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2/15「R18」は2020年4月に正式発表されたばかりの、BMWの最新モデル。クラシックなデザインは、1936年登場の「R5」をはじめとした、往年のBMW製モーターサイクルをモチーフにしているという。
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3/15今回の試乗車は導入記念モデルの「ファーストエディション」。専用のエンブレムやレタリング、クロームパーツ、2本のピンストライプなどが特徴だ。
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4/15メーターはクラシックな単眼式で、エンジン回転数などの情報はモノクロのディスプレイに表示。下部に描かれた「BERLIN BUILT」の文字が、出自を主張している。
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5/151802ccもの排気量を持つ水平対向2気筒エンジン。動弁機構はプッシュロッドとロッカーアームでカムを駆動するOHV 4バルブ(1気筒あたり)で、2000-4000rpmの回転域で、常に150N・m以上の大トルクを発生する。
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6/15味わい深いサウンドを聴かせる、クラシカルなフィッシュテールマフラー。駆動伝達は古式ゆかしきオープンタイプのユニバーサルシャフトドライブで、走行中にはタイヤと共にシャフトが回転するさまが見られる(ライダーからは見えないが)。
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7/15クラシックな意匠に反して、最新のBMW車らしく電子装備は充実。3つのモードを備えたライディングモードセレクターに加え、スタビリティーコントロール(解除可能)、エンジンドラッグトルクコントロールなども備わっている。
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8/15ブレーキローターは前のダブルディスク、後ろのシングルディスクともにφ300mmという大きさで、いずれも4ピストンのラジアルマウントキャリパーとの組み合わせだ。
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9/15「ファーストエディション」には、取り回しに便利なリバースアシストや、坂道発進をアシストするヒルスタートコントロール、LEDヘッドライト、コーナリング時にハンドルを切った先の路面を照らすアダプティブヘッドライトなどが装備される。
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10/15シート高は690mmで、当然ながら足つき性は良好。時折、リアサスペンションから鋭い突き上げがあるのが玉にきずだ。
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11/15車両骨格はダブルループ鋼管フレームを採用。リアのスイングアームを、まるでフレームの一部であるかのようにデザインするなど、クラシックなイメージを守るべく細心の注意が払われている。
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12/15ボディーから大きく突き出した、多数のフィンが切られた巨大なシリンダー。そこはかとなく、航空機用の空冷レシプロエンジンを思わせる。
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13/15リアフェンダーを飾るBMWのエンブレム。「R18」は航空機産業を出自とするBMWの歴史を感じさせるライドフィールの持ち主だった。
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14/15BMW R18ファーストエディション
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後藤 武
ライター/エディター。航空誌『シュナイダー』や二輪専門誌『CLUBMAN』『2ストマガジン』などの編集長を経てフリーランスに。エアロバティックスパイロットだった経験を生かしてエアレースの解説なども担当。二輪旧車、V8、複葉機をこよなく愛す。
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