1やJSPC(全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権)などのレースが盛り上がり、日本でもモータースポーツブームが巻き起こった。
-
15/15グランチャンピオンシリーズ最後の年となった1989年の最終戦の様子。この年は、前年に続きジェフ・リース選手がタイトルを獲得し、グラチャン最後のシリーズチャンピオンとなった。(写真=FUJI SPEEDWAY)

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
自動車ヒストリーの新着記事
-
第105回:資本主義のうねりを生んだ「T型フォード」
20世紀の社会を変えた大量生産と大量消費 2021.7.21 世界初の大量生産車となり、累計で1500万台以上が販売された「T型フォード」。このクルマとヘンリー・フォードが世にもたらしたのは、モータリゼーションだけではなかった。自動車を軸にした社会の変革と、資本主義の萌芽(ほうが)を振り返る。 -
第104回:世界を制覇した“普通のクルマ”
トヨタを支える「カローラ」の開発思想 2021.7.7 日本の大衆車から世界のベストセラーへと成長を遂げた「トヨタ・カローラ」。ライバルとの販売争いを制し、累計販売台数4000万台という記録を打ち立てたその強さの秘密とは? トヨタの飛躍を支え続けた、“小さな巨人”の歴史を振り返る。 -
第103回:アメリカ車の黄金期
繁栄が増進させた大衆の欲望 2021.6.23 巨大なボディーにきらびやかなメッキパーツ、そそり立つテールフィンが、見るものの心を奪った1950年代のアメリカ車。デトロイトの黄金期はいかにして訪れ、そして去っていったのか。自動車が、大国アメリカの豊かさを象徴した時代を振り返る。 -
第102回:「シトロエンDS」の衝撃
先進技術と前衛的デザインが示した自動車の未来 2021.6.9 自動車史に名を残す傑作として名高い「シトロエンDS」。量販モデルでありながら、革新的な技術と前衛的なデザインが取り入れられたこのクルマは、どのような経緯で誕生したのか? 技術主導のメーカーが生んだ、希有(けう)な名車の歴史を振り返る。 -
第101回:スーパーカーの熱狂
子供たちが夢中になった“未来のクルマ” 2021.5.26 エキゾチックなスタイリングと浮世離れしたスペックにより、クルマ好きを熱狂させたスーパーカー。日本を席巻した一大ブームは、いかにして襲来し、去っていったのか。「カウンタック」をはじめとした、ブームの中核を担ったモデルとともに当時を振り返る。
新着記事
-
NEW
「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」発表イベントの会場から
2025.10.6画像・写真マツダは2025年10月4日、「MAZDA FAN FESTA 2025 at FUJI SPEEDWAY」において、限定車「マツダ スピリット レーシング・ロードスター」と「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」を正式発表した。同イベントに展示された車両を写真で紹介する。 -
NEW
第320回:脳内デートカー
2025.10.6カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。中高年カーマニアを中心になにかと話題の新型「ホンダ・プレリュード」に初試乗。ハイブリッドのスポーツクーペなんて、今どき誰が欲しがるのかと疑問であったが、令和に復活した元祖デートカーの印象やいかに。 -
NEW
いでよ新型「三菱パジェロ」! 期待高まる5代目の実像に迫る
2025.10.6デイリーコラムNHKなどの一部報道によれば、三菱自動車は2026年12月に新型「パジェロ」を出すという。うわさがうわさでなくなりつつある今、どんなクルマになると予想できるか? 三菱、そしてパジェロに詳しい工藤貴宏が熱く語る。 -
NEW
ルノー・カングー(FF/7AT)【試乗記】
2025.10.6試乗記「ルノー・カングー」のマイナーチェンジモデルが日本に上陸。最も象徴的なのはラインナップの整理によって無塗装の黒いバンパーが選べなくなったことだ。これを喪失とみるか、あるいは洗練とみるか。カングーの立ち位置も時代とともに移り変わっていく。 -
マツダ・ロードスターS(前編)
2025.10.5ミスター・スバル 辰己英治の目利き長きにわたりスバルの走りを鍛えてきた辰己英治氏が、話題の新車を批評。今回題材となるのは、「ND型」こと4代目「マツダ・ロードスター」だ。車重およそ1tという軽さで好評を得ているライトウェイトスポーツカーを、辰己氏はどう評価するのだろうか? -
BMW R12 G/S GSスポーツ(6MT)【試乗記】
2025.10.4試乗記ビッグオフのパイオニアであるBMWが世に問うた、フラットツインの新型オフローダー「R12 G/S」。ファンを泣かせるレトロデザインで話題を集める一台だが、いざ走らせれば、オンロードで爽快で、オフロードでは最高に楽しいマシンに仕上がっていた。