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2/19“日本車のビンテージイヤー”と言われる1989年に登場した「ユーノス・ロードスター」。軽快な走りが魅力のコンパクトなオープンカーである。
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3/19「ユーノス・ロードスター」のベアシャシー。ロードスターは安価なモデルだったが、走りにこだわるマツダは専用のFRプラットフォームを用意した。
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4/19エンジンは直4 DOHC。当初の排気量は1.6リッターだったが、後に1.8リッターに拡大された。
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5/191955年に登場した「MGA」。戦前型モデルのシャシーに流麗なボディーを架装したもので、英国だけでなく米国でも人気を博した。(写真=Newspress)
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6/19そのユニークなデザインから、英国では“Frog eye”、日本では“カニ目”の愛称で親しまれている「オースチン・ヒーレー・スプライト」。(写真=Newspress)
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7/191960年代から1970年代にかけて活躍した「MGB」。パワフルな直6エンジンやV8エンジンを搭載したモデルも販売された。(写真=Newspress)
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8/191962年に登場した2代目「ダットサン・フェアレディ」。より低重心な車両設計や高出力エンジンの採用などにより、初代より大幅にスポーツカーとしての魅力を増していた。
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9/19オープンカーは、不出来なソフトトップによる快適性の低さに加え、事故の際の安全性の低さから、次第に敬遠されるようになる。それでもポルシェなどは「911」にロールオーバーバーを設けた「タルガ」を設定し、オープンエアドライブの心地よさを提供し続けた。
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10/19初代「ロードスター」は、1989年2月に行われたシカゴオートショーで「MX-5ミアータ」というモデル名で世界初公開された。
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11/19「ロードスター」は2016年4月に累計生産100万台を達成。100万台目の個体は世界各地を巡回し、ボディーにはびっしりとファンのサインが書き込まれた。
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12/19マツダによる「ロードスター」の成功は、国内外にあまたのフォロワーを生んだ。写真は1995年に登場した「BMW Z3」。
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13/19オープンカーには軽量コンパクトなモデルはもちろん、豪華な大型モデルも存在する。写真は1953年型「キャデラック・エルドラド コンバーチブル」。
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14/191955~1963年に生産された「メルセデス・ベンツ190SL」。ハイパフォーマンスカー「300SL」をモチーフとしたデザインのボディーを、より汎用的な設計のシャシーに架装したもので、今日に続く「SL」シリーズの基を築いた。
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15/191996年に登場した初代「メルセデス・ベンツSLK」には、リトラクタブルハードトップが採用されていた。
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16/19「プジョー206CC」は、Bセグメントコンパクト「206」に設定された4座のオープントップモデルである。
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17/19世界で初めてリトラクタブルハードトップを採用したのはプジョーとされている。写真は1934年に登場した「301エクリプス」。
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18/191992年に登場した「ホンダCR-Xデルソル」にもスライド式の電動ハードトップが採用されていたが、市場には受け入れられなかった。
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19/19世界で最も生産された2人乗りの小型オープンスポーツカーとして、ギネスブックに認定されている「マツダ・ロードスター」にも、今日ではリトラクタブルハードトップのモデルが設定されている。

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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