-
1/20
-
2/20日本で「レクサスES」として販売されるのは初めてだが、北米では1989年のレクサスブランド設立当初からのラインナップで、現行モデルが実に7代目となる。そのESの2代目モデルの登場に合わせて、1991年に日本で発売されたのが「トヨタ・ウィンダム」だった。
-
3/20現行レクサス各車で用いられる「スピンドルグリル」は「ES300h“Fスポーツ”」専用のグリルパターンを採用している。グリル内は、L字をモチーフとしたピースが7000個以上も組み合わされたデザインになる。
-
4/20リアコンビネーションライトもL字をモチーフとしたデザインを採用し、ボディーから浮き出るように組み込まれている。リアスポイラーは「ES300h“Fスポーツ”」に標準装備のアイテム(他グレードではメーカーオプション)となる。
-
5/20「レクサスES300h“Fスポーツ”」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4975×1865×1445mm、ホイールベースは2870mmとなっている。大柄なボディーとそのエクステリアデザインから、レクサスのフラッグシップモデル「LS」と間違えてしまいそうだとの声も多く聞かれる。
-
レクサス ES の中古車webCG中古車検索
-
6/20パワートレインは、2.5リッター直4エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせた「THSII」。これは現行「カムリ」と同じもので、システム最高出力218psという実力を持つ。遮音性の高いガラスの採用もあって、エンジン音や不快な走行ノイズがキャビンにほとんど侵入してこないのも「ES」の特長だ。
-
7/20シフトノブは、他モデルの流用などではなく、「ES」のインテリアに合わせて新たにデザインされたこだわりのもの。シフトレバー横に配置されたタッチパッドとアームレストも、操作性を考慮しこの位置にポジションを決めたのだという。
-
8/20タイヤは前後とも235/40R19サイズ。「ES」のラインナップで19インチサイズを採用するのは、“Fスポーツ”のみとなる。試乗車は「ダンロップSP SPORT MAXX 050」タイヤを装着していた。
-
9/20これまでどちらかといえばエレガントなセダンといったイメージを持っていた「ES」だが、7代目はトップモデル「LS」似のエクステリアデザインを採用している。開発デザイナーはこれを「魅惑・刺激」と「スマートなスポーティーさ」を融合させた新たな挑戦だと説明している。
-
10/20レクサスの考えるHMI(ヒューマンマシンインターフェイス)をより進化させたというインテリアデザインを持つ「ES」。タッチスイッチと物理スイッチが適度に組み合わせられ、直観的な操作が可能だった。センターコンソール中央に位置するディスプレイは12.3インチで、横に配置されるアナログデザインの時計はGPSの時刻補正付きとなっている。
-
11/20ヘッドレスト一体式となるシートバックデザインを持つフロントシートは「ES300h“Fスポーツ”」の専用アイテム。アルミ製のペダルとフットレストも専用装備として採用している。センターコンソールボックスは、左右どちらからでも開き便利に使える。
-
12/20リアシート形状は他のグレードと共通だが、「フレアレッド」と呼ばれる「Lテックス」を用いた表皮カラーは「ES300h“Fスポーツ”」専用となる。つまりESで赤い内装を発見したら、そのクルマが“Fスポーツ”だと分かる。
-
13/20荷室は443リッターの容量を持つ。開口部や荷室内部のトリム形状を工夫したことにより、9.5インチのゴルフバッグが4個収納できるようになっているという。長尺物を積み込める、トランクスルーも採用している。試乗車は、挟み込み防止機能付きのハンズフリーパワートランクリッドを装備していた。
-
14/20車重は1720kgと発表されている。カタログ上では“バージョンL”と“Fスポーツ”の車重には、10kgの差がある(“バージョンL”のほうが重い)が、実際に走行して体感可能なほどの差は生じない。
-
15/20「LFA」譲りとトヨタが言うメーターのデザイン。スイッチ操作で中央部分に位置するアナログデザインのメーター(写真)が右にスライドし、各種インフォメーションを表示するディスプレイの面積が広がる。
-
16/20「ES」の他グレードが7インチの液晶メーターを採用するのに対して、“Fスポーツ”では8インチサイズとなる。選ばれた走行モードによって、アナログデザインを持つメーター部分のカラーリングが変更される。写真は中央メーター部を右にスライドさせたところ。
-
17/20「ES」では、全グレードにプリクラッシュセーフティー(昼夜歩行者・昼間自転車検知機能付き)、レーントレーシングアシスト機能、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)、ロードサインアシストなどの機能を持つ「レクサスセーフティーシステム+」と呼ばれるADASを採用。ただし、現行市販車最高レベルの安全装備が全グレードで標準採用とはなっておらず、“Fスポーツ”では、ブラインドスポットモニターやパーキングサポートブレーキなど一部の機能がセットオプションとされている。
