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1/16朝10時前、シエナ駅にて。いよいよナポリに向けて6時間のバス旅に出発。
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2/16ひたすら乗っていればイタリア半島の南、バーリまで行く。始発地フィレンツェからの距離は700kmに及ぶ。
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3/16交通安全祈願もばっちり。運転席横には聖人のお守りステッカーが。さらにルームミラーには十字架がかけられていた。
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4/16車両は、ダイムラーの商用車ブランドのひとつであるゼトラ。
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5/16日ごろ自分で運転していては見られない角度から陸送車を眺めるのも面白い。
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6/16ローマ市内にて。どこまでが捨ててあるクルマか、どこまで現役かわからない。路上広告がスマートなのは、取り回しや駐車性が重要視されるローマならではである。
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7/16ローマのティブルティーナ・バスターミナル。イタリア国内はもとより東ヨーロッパなどへのバスも多く出ている。フィウミチーノ空港行き電車にも直結している。
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8/16フリックスバスの乗客は、各国の若者が多い。しかし、その便利さに慣れたビジネス客もちらほら。
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9/16ローマには時刻表より早く到着したため、30分以上の停車時間が。持参した弁当を食べたあと、後部でくつろぐ筆者。
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10/16参考までに、行きのゼトラに対して、帰り便はメルセデス・ベンツ製観光バス「トゥリズモ」であった。
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11/16今回のルートと、イタリアの高速新幹線「フレッチャロッサ」は、まさに絡みあうようにして走る。
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12/16約6時間の旅の終わり。ナポリのバスターミナルで南部の太陽を浴びる筆者。
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13/16ナポリ旧市街にて。よく見ると「フィアット・チンクエチェント」が埋もれていた。
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14/16翌朝、ヴェスヴィオ山とナポリ湾を望む。バス旅は思いのほか快適だった。
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15/16地方旅の楽しみはローカルテレビ。地元のいすゞディーラーが懐かしいロゴをいまだ使っていた。
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16/16これが例の日本語注意書き。どのような翻訳ソフトを使えば、このような結果がはじき出されるのか興味津々。それとも人力か?

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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