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2/20「マクラーレン765LTスパイダー」は、2020年3月にデビューした高性能ミドシップスポーツ「765LT」のオープントップバージョン。2021年7月に日本導入と、4950万円の車両本体価格がアナウンスされた。
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3/20「765LTスパイダー」のリアエンドに装備される、可動式の「アクティブリアウイング」。車両の前後部を延長するだけでなく、ボディーの各パートと協調した空力的キャリブレーションが「LT」を名乗るゆえん。アクティブリアウイングはブレーキング時に自動で立ち上がり、エアブレーキとしても作動する。
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4/20「765LTスパイダー」は全世界765台の限定生産モデルだが、今回試乗した車両はマクラーレンが所有するデモカーで、その限定数にはカウントされていない。コックピット左サイドに備わるシリアルプレートには「000」と刻まれていた。
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5/20「765LTスパイダー」のサイドビュー。レーシングマシンの開発ノウハウを用いて空力特性に磨きがかけられており、ベースとなった「720S」よりもダウンフォース/ドラッグ比(L/D=空力効率)が、約20%向上しているという。ボディーサイズは、クーペの「765LT」と変わらず全長×全幅×全高=4600×1930×1193mm、ホイールベースは2670mmとなる。
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6/20マクラーレンのロードカーに用いられるカーボンモノコックタブは、「765LTスパイダー」専用に開発された「モノケージII-S」。リアセクションの形状が、「クーペ」用の「モノケージII」と異なっているという。
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7/20最高出力765PS、最大トルク800N・mを発生する4リッターV8ツインターボをリアミドに搭載。リアフードは他のマクラーレン車と同じく固定されている。リトラクタブルルーフが収まるトノカバーはフラットな形状で、トップの開閉状況にかかわらず、いわゆるトンネルバックスタイルにデザインされている。
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8/20コックピットのデザインはクーペの「765LT」と基本的に共通。トップとリアウィンドウの開閉スイッチは、センターコンソールにあるカップホルダーの手前に配置されている。
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9/20今回の試乗車両がまとっていた外板色は「アンビットブルー」。「エクステリアエリートペイント」と呼ばれるオプションカラーとしてラインナップされている。
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10/20カーボンファイバー製となるリトラクタブルハードトップの開閉に要する時間はそれぞれ11秒。車速が50km/h以下であれば走行中でも作動できる。試乗車には、スイッチ操作でトップの透明度が変わるオプションの「エレクトロクロミックルーフ」が備わっていた。
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11/20今回の試乗車は、フロント:9J×19、リア:11J×20インチサイズの「10スポークスーパーライトウェイトホイール」に、同245/35ZR19、同305/30ZR20サイズの「ピレリPゼロ トロフェオR」タイヤが組み合わされていた。
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12/20メーターパネルには「720S」などと同じく、可動式の「フォールディングドライバーディスプレイ」が採用される。写真は通常のフルディスプレイモードで、表示情報を任意で切り替えることができる。
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13/20エンジン回転計や速度計、選択されているギアなど必要最小限の情報のみが表示されるスリムディスプレイモード。サーキット走行など、運転に集中したい場面などでの使用が奨励されている。
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14/20マクラーレンのロードカーでおなじみのディヘドラルドアを「765LTスパイダー」も継承する。フロントノーズにフィットする前部ナンバープレートの台座は、グロスブラックのカーボン製。日本仕様のオプションアイテムとして用意されている。
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15/20マクラーレンのロードカーに共通する、走行中のエアロダイナミクスに配慮した上方排気システムを採用。「765LTスパイダー」では、4本出しのオールチタン製スポーツエキゾーストシステムが組み込まれている。
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16/20カーボンシェル構造で軽量化が図られたバケットシート。試乗車では、ドアトリムやダッシュボードなどと同じ「ブラック&ミッドナイトブルーアルカンターラ」の表皮で仕立てられていた。
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17/20「765LTスパイダー」の車重は、オプションを装着しない状態で1388kg(DIN値)。これは「720Sスパイダー」より80kg軽く、「765LT」に対して49kg増しとなる数値である。
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18/20マクラーレン765LTスパイダー
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渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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