-
18/20レクサスES300h“Fスポーツ”
-
19/20「F SPORT」のエンブレムをフロントフェンダーに装着する。
-
20/20レクサスを示すL字型のクリアランスランプ(ホワイト)とターンシグナルランプ(オレンジ)をワンユニットに収めた3眼フルLEDライトを採用する。

櫻井 健一
webCG編集。漫画『サーキットの狼』が巻き起こしたスーパーカーブームをリアルタイムで体験。『湾岸ミッドナイト』で愛車のカスタマイズにのめり込み、『頭文字D』で走りに目覚める。当時愛読していたチューニングカー雑誌の編集者を志すが、なぜか輸入車専門誌の編集者を経て、2018年よりwebCG編集部に在籍。
レクサス ES の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】 2025.9.19 プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。
-
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】 2025.9.17 最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。
-
トヨタ・ハリアーZ“レザーパッケージ・ナイトシェード”(4WD/CVT)【試乗記】 2025.9.16 人気SUVの「トヨタ・ハリアー」が改良でさらなる進化を遂げた。そもそも人気なのにライバル車との差を広げようというのだから、その貪欲さにはまことに頭が下がる思いだ。それはともかく特別仕様車「Z“レザーパッケージ・ナイトシェード”」を試す。
-
BMW M235 xDriveグランクーペ(4WD/7AT)【試乗記】 2025.9.15 フルモデルチェンジによってF74の開発コードを得た新型「BMW 2シリーズ グランクーペ」。ラインナップのなかでハイパフォーマンスモデルに位置づけられる「M235 xDrive」を郊外に連れ出し、アップデートされた第2世代の仕上がりと、その走りを確かめた。
-
スズキ・アルト ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.13 「スズキ・アルト」のマイナーチェンジモデルが登場。前後のバンパーデザインなどの目に見える部分はもちろんのこと、見えないところも大きく変えてくるのが最新のスズキ流アップデートだ。最上級グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
新着記事
-
NEW
ランボルギーニ・ウルスSE(前編)
2025.9.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「ランボルギーニ・ウルスSE」に試乗。時代の要請を受け、ブランド史上最大のヒットモデルをプラグインハイブリッド車に仕立て直した最新モデルだ。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT ABS(6AT)【レビュー】
2025.9.20試乗記日本のモーターサイクルのなかでも、屈指のハイテクマシンである「ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT」に試乗。高度な運転支援システムに、電子制御トランスミッション「Y-AMT」まで備えた先進のスポーツツアラーは、ライダーを旅へといざなう一台に仕上がっていた。 -
あの多田哲哉の自動車放談――ポルシェ911カレラGTS編
2025.9.19webCG Moviesトヨタ在籍時から、「ポルシェ911」には敬意を持って接してきたというエンジニアの多田哲哉さん。では、ハイブリッド化した911にどんなことを思ったか? 試乗した印象を存分に語ってもらった。 -
メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ
2025.9.19画像・写真2025年9月19日に国内での受注が始まった「メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ」は、販売台数5台限定、価格は5700万円という高級サルーン。その特別仕立ての外装・内装を写真で紹介する。 -
「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」…… メイド・イン・チャイナの日本車は日本に来るのか?
2025.9.19デイリーコラム中国でふたたび攻勢に出る日本の自動車メーカーだが、「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」と、その主役は開発、部品調達、製造のすべてが中国で行われる車種だ。驚きのコストパフォーマンスを誇るこれらのモデルが、日本に来ることはあるのだろうか? -
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.9.19試乗記プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。