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1/15今年で誕生40周年を迎える日産のコンパクトカー「マーチ」。4代目にあたる現行型はタイでつくられていたが、2022年8月いっぱいで生産を終了。その歴史に幕を下ろすこととなった。
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2/151981年の第24回東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「NX-018」。初代「マーチ」の原型となったモデルである。
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3/15初代「マーチ」は1982年に登場。1991年まで9年にわたり現役で活躍した。
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4/15バブル期に販売された初代「マーチ」には「ターボ」、競技向けの「R」、そして「スーパーターボ」と、さまざまなスポーツモデルが設定された。写真は1985年に登場したターボ。
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5/151985年型「マーチ ターボ」のインストゥルメントパネルまわり。ステアリングホイールには「MA10E-T」「TURBO」の文字とエンジン性能曲線図が、誇らしげに書かれていた。
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6/151984年には「マーチ」によるワンメイクレースも開幕。気軽に挑戦できる本格的なモータースポーツとして、2020年まで開催され続けた。写真は1986年2月21日のレースのもの。
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7/15軽量コンパクトな「マーチ」は国内外のラリーでも活躍。サファリラリーでは1988年(写真)に10位、1989年に12位完走を果たしている。
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8/151992年に登場した2代目「マーチ」。デザインのよさと優れたパッケージが特徴で、日欧双方で高い評価を獲得。モデル末期まで人気を保ち続けた。
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9/153代目「マーチ」は、日産とルノーが共同開発した「Bプラットフォーム」を骨格に採用。過去のモデルのように豊富なバリエーションは用意されなかったが、オーテックの手になるスポーツモデル「12SR」(写真)や「15SR-A」が人気を博した。
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10/152007年に登場した、電動ハードトップ付きのオープンモデル「マイクラC+C」。生産は英サンダーランドで、1500台が限定販売された。
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11/15『happiness MICRA C+C STYLE BOOK』(写真:鈴木真人)
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12/15生産拠点がタイとなった5代目「マーチ」。経済性を前面に打ち出したモデルで、デビュー当時はクラストップの燃費性能を実現していた。
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13/152016年に登場した5代目「マイクラ」。世界最大のハッチバック市場である欧州をターゲットに開発されたモデルで、日本へは導入されなかった。
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14/15日産の新世代製品群の目玉として、2005年に登場した「ノート」。空間効率に優れたコンパクトモデルで、「マーチ」に代わってメーカーの屋台骨を支える存在となった。
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15/15日産が欧州市場への投入を発表した新型コンパクトEV。現行「マイクラ」(日本名「マーチ」)の後継モデルとされているが、同車が日本にも導入されるのか、その際にどのような車名を名乗るのかは明らかにされていない。

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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