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1/21「ピニンファリーナ・テオレマ」。VR技術による同社初の100%バーチャルコンセプトカーだ。
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2/21全長5400mm、全高1400mmのボディーは、「メルセデス・ベンツSクラス」(同5180mmと1505mm)よりも長く低い。
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3/21インテリアのスケッチから。
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4/21リラックスできるシート形状が模索されている。
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5/21両側面ドアを廃したことにより、室内にパッドを広く長くとることが可能になった。
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6/21エクステリアのイメージスケッチから。3つのエレメントで構成しようとした意図が伝わってくる。
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7/21初めにインテリアありきだったが、確実に自動車としての躍動感を与えようとしている。
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8/21このようにキャノピー後部が上昇するとともに、ルーフの一部が後退する。
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9/21乗員は後部から乗車し、あたかも旅客機の通路のように中央のフロアを通る。
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10/21「レストモード」にした場合、室内の側面がバックレスト代わりになる。
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11/21「テオレマ」の最終レンダリング図。
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12/21ハイテク感とともに、ピニンファリーナ伝統の上品さも的確に表現している。
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13/21フロントから取り入れた空気は整流・加速され、ブレーキを冷却するとともに、両サイド/フロントウィンドウを通って後方に向かう。
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14/21空力性能の強化には、数値流体力学解析(CFD)が駆使されている。
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15/21「オートノミーモード」の車内イメージ。インテリジェントグラスには、前方の山の名前と標高、そして天気が投影されている。
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16/21「ドライブモード」時の室内。
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17/21「ドライブモード」時に使用するステアリングはグリップ式。左右からせり出すアイデアだ。
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18/21「レストモード」時の室内の様子。
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19/21EV用プラットフォームにはベントラー・エレクトリック・ドライブシステム製を使うことが想定されている。
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20/21シート支持は一見壁面から生えたステーによるカンチレバー式かと思ったが、実は前後2点で床からしっかりと支えている。多彩なシートアレンジを可能にするには、このほうが現実的なのだろう。
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21/21ピニンファリーナのチーフクリエイティブオフィサー、ケビン・ライス氏。AIや5Gなどの最新技術を統合することで「クルマに乗って旅をするという生活の喜びを人々に取り戻したいと考えています」と語る。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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