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2/232021年2月に世界初公開された「マクラーレン・アルトゥーラ」。シャシーもパワートレインも完全新開発の次世代モデルであると同時に、同社の量販モデルとして初のPHEVとなる。
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3/23インテリアの造形は機能性を重視したシンプルなもの。標準仕様に加え、スポーティーな「パフォーマンス」、ラグジュアリーな「テックラックス」、アバンギャルドな「ヴィジョン」と、全4種類のコーディネートが用意され、それぞれトリムやカラーバリエーションの設定が異なる。
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4/23過去のモデルと同様、雑みのない操舵感を重視してステアリングホイールからは一切のスイッチ類を排除。液晶メーターはステアリングのチルト機構と連動して上下し、常に高い視認性を実現する。
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5/23電動パワートレインの搭載による重量増を抑えるべく、車体全体で軽量化を徹底。乾燥重量は1410kg、DIN走行可能重量も1498kg(フルード+燃料90%)に抑えられている。
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6/23軽さや、ミドシップのスーパースポーツに特有のシート位置からの操作性など、機能性を追求して考案されたディヘドラルドア。「アルトゥーラ」ではよりボディーに沿って開閉するよう、設計が変更された。
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7/23軽さと最適なホールド性を追求したクラブスポーツシートは、オプションで用意される6点式ハーネスにも対応。これとは別に、ヒーター付きのスポーツシートやコンフォートシートも用意されている。
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8/23パワーユニットはバンク角120°の3リッターV6ツインターボガソリンエンジンと、8段DCT、電動モーターの組み合わせ。各コンポーネントにおいて、既存のモデルより軽量化や小型化、高効率化が図られている。
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9/23車両骨格は、カーボンファイバー製モノコックの前後に、アルミのサブフレームを組み付けたもの。ボディーシェルもカーボンファイバーとスーパーフォームドアルミニウムパネルの組み合わせとなる。
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10/23電動走行の「アルトゥーラ」の静けさは印象的なほど。エンジン始動時のサウンドや振動も、上質なものとなっている。
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11/23走行モードは、コーナリング特性とパワートレイン制御を個別に調整するタイプで、前者には「コンフォート」「スポーツ」「トラック」の3種類、後者には「Eモード」「コンフォート」「スポーツ」「トラック」の4種類の制御を用意。切り替えは、ともにメーターパネルのサテライトスイッチで行う。
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12/23タイヤには専用設計の「ピレリPゼロ コルサ」を採用。カーボンセラミックディスクが標準装備されるブレーキには、電動走行時にも操作フィールが変わらないよう、専用設計のブレーキブースターと電動バキュームポンプが装備される。ちなみに「アルトゥーラ」には、「フェラーリ296GTB」などとは異なり回生ブレーキは備わっていない。
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13/23リアの中央から突き出た2本のマフラー。似たような形式のエンジンを搭載する「マクラーレン・アルトゥーラ」と「フェラーリ296GTB」だが、アルトゥーラのエンジン/エキゾーストサウンドは、やや低音でビート感が残るものとなっており、これはこれで心地よく、刺激的に感じられた。
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14/23ドライブトレインではマクラーレン初となる「e-Diff」(電子制御デファレンシャル)の採用もトピック。同機構はトランスミッションに内蔵され、状況に応じて左右後輪間の駆動力配分を最適に可変制御する。
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15/23動力性能については、0-100km/h加速:3.0秒、0-200km/h加速:8.3秒、0-300km/h加速:21.5秒、最高速:330km/hと公称。ストッピングパワーも強力で、200km/hから126m、100km/hから31mの制動距離で停止するとされる。
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16/23走行用バッテリーの容量は7.4kWhで、電気のみで最大31kmの距離を(WLTPモード)、上限速度130km/hで走行可能。約2時間半で0%から80%まで充電できるという。
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17/23フロントに備わる容量160リッターのトランクルーム。リアには積載スペースはなく、あとはキャビン内の収納スペースに荷物を置くこととなる。
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18/23さまざまなメーカーが掲げる「意のままの走り」という標語。それを非常に高いレベルで実現しているのがマクラーレンの製品群に通じる特徴だ。この運転体験そのものが、マクラーレンというブランドのアイコンなのだろう。
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19/23マクラーレン・アルトゥーラ
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堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
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