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1/122022年9月2日に発売された新型「ホンダ・シビック タイプR」に首都高で試乗。1カ月の生産キャパシティーは約400台とのことだが、なんと注文が殺到し4年先の納車分まで売り切れたそうだ。現在は受注停止になっているので、試乗できるだけでもありがたい。
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2/12試乗当日の夜、わが家にやってきた「シビック タイプR」は、タイプRのイメージカラーでもある「チャンピオンシップホワイト」に塗られていた。ボンネットにデカい日の丸をつけたら猛烈に似合いそうだ。
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3/12おっさん殺しの端正なスポーツセダン(正確にはハッチバック)である11代目「シビック」をベースに開発された新型の「タイプR」は、とても上品でカッコいい。リアスポイラーは理性的な形状で、後方視界もバッチリだ。
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4/12新型「シビック タイプR」の価格は499万7300円。ボディーカラーは写真の「チャンピオンシップホワイト」を含め全5種類が設定される。
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5/12最高出力330PS/6500rpm、最大トルク420N・m/2600-4000rpmの2リッター直4直噴ターボエンジンは、自然吸気エンジン「VTEC」のように回る。トランスミッションはカーマニアが泣いて喜ぶ6段MTのみの設定だ。
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6/12
首都高の都心環状線を行く「シビック タイプR」。ドライビングモードを「コンフォート」から「スポーツ」へ、そして「+R]モードに変更すると足まわりはどんどんハードになるが、じゃじゃ馬感は全然ない。その完成度の高さには舌を巻く。
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7/126代目「シビック タイプR」は、見た目も走りも大人そのもの。もはや聖人君子と言ってもいい。公道では刺激が少ないので、だったら「シビックe:HEV」のほうが楽しいかもしれない。
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8/12スポーティーに仕立てられた「シビック タイプR」のコックピット。ドライブモードセレクターの操作スイッチはセンターコンソールに配置され、「コンフォート」と「スポーツ」はシルバーのツマミで切り替え、「+R」はその上の専用ボタンで選択できる。
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9/12夜の辰巳PAでアメリカから来た26歳のカーガイに出会った。ロサンゼルス在住の青年(写真左)で、愛車は子供のころからの憧れだったという初代「マツダMX-5ミアータ」。走り屋のバイブル的漫画『頭文字D』の聖地巡礼のため、ひとりで日本を訪れたのだそう。
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10/12「今日はこのクルマでハルナ(榛名)とアカギ(赤城)に行って、最後にワンガン(首都高)に来ました」と語ったアメリカの青年。乗っていたのは3代目「シビック タイプR」のレンタカー(写真右)で、千葉の「おもしろレンタカー」で借りたという。
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11/12今回試乗した新型「シビック タイプR」と、レンタカーの3代目シビック タイプR(写真奥)とのツーショット。こんなふうにさまざまな出会いや発見があるから、夜の首都高・辰巳PA詣ではやめられない。
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12/12レンタカーの「シビック タイプR」で、初めて日本の道をドライブしたというアメリカの青年(写真右)。彼は「右ハンドルのMTや左側通行は苦戦しつつもなんとかなりましたが、日本語の標識や看板が読めなくて苦労しました。Google Mapだけが頼りです」と笑う。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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