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1/16フルEVの「フィアット500 3+1」。右側に後席アクセス用ドアを持つ。3+1はイタリア語で「tre piu uno」と発音する。メーカー自身は触れていないが、2004年のコンセプトカー「trepiuno(トレピューノ)」を想起させる。
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2/16「フィアット500 3+1」。全長は2020年6月に発表された3ドア版と同一の3610mmである。
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3/16マツダの「フリースタイルドア」と同様、後席を開けるには、先に前席をオープンする必要がある。
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4/16「500 3+1」はフィアット500史上初めて後部ドアを持つクルマとなった。ドアが1枚増えたことによる重量増は、わずか30kgにとどまっている。
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5/16駆動用バッテリーの容量は42kWhで、モーターの最高出力は118HP。満充電からの航続可能距離はWLTPモードで320km。イタリア国内における税込み価格は3万1900ユーロ(約394万円)から。環境対策車の優遇制度適用対象なので、実際の支払額はもっと安くなる。
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6/16同じリアヒンジということで、「500 3+1」の後部ドアデザインにあたっては、1957年登場の500のドアをイメージしたという。
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7/16シトロエン2CV
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8/16ルノー4
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9/16「フィアット600」。2018年にジーリオ島にて。
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10/16オリジナルの2ドアを改造して4ドアの利便性を追求した例もある。「フィアット600」をベースに当時同社のスペイン法人だったセアトが製造した「セアト600 4ドア」。
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11/16「アルファ・ロメオ156」の後部ドアのオープナーは、サッシュの中に隠されていた。
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12/162019年のジュネーブモーターショーで公開された「アルファ・ロメオ・トナーレ コンセプト」も後部ドアのノブが隠されている。
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13/16ピニンファリーナによる1957年のワンオフモデル「フロリダII」。
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14/16「ピニンファリーナ・フロリダII」のドアを開けたところ。
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15/16「フィアット500」(写真左)と「ランチア・イプシロン」(同右)。
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16/16最大のマーケットであるイタリアのユーザーは「500 3+1」のドアにどのような反応を示すだろうか。

大矢 アキオ
コラムニスト/イタリア文化コメンテーター。音大でヴァイオリンを専攻、大学院で芸術学を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナ在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストやデザイン誌等に執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、22年間にわたってリポーターを務めている。『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(二玄社)、『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。最新刊は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。
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