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1/10排気量のダウンサイジングが進む四輪の世界では、高効率ターボ搭載車はすっかりメジャーな存在になっている。写真は2022年10月に発売された「メルセデスAMG SL43」のエンジンルーム。大型の高級オープンスポーツカーにも、ついに2リッター直4ターボエンジンが採用された。
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2/10「メルセデスAMG SL43」のエンジンには“電動ターボ”が装着されている。これはF1由来の技術で、ターボと同軸上に配置された電気モーターが直接ターボを駆動、アイドリングスピードから全回転域にわたってエンジンのレスポンスを向上させる。
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3/101981年に発売された、ホンダのターボ付きバイク「CX500ターボ」。500cc(正確には496cc)のVツインエンジンにIHI製のターボを組み合わせていた。
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4/102013年の東京モーターショーに出展されたスズキのコンセプトモデル「リカ―ジョン」。2気筒のターボエンジンを搭載するスポーツバイクで、「ビッグバイクの走りとミドルバイクの扱いやすさ、経済性を両立させる」とうたわれていた。
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5/10ターボ以外の過給機を使ったバイクもある。2014年にデビューした、クローズドコース専用の高性能バイク「カワサキ・ニンジャH2R」は、1リッターの直4エンジンにスーパーチャージャーを組み合わせ、最高出力310PS(ラムエア過給時は同326PS)を発生。車両重量は216kgと公表されている。
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6/10特許や実用新案が照会できる「特許情報プラットフォーム」のウェブサイト(写真)によれば、ヤマハはすでに次世代ターボ車の特許申請を済ませている。図によれば、直列3気筒エンジンとの組み合わせが想定されているらしい。
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7/10同じく、ヤマハのターボ車に関する資料に見られるエンジンのイメージ。図の80番がターボである。
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8/10「ヤマハXJ650ターボ」(1982年)は、キャブレターと過給機を組み合わせていたのが特徴。ターボは三菱重工製のものが採用されていた。
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9/101980年代にスズキが世に送り出したのが「XN85」。車名にあるとおり最高出力85PSを発生した。同時代のライバルと同様、車体には大きく「TURBO」ロゴが描かれている。
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10/101984年に現れた「カワサキ750ターボ」は、ストレートに「世界最強のターボモデル」を目指した一台。当時のフラッグシップ「GPz1100」に迫るパフォーマンスを発揮した。

宮崎 正行
1971年生まれのライター/エディター。『MOTO NAVI』『NAVI CARS』『BICYCLE NAVI』編集部を経てフリーランスに。いろんな国のいろんな娘とお付き合いしたくて2〜3年に1回のペースでクルマを乗り換えるも、バイクはなぜかずーっと同じ空冷4発ナナハンと単気筒250に乗り続ける。本音を言えば雑誌は原稿を書くよりも編集する方が好き。あとシングルスピードの自転車とスティールパンと大盛りが好き。
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