-
1/17レクサスUX
-
2/172018年11月に発表・発売された「レクサスUX」。レクサス製SUVのエントリーレベルに位置する、コンパクトモデルである。
-
3/17今回の主役はあくまで「UX」だが、まずは兄貴分である「NX」の話にお付き合いいただきたい。今日におけるレクサスデザインの特徴を理解する上で、欠かせないモデルなのだ。
-
4/17「レクサスNX」のサイドビュー。ルーフラインの最も高い場所がリア寄りに位置しており、かなり“前のめり”なスタイリングとなっているのが分かる。
-
5/17ドアパネルの上部に入る斜めの陰影に注目。「レクサスNX」のフロントドアパネルは、前下方からドアハンドルにいたるラインでなだらかに折れ曲がっており、他のモデルにはない大胆なサイドビューを形成している。
-
レクサス UX の中古車webCG中古車検索
-
6/17レクサスNX300h“バージョンL”
-
7/17他のブランドでは見られない、さまざまな試みが見られるレクサスのデザインは、明照寺氏いわく「非常に見どころが多く、参考になる」ものだとか。
-
8/17リアフェンダーを張り出させ、それを強調すべくリアセクションの上部を絞り気味にするなど、「レクサスUX」は基本となる車体の形状そのものに特徴が与えられている。
-
9/17明照寺:「インテリアについては、前席まわりは上質だけど、後席はドアパネルにソフトパッドを使わないなど、“割り切り”がはっきりしていますね。良いとか悪いとかいう話ではなくて」
-
10/17「レクサスUX」のフロントマスク。
-
11/17「レクサスNX」のフロントマスク。顔全体に占めるフロントグリルの比率に注目。L字形のデイライトが分離されている点は大きく異なるものの、全体のイメージはNXも「UX」も変わらない。
-
12/17「レクサスUX」のリアビュー。フロントとは異なり、他のレクサス車とは趣の異なる意匠に仕上げられている。
-
13/17両端がフィンのように立てられたテールランプ。
明照寺:「見た限りでは、型と型の間にできるパーティングラインが見当たらなかったんですけど、どうやって成形しているんですかね?」 -
14/17テールランプには120個ものLEDを使い、光源の存在を感じさせない、コンセプトカーを思わせる均一な光を実現している。
-
15/17「レクサスUX」と同じ、GA-Cプラットフォームを用いて開発された「トヨタC-HR」。エッジの効いた大胆なデザインが特徴のコンパクトSUVだ。
-
16/17リアまわりを横から見たところ。突き出したバンパーを除いて見ても、リアまわりのピークはテールゲートの下。ウエッジシェイプのキャラクターラインから想像するより、やや低い位置にボリュームが与えられているのが分かる。
-
17/17永福:「トヨタ車でハッチバックボディーで“垂れ尻”論争って……」
ほった:「……なんだか、『カローラ スポーツ』の回(第9回・第10回参照)を思い出しますね」

明照寺 彰
さまざまな自動車のデザインにおいて辣腕を振るう、現役のカーデザイナー。理想のデザインのクルマは「ポルシェ911(901型)」。
永福ランプ(えいふく らんぷ)
大乗フェラーリ教の教祖にして、今日の自動車デザインに心を痛める憂国の士。その美を最も愛するクルマは「フェラーリ328」。
webCGほった(うぇぶしーじー ほった)
当連載の茶々入れ&編集担当。デザインに関してはとんと疎いが、とりあえず憧れのクルマは「シェルビー・コブラ デイトナクーペ」。
レクサス UX の中古車webCG中古車検索
カーデザイナー明照寺彰の直言の新着記事
-
第41回:ジャガーIペース(後編) 2019.7.17 他のどんなクルマにも似ていないデザインで登場した、ジャガー初の電気自動車「Iペース」。このモデルが提案する“新しいクルマのカタチ”は、EV時代のメインストリームとなりうるのか? 明照寺彰と永福ランプ、webCGほったが激論を交わす。
-
第40回:ジャガーIペース(前編) 2019.7.10 ジャガーからブランド初の100%電気自動車(EV)「Iペース」が登場。SUVのようにも、ハッチバックのようにも見える400psの快速EV。そのデザインに込められた意図とは? EVデザインのトレンドを踏まえつつ、現役の自動車デザイナー明照寺彰が語る。
-
第39回:アウディA6 2019.7.3 アウディ伝統のEセグメントモデル「A6」が、5代目にモデルチェンジ。新世代のシャシーやパワートレインの採用など、その“中身”が話題を呼んでいる新型だが、“外見”=デザインの出来栄えはどうなのか? 現役のカーデザイナー明照寺彰が斬る。
-
第38回:三菱eKクロス(後編) 2019.6.26 この“顔”はスポーツカーにもよく似合う!? SUV風のデザインが目を引く、三菱の新しい軽乗用車「eKクロス」。迫力満点のフロントマスク「ダイナミックシールド」の特徴とアドバンテージを、現役の自動車デザイナー明照寺彰が語る。
-
第37回:三菱eKクロス(前編) 2019.6.19 三菱最新のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」の採用により、当代きっての“ド迫力マスク”を手に入れた「三菱eKクロス」。そのデザインのキモに、兄弟車「日産デイズ」や同門のミニバン「三菱デリカD:5」との比較を通して迫る。
新着記事
-
NEW
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――BMW X3 M50 xDrive編
2025.9.5webCG Movies世界的な人気車種となっている、BMWのSUV「X3」。その最新型を、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? ワインディングロードを走らせた印象を語ってもらった。 -
NEW
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。 -
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】
2025.9.4試乗記24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。