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1/15ヤマハが開発した電動スクーター「E01」。2022年夏に開始される、個人およびビジネスユーザーによる実証実験に提供される。
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2/15「E01」は「NMAX」の車両骨格をベースに開発。マフラーがなく、またスイングアームにエンジンなどが備わらないため、リアの足まわりは非常にスマートに見える。
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3/15モーターには軽量・コンパクトな空冷式の永久磁石埋め込み型同期電動機を採用。ベルトを介して後輪を駆動する。
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4/15「E01」の試乗会は、千葉県野田市の公園駐車場に設けられた、特設コースで行われた。
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5/15会場に展示された、ヤマハの歴代電動二輪モデル。ヤマハでは1991年から電動車の開発が進められてきた。
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6/15スムーズで力強い加速が魅力の電動スクーターだが、航続距離の短さは相変わらずのネック。「E01」それは104km(60km/h定地性能)だが、「NMAX」は300kmを優に超える。
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7/15制動装置には四輪の電動車と同じく、摩擦ブレーキと回生ブレーキの両方を採用。制動時の操縦安定性を重視し、回生効率より操作性のよさを重視した設定となっている。
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8/15ヤマハは、短距離移動用のモデルでは脱着バッテリー式、より長い距離を走るモデルでは固定バッテリー式の電動二輪が主流となるとみている。
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9/15「E01」の特徴と実証実験の目的を語る、ヤマハ発動機GB統括部イノベーショングループの野村 靖氏。電動二輪に対する顧客ニーズと、それにこたえられる機能バランスの把握、インフラの知見獲得を目的としているという。
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10/15会場にズラリと並べられた「E01」。日本での第1次実証実験は2022年7月~9月を予定しており、同年11月以降の第2次実証実験の実施も考えられている。
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11/15シート下に搭載可能なポータブル充電器。100V電源を使い、約14時間でバッテリーを満充電にできる。
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12/1513万円で提供される急速充電器。プラグの形といい「4.9kWhのバッテリーを1時間で90%まで充電可能」という出力といい、なじみのない充電器だと思っていたら、電動バイクの普及が進む台湾の規格のものだった。
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13/15液晶メーター左上の、GPSのインジケーターに注目。実証実験では車両の使用状態などがLTE回線を介してヤマハに送られ、今後の電動二輪開発に生かされる。
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14/15今回試乗した「E01」は「このまま市販化してもいいのでは?」というほどの出来栄えだった。電子制御も充実しており、トラクションコントロールや走行モードの切り替え機構などの機能が搭載されている。
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15/15次世代を担う電動二輪モデルの開発へ向け、グローバルでの施策をスタートしたヤマハ。実証実験の結果を生かし、魅力的なモデルを創出していってほしい。

青木 禎之
15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。諸行無常の響きあり。主に「女性とクルマ」をテーマにした写真を手がけています。『webCG』ではライターとして、山野哲也さんの記事の取りまとめをさせていただいております。感謝。
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