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2/25「ポルシェ911」シリーズのトップパフォーマンスモデルと位置づけられる「911ターボS」。今回は、そのオープントップバージョン「911ターボSカブリオレ」に試乗した。
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3/25新型「911ターボSカブリオレ」は従来のサイドエアインテークではなく、リアウイング前方のリアリッド経由で吸気を行う。この変更により大幅な出力向上を果たしている。
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4/25フードを上げて目に入るのは冷却用のファンのみ。エンジン本体は直接は見られない。
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5/25オプションの「911ターボSエクスクルーシブデザインホイール」。フロント(写真)が20インチでリアが21インチと、前後で外径が異なる。
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6/25「911ターボSカブリオレ」は、大型のターボとピエゾインジェクターを備える3.8リッター水平対向6気筒エンジンを搭載。最高出力は650PSに達する。
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7/25「911」の伝統ともいえる、ヘッドレスト一体型のシート。よりスポーティーなデザインが採用された写真のスポーツシートはオプション扱いとなる。
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8/25水平基調のインストゥルメントパネルは、往年の「911」のイメージを反映したもの。内装はクラシカルな要素を生かしつつ現代的にデザインされている。
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9/25トランスミッションは8段AT(PDK)のみ。シフト操作はバイワイヤ式でシフトレバーもやや小ぶり。
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10/25新型「911ターボSカブリオレ」の0-100km/h加速タイムは2.7秒。330km/hという最高速とともに、クーペモデルの値との差はない。
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11/25「911ターボSカブリオレ」は4輪操舵システムを装備。低速時には前輪と後輪が逆位相に、高速時やスポーツドライビングの際は同位相にステアする。
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12/25走行モードのセレクターはステアリングホイールのセンター右下にレイアウトされる。切り替えによる接地感の違いは如実に体感できる。
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13/252人掛けのリアシート。背もたれを前方に倒せば、フラットなラゲッジスペース(容量163リッター)が得られる。
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14/25後方からの風の巻き込みを防ぐウインドディフレクター。電動式で使い勝手に優れるが、使用時は後席への着座が不可となる。
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15/25ソフトトップのルーフは、50km/h以下であれば走行中でも開閉できる。オープン/クローズの所要時間はともに約12秒となっている。リモートでの操作も可能。
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16/25大きなロワグリルを持つフロントまわり。さらに下に見えるチンスポイラーは3分割の可動式で、走行モードに合わせて展開・格納される。
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17/25センターに機械式タコメーターを配したメーターパネル。その左右両側は液晶画面になっており、表示する情報を切り替えられる。
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18/25最新の「911」はコネクテッド機能も充実している。スマートフォンとのリンクはもちろん、インターネットを介してさまざまな情報にアクセスできる。タッチスクリーンのサイズは10.9インチ。
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19/25フロントのボンネット下には、深さのあるラゲッジスペースが用意される。容量は128リッター。
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20/25ボディーカラーは全16色で、オーダーによるカスタムカラーも別途用意される。ソフトトップは写真のレッドを含む全6色が選べる。
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21/25ポルシェ911ターボSカブリオレ
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22/25安全装備の充実も、新型「ポルシェ911ターボSカブリオレ」のセリングポイントのひとつ。緊急自動ブレーキシステムや車線逸脱防止機能、夜間のアシスト機能のほか、サラウンドビューカメラなども標準装備される。
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23/25走行モードはウエット、ノーマル、スポーツ、スポーツ+、インディビジュアルの全5種類。モニターに見られるように、リアスポイラーの高さはスイッチ操作で調節できる。
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24/25試乗車はスポーティーな排気音を演出する「スポーツエキゾーストシステム」を装着。ブラックで塗られたテールパイプもこのオプションに含まれる。
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25/25「911ターボSカブリオレ」の国内価格は、クーペモデルよりも288万円高の3180万円。現行型「911」シリーズの中で、最も高価なプライスタグを付ける。

島下 泰久
モータージャーナリスト。乗って、書いて、最近ではしゃべる機会も激増中。『間違いだらけのクルマ選び』(草思社)、『クルマの未来で日本はどう戦うのか?』(星海社)など著書多数。YouTubeチャンネル『RIDE NOW』主宰。所有(する不動)車は「ホンダ・ビート」「スバル・サンバー」など。
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