-
1/16
-
2/16巨大な直3エンジンを搭載する“メガクルーザー”として「トライアンフ・ロケット3」がデビューしたのは2004年。2019年7月に世界初公開された現行型は2代目のモデルにあたり、2294ccだった排気量は2458㏄まで拡大された。
-
3/16ハイドロフォーミングによるヘダースの造形が美しい、巨大な直列3気筒エンジン。排気量アップによる高出力化に加え、18kgの軽量化も実現している。
-
4/16エンジンが異様なまでの存在感を放つサイドビュー。従来モデルより40kgの軽量化を実現しているというが、それでも装備重量は318kgに達する。
-
5/16初代から受け継がれる丸目2灯のヘッドランプ。現行型ではウインカーやナンバープレートライトも含め、灯火類はすべてLEDとなっている。
-
トライアンフ の中古車webCG中古車検索
-
6/16シート高は773mmと低めで、足つき性は良好。米国では、アルミニウム製パッセンジャーバックレストを備えるなど、ツーリング性能を高めた「ロケット3 GT」もラインナップされている。
-
7/16ブラッシュ仕上げのヒートシールドとエンドキャップが目を引くマフラー。右側2本、左側1本の3本出しで、スロットルを開けると深みのあるトリプルサウンドを放つ。
-
8/16車両の骨格には、マスの最適化も考慮して設計された新開発のアルミニウムフレームを採用。巨大なエンジンもストレスメンバーとして使用することで、軽量化を実現している。
-
9/16メーターの代わりに備わるフルカラーTFTディスプレイ。表示のレイアウトは2種類から選択可能で、視認性を高めるための角度調整機能も備わる。
-
10/16ライディングモードには「スポーツ」「ロード」「レイン」にカスタマイズモードの「ライダー」を加えた4種類を用意。走行中でも切り替えが可能で、スロットルマップとトラクションコントロールの制御が変化する。
-
11/16ブレーキディスクは前がφ320mmのダブルディスク、後ろがφ300mmのシングルディスク。前後ともにブレンボ製の4ピストンモノブロックキャリパーが組み合わされる。
-
12/16サスペンションは前後ともにショーワ製で、前がφ47mmのアジャスタブル倒立フォーク、後ろがピギーバックタイプのモノショック。コンプレッションとリバウンドの調整機構に加え、リアサスペンションには油圧式のリモートプリロードアジャスターが備わる。
-
13/16少しだけ見栄を張った「2500cc」のバッジと、マシニング加工が施されたフィンが目を引くエンジン。ディテールに見る精巧なつくり込みは、トライアンフならではの魅力だ。
-
14/16タイヤサイズは前が150/80R17、後ろが240/50R16で、同車専用設計の「エイボン・コブラクローム」を装着。リアタイヤはプロペラシャフトを内包する片持ちのスイングアームで保持される。
-
15/16ボディーサイズの弊害を感じさせないハンドリングのよさも「ロケット3 R」の魅力。トライアンフは同車について、クルーザーではなく「究極の高性能ロードスター」と表現している。
-
16/16トライアンフ・ロケット3 R

伊丹 孝裕
モーターサイクルジャーナリスト。二輪専門誌の編集長を務めた後、フリーランスとして独立。マン島TTレースや鈴鹿8時間耐久レース、パイクスピークヒルクライムなど、世界各地の名だたるレースやモータスポーツに参戦。その経験を生かしたバイクの批評を得意とする。
トライアンフ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル(FF/7AT)【試乗記】 2025.9.8 「MINIコンバーチブル」に「ジョンクーパーワークス」が登場。4人が乗れる小さなボディーにハイパワーエンジンを搭載。おまけ(ではないが)に屋根まで開く、まさに全部入りの豪華モデルだ。頭上に夏の終わりの空気を感じつつ、その仕上がりを試した。
-
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】 2025.9.6 空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。
-
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】 2025.9.4 24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。
-
ランボルギーニ・ウルスSE(4WD/8AT)【試乗記】 2025.9.3 ランボルギーニのスーパーSUV「ウルス」が「ウルスSE」へと進化。お化粧直しされたボディーの内部には、新設計のプラグインハイブリッドパワートレインが積まれているのだ。システム最高出力800PSの一端を味わってみた。
-
ダイハツ・ムーヴX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.2 ダイハツ伝統の軽ハイトワゴン「ムーヴ」が、およそ10年ぶりにフルモデルチェンジ。スライドドアの採用が話題となっている新型だが、魅力はそれだけではなかった。約2年の空白期間を経て、全く新しいコンセプトのもとに登場した7代目の仕上がりを報告する。
新着記事
-
NEW
トヨタ・カローラ クロスZ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.9.10試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジモデルが登場。一目で分かるのはデザイン変更だが、真に注目すべきはその乗り味の進化だ。特に初期型オーナーは「まさかここまで」と驚くに違いない。最上級グレード「Z」の4WDモデルを試す。 -
NEW
「日産GT-R」が生産終了 18年のモデルライフを支えた“人の力”
2025.9.10デイリーコラム2025年8月26日に「日産GT-R」の最後の一台が栃木工場を後にした。圧倒的な速さや独自のメカニズム、デビュー当初の異例の低価格など、18年ものモデルライフでありながら、話題には事欠かなかった。GT-Rを支えた人々の物語をお届けする。 -
NEW
第84回:ステランティスの3兄弟を総括する(その2) ―「フィアット600」からにじみ出るデザイナーの苦悩―
2025.9.10カーデザイン曼荼羅ステランティスの未来を担う、SUV 3兄弟のデザインを大総括! 2回目のお題は「フィアット600」である。共通プラットフォームをベースに、超人気車種「500」の顔をくっつけた同車だが、その仕上がりに、有識者はデザイナーの苦悩を感じ取ったのだった……。 -
スポーツカーの駆動方式はFRがベスト? FFや4WDではダメなのか?
2025.9.9あの多田哲哉のクルマQ&Aスポーツカーの話となると「やっぱりFR車に限る」と語るクルマ好きは多い。なぜそう考えられるのか? FFや4WDでは満足が得られないのか? 「86」や「GRスープラ」の生みの親である多田哲哉さんに聞いた。 -
ホンダ・レブル250 SエディションE-Clutch(6MT)【レビュー】
2025.9.9試乗記クラッチ操作はバイクにお任せ! ホンダ自慢の「E-Clutch」を搭載した「レブル250」に試乗。和製クルーザーの不動の人気モデルは、先進の自動クラッチシステムを得て、どんなマシンに進化したのか? まさに「鬼に金棒」な一台の走りを報告する。 -
MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル(FF/7AT)【試乗記】
2025.9.8試乗記「MINIコンバーチブル」に「ジョンクーパーワークス」が登場。4人が乗れる小さなボディーにハイパワーエンジンを搭載。おまけ(ではないが)に屋根まで開く、まさに全部入りの豪華モデルだ。頭上に夏の終わりの空気を感じつつ、その仕上がりを試した。