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2/19ジョルジェット・ジウジアーロ(1938-)
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3/19イタリアのトリノに位置するイタルデザインの本社。過去に100以上のショーカー、300以上の量産モデルのデザインを手がけてきた、世界的なデザイン会社である。
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4/19自動車以外にもさまざまな製品のデザインを手がけてきたジウジアーロ。日本ではニコンのカメラなどが有名で、特に2007年に発売された「ニコンD3」は、2009年に世界的な工業製品デザイン賞「iFプロダクトデザイン賞」を受賞している。
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5/19ダンテ・ジアコーザは長年にわたりフィアットの商品開発を主導してきた希代のエンジニアであり、数々の大衆車を世に送り出した。
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6/191960~1970年代にかけて活躍した「アルファ・ロメオ・ジュリア」。「スプリント」はその4シータークーペモデルで、優雅なスタイリングで人気を博した。
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7/191963年に発表された「シボレー・コルベア テスチュード」。「シボレー・コルベア」をベースにベルトーネが独自のボディーを架装したもので、チーフデザイナーだったジウジアーロがデザインを担当した。(写真:Newspress)
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8/19ジウジアーロは日本メーカーのクルマのデザインにも数多く携わっていた。写真はマツダ初のプレミアムカーとして1966年に登場した初代「ルーチェ」。
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9/19カロッツェリア・ギアに移籍してからも、ジウジアーロは精力的にクルマのデザインを続けた。写真は1966年に登場した「デ・トマソ・マングスタ」。(写真:Newspress)
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10/19美しいスタイリングで人気を博した「いすゞ117クーペ」。カロッツェリア・ギア時代のジウジアーロの作である。
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11/19イタルデザインの本社屋(上)と、同社がデザインを手がけたモデル群(下)。
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12/191968年に発表された「ビッザリーニ・マンタ」。ビッザリーニのレースカーのシャシーに独自のボディーを架装したもので、中央に運転席を持つ3座のシートレイアウトを持っていた。
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13/19ユニークなスタイリングが特徴の4代目「スズキ・キャリイ バン」。商業的に大きな成功は収められなかったが、同車をきっかけにイタルデザインはスズキと良好な関係を築いた。
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14/191971年に登場した「アルファ・ロメオ・アルファスッド」。アルファ・ロメオ初のFF車で、工場の新設に伴う雇用創出という国策を担っていた。
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15/19エッジの効いたシャープなスタイリングが特徴の「ロータス・エスプリ」。1976年に販売が開始された。
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16/19初代「フォルクスワーゲン・ゴルフ」とジウジアーロ。ゴルフは合理的なパッケージングにより、その後の小型大衆車の方向性を決定づけた。
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17/19フィアットの新しいベーシックカーとして登場した初代「パンダ」。空間効率とデザイン性を両立したスタイリングは、エンジニアリングにも精通したジウジアーロだからこそなせる業だった。
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18/191979年のジュネーブショーで発表された「アッソ・ディ・フィオーリ」は、その後も「いすゞX」と名を変え、複数のカーショーに姿を現した。1981年には、ほぼそのままの形で市販モデル「ピアッツァ」が登場している。
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19/192015年にイタルデザインの名誉会長職を辞したジウジアーロは、息子のファブリツィオとともに新会社のGFGスタイルを設立。今日も精力的に活動を続けている。

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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