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2/20「ベントレー・コンチネンタルGTマリナー」は、ベントレーのビスポーク部門であるマリナーが設計や製造を担当するコンチネンタルGTのスペシャルバージョン。2020年9月に英国で発表され、同年10月に日本導入がアナウンスされた。
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3/20「コンチネンタルGTマリナー」には、V8とW12の「クーペ」、さらにそれぞれのオープントップ仕様「コンバーチブル」の全4モデルが設定されている。今回は車両本体価格が3710万円のV8クーペモデルに試乗した。
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4/20マリナーのルーツとなるH.J.マリナーは、かつてロールス・ロイスの架装を手がけ、英国随一のコーチビルダーとして名をはせた。現在はベントレーの社内コーチビルダーとなり、2020年に“コーチビルド”と“クラシック”、そして“コレクション”の3つの事業を展開するという新しいビジョンを発表した。
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5/20左右に配置された楕円(だえん)形のリアコンビランプは3代目「コンチネンタルGT」の特徴のひとつで、SUV「ベンテイガ」にも共通する意匠。今回の試乗車は「ドラゴンレッドII」と呼ばれる車体カラーをまとっていた。
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6/20最新の「コンチネンタルGT」には、フォルクスワーゲン グループ内の高級後輪駆動車用のプラットフォーム「MSB」が採用されている。ボディーの剛性アップと、先代比で20%の軽量化を両立しているという。
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7/20フロントマスクでは、新生マリナーを象徴するためにデザインされた「ダブルダイヤモンドグリル」が目を引く。これは内装に用いられるベントレー特有のキルティングパターン「ダブル・イン・ダイヤモンド」をモチーフにしており、熟練した職人によってつくられているという。
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8/20タングステンとポリッシュのコンビネーション仕上げとなる22インチのホイールには、回転しても直立した状態を維持する「フローティングセルフレベリングホイールバッジ」が備わる。試乗車は前275/35ZR22、後ろ315/30ZR22サイズの「ピレリPゼロ」タイヤを組み合わせていた。
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9/20電動開閉式のトランクリッドが備わる荷室の容量は358リッター。長尺物を収容できるスキートンネルも採用されている。
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10/20マリナーの仕立てによって特別感が演出された「コンチネンタルGTマリナーV8」のサイドビュー。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4880×1965×1400mm、ホイールベースは2850mm、車重は2200kgと発表されている。
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11/20レッド系の「ホットスパー」にブラックのウォールナットパネルを組み合わされたインテリア。センターコンソールにはダイヤモンドを表現したという「ダイヤモンド・ミルド・テクニカルフィニッシュ」のアルミパネルが採用される。
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12/20ダイヤモンドのモチーフ1個あたりに712本のステッチが入れられた「ダブル・イン・ダイヤモンド」と呼ばれる上質なキルティング表皮が目を引くフロントシート。ヒーターやベンチレーション、マッサージ機能も備わっている。
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13/20リアシートは左右が独立した2人掛け。座面間のスライドカバーの下にドリンクホルダーやUSB/12Vソケットが配置されている。フロントシートと同じく「ダブル・イン・ダイヤモンド」のシート表皮が特徴だ。
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14/20車体後端には可動式のリアウイングを装備。速度に応じて自動でライズアップするほか、スイッチ操作によって任意で展開/格納が行える。
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15/20低負荷時に4気筒を休止するシリンダー休止システムが組み込まれた最高出力550PS/5750-6000rpm、最大トルク770N・m/2000-4500rpmの4リッターV8ツインターボエンジンを搭載する。
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16/20センターコンソールに組み込まれる12.3インチサイズのタッチ式センターディスプレイで、車両の各種設定が簡単に変更できる。写真は運転支援システムや車高の設定画面。
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17/20センターコンソールが回転し、ウッドパネル/ナビ画面/アナログ3連メーターの各パネルが切り替えられる「ローテーションディスプレイ」を装備。アナログメーターは左から外気温時計、方位計、ストップウオッチの順で配置される。
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18/20「コンチネンタルGTマリナーV8」のパフォーマンスは、0-100km/h加速が4.0秒、0-160km/h加速が8.1秒、最高速度が318km/hと発表されている。
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19/20ベントレー・コンチネンタルGTマリナーV8
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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