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2/24BMW最新のBEVである「iX」。全長5m、全幅2mに迫る大型のクロスオーバーモデルで、動力性能や走行可能距離に応じて「xDrive40」「xDrive50」の2グレードが用意される。
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3/24「iX」には「アトリエ」「スイート」「ロフト」の3種類のインテリアが用意されており、試乗車には、各所にオリーブの抽出液でなめしたレザーを用いたスイートが採用されていた。
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4/24オプションのラウンジパッケージを選択すると、前席にはドライビングポジションのメモリー機能や、マッサージ機能、ベンチレーション機能などが装備される。
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5/24ボディーの各所に軽量・高剛性なカーボン素材を採用した「iX」。ドアやテールゲートを開けると、ボディーの縁にカーボンパネルの精緻な模様が現れる。
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6/24BEVなので、フロントの巨大な“キドニーグリル”はダミー。ボンネットの下には前輪駆動用のパワートレインや、ウオッシャータンク、ADAS用のセンサーなどが搭載されており、他のBEVに見られるようなフロントトランクは設けられていない。
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7/24ダッシュボード上段に備わる14.9インチのディスプレイ。カーナビゲーションやインフォテインメントシステム、空調のコントローラー、ドライブモードの設定切り替えと、さまざまな機能がここに集約されている。
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8/24巨大なボディーサイズに加え、パワートレインがかさばらないBEVということもあって、車内は広々。後席にも十分なスペースがあり、また床面もフラットになっている。
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9/24荷室容量は5人乗車時で500リッター、後席をたたんだ状態で1750リッター。マフラーなどがない関係で、床下には深さのある2段構造のサブトランクが設けられている。
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10/242.5tを超える重量級のモデルでありながら、0-100km/h加速は4.6秒と高い動力性能を誇る「iX xDrive50」。一充電走行可能距離は、WLTCモードで650kmとされている。
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11/24センターコンソールはフローティング式で、下には収納スペースを配置。シフトセレクターなどのコントローラーには、いずれもカット加工の施されたクリスタルが使用されている。
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12/2412.3インチの液晶メーターパネル。ステアリングスイッチの操作により、走行情報やカーナビゲーションの道案内など、さまざまな情報を表示することができる。
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13/24足元の仕様は21インチのアルミホイールと255/50R21サイズのタイヤの組み合わせが標準。試乗車に装備された22インチホールと275/40R22サイズのタイヤはオプション装備となる。
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14/24センターコンソールに備わるタッチ式のコントロールパネル。「MY MODES」とは走行モードの切り替え機構で、カスタマイズモードの「パーソナル」と「スポーツ」「エフィシエント」の3つのモードが用意される。
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15/24「スポーツ」モードについては、パワートレインやステアリング機構、サスペンションの制御に加え、前席のサポートの張り出し具合なども任意で調整できる。
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16/24充実した装備はBMWの上級モデルならでは。オプションで出力1615Wのオーディオアンプと30基のスピーカーを備えた「Bowers&Wilkins ダイヤモンドサラウンドサウンドシステム」も用意される。
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17/24運転支援システムにはBMWのなかでも最新の「ドライビングアシストプロフェッショナル」を採用。現状、日本に導入される車両には「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」は搭載されていないが、準備が整い次第、同システムを搭載した車両も導入されるという。
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18/24オプションの「ファーストクラスパッケージ」に備わるスカイラウンジパノラマガラスサンルーフ。サンシェードは備わらないが、スイッチひとつでガラスを不透明にできる。
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19/24バッテリーは最大11kWの普通充電と、最大150kWの急速充電に対応しているというが、現時点では日本国内に出力150kWの急速充電器はほとんど存在していない。充電インフラの拡充が待たれる。
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20/24動力性能や快適性の高さなどはもちろん、電装品の使用による航続距離の低下の少なさや、大電力の急速充電への対応など、実用面においてもEVとしての高い資質を示した「iX」。欧州におけるBEVのパイオニア、BMWならではの知見が感じられるクルマに仕上がっていた。
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21/24BMW iX xDrive50
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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